目的

このドキュメントには、このリリースのOracle Smart View for Officeに関する重要な最新情報が記載されています。Smart Viewをインストールする前に、このReadmeをよくお読みください。

変更内容の送信なしでの計算の実行(オンザフライ計算)

適用対象: PlanningPlanningモジュールフリーフォーム

PlanningPlanningモジュールまたはフリーフォーム・ビジネス・プロセスと同様に、Oracle Smart View for Officeでは、アド・ホック分析中に変更内容をデータベースに送信することなくオンザフライ計算を実行できます。

Smart Viewで、「Planningアド・ホック」リボンにある「メンバー式の挿入」オプションを使用して、グリッド上にある式の場所を確認します。セルの左上にある緑色三角形が、式セルを示します。式セルを選択すると、メンバー式とともにメンバー名および算術演算子が含まれたツールチップが表示されます。

データ・セルに値を入力するか既存の値を変更して、式付きのセルが即座に計算された値でリフレッシュされることを確認してください。計算された値を確認するために、変更内容をデータベースに送信する必要はありません。データの変更をすべて完了して計算内容に納得してから、変更した値をデータベースに送信できます。また、更新した値を送信することなく終了することもできます。

Smart ViewとWebアプリケーションでオンザフライ計算を有効にするには:

  • 管理者 — 「アプリケーション設定」「アド・ホックのユーザー式の有効化」「はい」に設定します。

  • ユーザー — Webの「ユーザー・プリファレンス」「表示」ページで、「アド・ホックのユーザー式の有効化」「はい」に設定します。このユーザー・プリファレンス設定は、アプリケーション設定を上書きします。

ノート:

オンザフライ計算には、PlanningPlanningモジュールまたはフリーフォーム22.03以降が必要です。

オンザフライ計算を使用すると、変更内容を送信することなくアド・ホック・グリッド内の複数の計算をすぐに実行して結果を確認できます。詳細は、次を参照してください:

コアSmart Viewでのレポートのサポート

Oracle Enterprise Performance Management CloudプラットフォームのレポートをWebからExcel (完全フォーマット)にエクスポートできるようになりました。また、レポート(完全フォーマットおよびアド・ホック)をOracle Smart View for OfficeのExcelにインポートすると、POVの変更やレポート・データのリフレッシュを必要に応じて実行できます。

完全フォーマットレポートとしてレポートをインポートすると、次の操作を実行できます。

  • プロンプトへの応答と編集

    レポートにプロンプトが含まれている場合は、インポート時にプロンプトに応答します。プロンプトは後から編集できます。また、Excelでレポートをリフレッシュできます。

  • 必要に応じて、POVを変更して、レポート・データをリフレッシュします

  • レポートからアド・ホック・グリッドを生成し、データ分析の目的でさらにアド・ホック操作を実行します

完全フォーマット済のレポートとしてSmart Viewにレポートをインポートすると、リフレッシュ可能なレポートを簡単に利用できるようになります。このレポートは保存もできます。

アド・ホック問合せとしてレポートをインポートすると、使用可能なアド・ホック操作(ズーム、ピボット、メンバー選択など)を実行できます。

Smart Viewでのレポート操作の詳細は、『Oracle Smart View for Officeユーザーズ・ガイド』EPM Cloudプラットフォームのレポートに関する章を参照してください。

Smart ViewからEPM CloudへのOfficeドキュメントの保存

適用対象: PlanningPlanningモジュールFinancial Consolidation and CloseTax Reporting

Oracle Smart View for Officeでは、EPM CloudライブラリにMicrosoft Officeドキュメント(Word、ExcelおよびPowerPointのファイル)を保存できるようになりました。この操作には、「Smart View」リボンの新しいオプション「保存」および「名前を付けて保存」を使用します。

ノート:

以前は、「保存」および「名前を付けて保存」の機能は、Narrative Reportingビジネス・プロセスにログインしているときに、Narrative Reportingでのみ使用可能でした。

ユーザーは、電子メールによる送信や内部的な場所への保存によって、Officeドキュメントを共有することがよくあります。EPM Cloudライブラリにファイルを保存することで、中央の場所にファイルを保存するための新しい選択肢が得られ、別のユーザーとのドキュメントの共有が簡単になります。ライブラリから保存されたファイルをダウンロードすることもできます。

EPM Cloudライブラリにフォルダを作成すると、ドキュメントを整理できます。フォルダは、WebアプリケーションまたはSmart Viewパネルのツリー構造で、「ドキュメント」ノードに作成できます。

Smart Viewパネル「ドキュメント」ノードにOfficeドキュメントを保存して、そのノードのフォルダとファイルを表示するには、サポートされているOracle Enterprise Performance Management Cloudビジネス・プロセスに接続する必要があります。EPM Cloudビジネス・プロセスに接続していない場合は、「保存」または「名前を付けて保存」のオプションを使用するときにサインインするように求められます。

Word、ExcelまたはPowerPointファイルはいずれも、EPM Cloudライブラリに保存できます。ファイルには、EPM Cloudビジネス・プロセスからのSmart Viewコンテンツが含まれている必要はありません。

ノート:

EPM CloudライブラリにOfficeドキュメントを保存する機能は、Smart Viewのデフォルトで有効化されています。

この機能は、事前定義されている「サービス管理者」または「パワー・ユーザー」の役割を持つユーザーがデフォルトで使用できるようになっています。役割の割当ての詳細は、Oracle Enterprise Performance Management Cloud管理者のためのスタート・ガイドユーザーと役割の管理に関する項を参照してください。

Narrative Reportingのユーザーには、Narrative Reportingビジネス・プロセスにOfficeドキュメントを保存する際の役割の要件はありません。

サービス管理者は、EPM CloudにOfficeドキュメントを保存するためのアクセス権を削除できます。そうするには、Smart Viewproperties.xmlファイルでenableLibraryプロパティを0に設定します。このファイルは、デフォルトではC:\Oracle\SmartView\cfgにあります。

前述の「適用対象」に示したEPM Cloudビジネス・プロセスのいずれかで、Smart View「保存」および「名前を付けて保存」オプションを使用する際の詳細は、『Oracle Smart View for Officeユーザーズ・ガイド』EPM CloudへのOfficeドキュメントの保存に関する項を参照してください。

Narrative ReportingユーザーとしてNarrative Reportingビジネス・プロセスにOfficeドキュメントを保存する際の詳細は、『Oracle Smart View for Officeユーザーズ・ガイド』Smart ViewでのNarrative ReportingのEPM CloudへのOfficeドキュメントの保存に関する項を参照してください。

列で柔軟なディメンションをサポートするようになったフレックス・フォーム

適用対象: PlanningPlanningモジュールFinancial Consolidation and CloseTax Reporting

フレックス・フォームでは、行に加えて列でも柔軟なディメンションがサポートされるようになりました。

これまでは、柔軟なディメンションは行ディメンションでのみサポートされていました。

EPM Cloud 21.12以降のWebインタフェースでフォームを定義しているときに、管理者が「レイアウト」タブの「Smart Viewオプション」にあるオプションの「行のフレックス・フォームの有効化」「列のフレックス・フォームの有効化」選択すると、フレックス・フォーム固有の機能が有効になります。フレックス・フォームごとに、どちらかのオプションまたは両方のオプションを選択できます。

フレックス・フォームは、フォームにアタッチされたビジネス・ルール(Groovyルールを含む)の実行、スマート・プッシュ、右クリックのアクション・メニューなどのフォームの利点とExcelのネイティブ機能(切取り、コピー、貼付け、ソート、フィルタなど)を組み合せて、フォームに存在しないメンバーの組合せを操作する柔軟性をユーザーに提供します。フレックス・フォームを使用すると、行および列のメンバーの再配置と、行および列のソートまたは移動ができます。フレックス・フォームをアド・ホック・モードで開き、アド・ホック分析を使用してグリッド・レイアウトを変更し、データを送信することもできます。

ノート:

フレックス・フォームは、Oracle Smart View for Officeでのみ使用され、Oracle Enterprise Performance Management Cloud Webインタフェースでは使用されません。

フレックス・フォームとしてフォームを使用できるようにして、列に柔軟なディメンションを設定するには、フォームの定義時にサービス管理者がEPM Cloud Webインタフェースから次のタスクを実行します。

  • 「レイアウト」タブの「Smart Viewオプション」で、「行のフレックス・フォームの有効化」「列のフレックス・フォームの有効化」のチェック・ボックスを必要に応じて選択します。これらのオプションは、両方またはどちらかを選択できます。

  • オプションとして、「ディメンション・プロパティ」で、個別の行または列に対してフォーム定義を超えるフレックスのオプションを必要に応じて有効にします。このオプションを行または列ディメンションに対して有効にすると、Smart Viewユーザーは、フォーム定義の一部として含まれていない行または列メンバーをフレックス・フォームに追加できます。

詳細は、次を参照してください:

「タスク・リスト」からのフレックス・フォームのオープン

適用対象: PlanningPlanningモジュールFinancial Consolidation and CloseTax Reporting

フレックス・フォームは、タスク・リストからフレックス・フォームとして開けるようになりました。これまで、タスク・リストから開いたフレックス・フォームは標準フォームとして開かれていました。

詳細は、『Oracle Smart View for Officeユーザーズ・ガイド』フレックス・フォームに関する項を参照してください。

EPM CloudおよびOracle Hyperion Planningで利用可能なメンバー情報

適用対象: PlanningPlanningモジュールFinancial Consolidation and CloseTax ReportingOracle Hyperion Planning

Oracle Enterprise Performance Management CloudまたはOracle Hyperion Planningデータ・プロバイダからのメンバーに関する詳細な情報を表示できるようになりました。これまで、この機能はOracle EssbaseおよびOracle Hyperion Financial Managementでのみ使用可能でした。

メンバー・セルを選択して、プロバイダのアド・ホック・リボン(たとえば、「Planningアド・ホック」リボン)で「セル情報」をクリックします。「メンバー情報」ダイアログ・ボックスには、選択したメンバーのプロパティに応じて詳細を表示できます。この詳細は各種のタブにグループ化されます。たとえば、「情報」「別名」「属性」「式」「コメント」「ユーザー定義属性」などにグループ化されます。

ノート:

  • 選択したメンバーに該当するタブのみが表示されます。
  • メンバー情報はメンバー・セルについてのみ表示されます。Essbaseとは異なり、データ・セルについては表示されません。

詳細は、『Oracle Smart View for Officeユーザー・ガイド』メンバー情報に関する項を参照してください。

新しいSmart View関数のメッセージ

Oracle Smart View for Officeの関数(HsGetValueやHsSetValueなど)を使用するときに、ビジネス・プロセスまたはサーバーにアプリケーション・レベルでのみ接続していると、「キューブが選択されていません」という新しいメッセージが表示されます。ユーザーは作業を続行するためにキューブに接続する必要があります。

以前のリリースでは、メッセージが表示されることはなく、Smart Viewは繰り返し接続を確立しようとします。

このメッセージは、アプリケーション・レベルでのみ接続しているときに、すべてのSmart View関数に表示されます。ただし、HsGetSheetInfoおよびHsGetConnectionInfoは除きます。

ノート:

Oracle Hyperion Financial Management: アプリケーション・レベルの接続でSmart Viewの関数を引き続き使用できます。

『Oracle Smart View for Officeユーザーズ・ガイド』関数の章を参照してください。

Smart Viewの複数キューブ・フリーフォーム・アプリケーション作成用の新しいテンプレート

22.03以降では、新しいExcelテンプレート・ワークブックのPlanningApplicationTemplate_FreeForm.xlsxを使用すると、Oracle Smart View for Officeから、EPM Cloudのフリーフォーム・ビジネス・プロセス用の複数キューブ・アプリケーションを作成できます。

フリーフォーム・アプリケーションは、標準アプリケーションのディメンション要件に制約されません。フリーフォーム・アプリエーションには、最大12個のASOキューブとBSOキューブの組合せを含めることができます。フリーフォーム・アプリケーション作成テンプレートには、スタータのサンプル・ディメンションが用意されています。このディメンションは、フリーフォーム・アプリケーションのキューブとディメンションを作成するために変更または削除できます。

新しい複数キューブのフリーフォーム・テンプレートは、単一キューブのフリーフォームASOまたはBSOアプリケーションのみが作成可能な以前に利用していた2つのテンプレートに置き換わるものです。

ビジネス・プロセスの「設定およびアクション」から、「ダウンロード」を選択して「アプリケーション・テンプレートのダウンロード」をクリックすることで、新しいフリーフォーム・テンプレートが含まれているテンプレートの完全なセットを入手します。ダウンロードするzipファイルには、次のテンプレートが含まれています。

  • PlanningApplicationTemplate_FreeForm.xlsxフリーフォーム・アプリケーションを作成します

  • PlanningApplicationTemplate.xlsxPlanningアプリケーションを作成します

  • PlanningApplicationTemplate_epbcs.xlsxPlanningモジュール・アプリケーションを作成します

  • PlanningApplicationTemplate_sample.xlsxPlanningサンプル・アプリケーションSampleを作成します

Smart ViewPlanningApplicationTemplate_FreeForm.xlsxテンプレートを開いて、要件に応じてシートを変更します。

新しいダウンロード可能なフリーフォーム・テンプレート・ワークブックを使用すると、Smart Viewで、ASOとBSOのキューブが含まれている複数キューブ・アプリケーションを簡単に作成、モデル化および管理できます。

詳細は、次を参照してください:

フォームベースのアド・ホック・グリッドの新しい抑制オプション

適用対象: Financial Consolidation and CloseフリーフォームPlanningPlanningモジュールTax Reporting

新しいフォーム・オプション「グリッドのプロパティ」「アド・ホックでのフォーム抑制の削除」により、Oracle Smart View for Officeユーザーは、フォーム定義で行と列の抑制オプションが選択されているフォームでアド・ホックを実行できます。

設計者は、フォームの定義時に行または列の抑制オプション(「欠落データの抑制 - 行」「欠落データの抑制 - 列」または「欠落ブロックの抑制」など)を選択できます。これらのオプションが選択されている場合、Smart Viewユーザーは欠落データを含むフォームを開いて、フォーム・レイアウトを引き続き表示できます。ただし、Smart Viewユーザーがフォームをアド・ホック・グリッドとして開こうとしたときにそのようなデータ欠落がある場合、グリッドに行または列が表示されず、エラーが表示されます。

フォームの設計時に新しい「アド・ホックでのフォーム抑制の削除」オプションを選択すると、Smart Viewユーザーは抑制オプションが指定されているフォームでアド・ホック分析を引き続き実行できます。フォームに欠落データがある場合、列または行の基本ディメンション・メンバーはSmart Viewのアド・ホック・グリッドに表示されます。これにより、フォーム設計で抑制オプションが有効になっていた場合でも、Smart Viewユーザーは、フォームでアド・ホック分析を継続できます。

Smart Viewでは、「アド・ホックでのフォーム抑制の削除」オプションによって、Smart Viewの「オプション」ダイアログの「データ・オプション」タブで設定した抑制オプションは上書きされないことに注意してください。フォームに対して「アド・ホックでのフォーム抑制の削除」オプションが有効になっている場合に、フォームでアド・ホック分析を実行するとエラーが表示される場合は、Smart Viewで抑制オプションをクリアします。

フォーム設計でのこのオプションの設定の詳細は、ビジネス・プロセスの管理ガイドでフォームの管理に関するトピックを参照してください。たとえば、PlanningおよびPlanningモジュールの場合は、Planningの管理フォームのグリッド・プロパティの設定を参照してください。

PlanningおよびPlanningモジュールでサポートされるようになったSmart Viewのタスク・マネージャ拡張機能

EPM Cloud PlanningおよびPlanningモジュールのビジネス・プロセスでは、タスク・マネージャ拡張機能がサポートされるようになりました。

Oracle Smart View for Officeのタスク・マネージャ拡張機能では、タスク・マネージャ・データの管理をExcelインタフェース内から実行できます。タスク・マネージャは、ビジネス・プロセスの相互依存アクティビティを定義、実行およびレポートするのに役立ちます。

以前は、タスク・マネージャ拡張機能は、Financial Consolidation and CloseおよびTax Reportingでのみサポートされていました。

次の2つの方法のいずれかで、Smart Viewのタスク・マネージャ拡張機能をインストールします。

  • ビジネス・プロセスの「ダウンロード」ページから、SVEXTファイルを一時フォルダにダウンロードしてダブルクリックします。

  • Smart View「オプション」ダイアログの「拡張機能」タブの「更新、新規インストールおよびアンインストールのチェック」機能を使用して、プランニング管理拡張機能を自動的に検出してインストールします。

インストールしたら、Smart Viewを起動し、次のプライベート接続構文を使用してビジネス・プロセスに接続します。

https://serviceURL/HyperionPlanning/cm/svp

次に、割り当てられたタスク・マネージャ・タスクをSmart Viewで実行します。

詳細は、次を参照してください。

EPMブック22.05拡張機能の更新

適用対象: Financial Consolidation and CloseフリーフォームNarrative ReportingPlanningPlanningモジュールTax Reporting

Oracle Smart View for Office用に更新されたEPMブック拡張機能が、ダウンロードしてインストールできるようになりました。この更新には、一般的な改善および不具合修正が含まれています。

EPMブック22.04拡張機能の更新

適用対象: Financial Consolidation and Close、フリーフォーム、Narrative Reporting、Planning, Planningモジュール、Tax Reporting

Oracle Smart View for Office用に更新されたEPMブック拡張機能が、ダウンロードしてインストールできるようになりました。この更新には、一般的な改善および不具合修正が含まれています。

別名が表示されるようになったブック拡張機能の「POVの選択」ダイアログ

適用対象: Financial Consolidation and Close、フリーフォーム、Narrative Reporting、Planning, Planningモジュール、Tax Reporting

EPMブック拡張機能では、POVの変更時に「POVの選択」ダイアログの選択リストに別名が表示されるようになりました。

ブックのインポート時にPOVを変更するか、ブックのインポート後にPOVを変更するかにかかわらず、レポート内のディメンションに別名が指定されている場合は、「POVの選択」ダイアログのドロップダウン選択リストにメンバーの別名が表示されます。

詳細と例は、『Oracle Smart View for Officeユーザーズ・ガイド』ブックの操作に関する項を参照してください。

EPMブック22.02拡張機能の更新

適用対象: Financial Consolidation and Close、フリーフォーム、Narrative Reporting、Planning, Planningモジュール、Tax Reporting

Oracle Smart View for Office用に更新されたEPMブック拡張機能が、ダウンロードしてインストールできるようになりました。この更新には、一般的な改善および不具合修正が含まれています。

また、この更新には「POVの選択」ダイアログでの別名のサポートも含まれています。「別名が表示されるようになったブック拡張機能の「POVの選択」ダイアログ」を参照してください。

Narrative Reporting 22.06の拡張機能の更新

Oracle Smart View for Office用に更新されたNarrative Reporting拡張機能が、ダウンロードしてインストールできるようになりました。この更新には、Narrative Reportingに接続したときのレポート・コマンドへのアクセスにおける変更と、一般的な改善および不具合修正が含まれています。

次に、様々なSmart Viewバージョン(現在の21.200バージョンと次の22.100バージョン)、Narrative Reporting拡張機能バージョンおよびNarrative Reportingサーバー・バージョンで使用可能な推奨される組合せと機能を示します。

表1-1 レポートのサポートおよびSmart View、Narrative Reporting拡張機能、Narrative Reportingサーバーのバージョン

Smart Viewバージョン Narrative Reporting拡張機能バージョン Narrative Reportingサーバー・バージョン ノート
21.xxx 22.04 22.05/22.06 Narrative Reporting拡張機能22.06では、レポート・インポート機能はSmart View 22.100のSmart Viewリボンに移動されます。Smart View 22.100にアップグレードするまで、22.04の拡張機能を使用することをお薦めします
22.100 22.04 22.05 Smart View 22.100を22.04の拡張機能と22.05のNarrative Reportingサーバーで使用することは、サポートされていない組合せです
22.100

(次のリリース)

22.06 22.06 これは、推奨される組合せです

Narrative Reporting 22.04の拡張機能の更新

Oracle Smart View for Office用に更新されたNarrative Reporting拡張機能が、ダウンロードしてインストールできるようになりました。この更新には、一般的な改善および不具合修正が含まれています。

Smart View「Narrative Reporting」ホームからの「EPMブック」パネルの起動

Oracle Smart View for Office「Narrative Reporting」ホームでは、「EPMブック」パネルにアクセスする新しい「ブック」ショートカットを使用できるようになりました。

Smart ViewのEPMブック拡張機能と、Narrative Reporting拡張機能22.02+をインストールしておく必要があります。そうすることで、「ブック」ショートカットが「Narrative Reporting」ホーム・パネルの最後の項目として表示されます。

「Narrative Reporting」ホームから「ブック」をクリックして、「EPMブック」パネルを起動します。『Oracle Smart View for Officeユーザーズ・ガイド』「Narrative Reporting」ホームの使用に関する項を参照してください。

Narrative Reporting 22.02の拡張機能の更新

Oracle Smart View for Office用に更新されたNarrative Reporting拡張機能が、ダウンロードしてインストールできるようになりました。この更新には、一般的な改善および不具合修正が含まれています。

また、インストール後に接続すると、「Narrative Reporting」ホーム・パネルに「ブック」ショートカットが表示されるようになります。「Smart Viewの「Narrative Reporting」ホームからの「EPMブック」パネルの起動」を参照してください。

インストール情報

このリリースは、次のサイトからダウンロードできます。My Oracle Support:

https://support.oracle.com

最新のSmart Viewリリースのダウンロード・リンクを含むOracle Smart View for Officeに関する情報については、My Oracle Supportのナレッジ記事、Smart Viewサポート・マトリックスおよび互換性に関するFAQ (Doc ID 1923582.1)を参照してください。ナレッジ記事にアクセスするには、My Oracle Supportのユーザー・アカウントが必要です。

ベスト・プラクティスとして、MOSのナレッジ記事Doc ID 1923582.1で、最新のSmart Viewリリースについて定期的に確認してダウンロードすることをお薦めします。

https://support.oracle.com/epmos/faces/DocumentDisplay?id=1923582.1

詳細なインストール手順は、 Oracle Smart View for Officeインストレーションおよび構成ガイド にあります。このガイドは、Oracle Help CenterSmart View 21.200ライブラリで入手できます。

https://docs.oracle.com/en/applications/enterprise-performance-management/index.html

Google Chrome、Mozilla FirefoxおよびMicrosoft Edgeにブラウザ拡張機能が必要です。これらのブラウザ用のSmart Viewの拡張機能のダウンロードおよびインストールに関する情報について、ブラウザ・サポートのトピックを参照してください。

Smart Viewバージョンのサポート

プレミア・サポートの現在の製品に対してOracle Smart View for Officeの現在のリリースと1つ前のリリース(21.200および21.100)をサポートおよび動作保証しています。

Microsoft Windowsオペレーティング・システムおよび.NETのサポート

Oracle Smart View for Office 21.200はWindows 10でサポートされ、これにはMicrosoft .NET Frameworkのサポートされているバージョンが必要です。.NET Framework 4.8以降を使用することをお薦めします。

Microsoft .NET Framework 4.5.2、4.6および4.6.1は、2022年4月26日以降サポートされなくなることに注意してください。詳細は、.NET Framework 4.5.2, 4.6, 4.6.1 will reach End of Support on April 26, 2022を参照してください。

Microsoft Officeのサポート

Microsoft Office 2013、2016および2019

Oracle Smart View for Officeでは、Microsoft Office 2013、2016および2019をサポートしています。

Microsoft Office 365

Windows用のSmart Viewでは、クイック実行を使用してインストールされたOffice 365 ProPlusなど、サポート対象バージョンのMicrosoft Office 365アプリケーションがローカルにインストールされている必要があります。Smart View (Macおよびブラウザ)では、OracleのEPM CloudソリューションおよびWindowsまたはMacシステムのWebブラウザまたはOffice for MacにデプロイされたMicrosoft Office 365の間のインタフェースが提供されます。

詳細は、Smart Viewサポート・マトリックスおよび互換性のFAQ (Doc ID 1923582.1)というタイトルのナレッジ記事を参照してください。

https://support.oracle.com/epmos/faces/DocumentDisplay?id=1923582.1

ブラウザ・アドオン

Oracle Smart View for Officeを使用すると、Oracle Enterprise Performance Management CloudおよびOracle Enterprise Performance Management Systemでサポートされているブラウザベースのアプリケーションを次の方法で対話操作できます。

  • Smart Viewのフォームまたはアドホック・グリッドで開始して、ドリルスルーを使用してブラウザにアプリケーションWebページを起動します

  • Webアプリケーションで開始して、Excel用のSmart Viewにフォームまたはアドホック・グリッドを起動します。

  • Smart Viewの「タスク・リスト」から、タスクをブラウザで開くことができます。

Mozilla Firefox、Google ChromeおよびMicrosoft Edgeには、ドリルスルー、Web起動およびSmart Viewからブラウザでタスクを開くためのSmart Viewアドオンが必要です。

ブラウザ機能拡張のインストール手順については、 Oracle Smart View for Officeインストレーションおよび構成ガイド ブラウザ・アドオンのインストールを参照してください。このガイドは、Oracle Help CenterSmart View 21.200ライブラリで入手できます。

https://docs.oracle.com/en/applications/enterprise-performance-management/index.html

ノート:

Microsoft Internet Explorer: EPM Cloud 20.09更新およびEPM System 11.2.2リリース以降、Internet Explorerユーザーがデフォルトのブラウザとして新しいMicrosoft Edgeに移行することを推奨するMicrosoft社の方針に基づいて、Internet Explorer 11はサポートされなくなりました。オラクル社ではInternet Explorerを使用してEPM CloudおよびEPM Systemをテストすることがなくなるため、現在Internet Explorerで機能している既存の機能は、20.09更新またはリリース11.2.2以降では機能しなくなる可能性があります。詳細は、ブラウザ・バージョン・サポートを参照してください。

すべてのユーザーがサポートされているブラウザに移行することをお薦めします。

ブラウザ・バージョン・サポート

ご使用のプラットフォームおよび製品について、システム要件ドキュメントとサポート対象プラットフォーム・ドキュメントを参照してください。また、その他のブラウザ・サポート要件については固有の製品Readmeを参照してください。

ノート:

2022年6月15日のサポート終了日以降であっても、Microsoft Internet Explorerをアンインストールしないでください。かわりに、Microsoft社のガイドラインに従ってInternet Explorerを安全に無効にすることができます。Internet Explorerブラウザが呼び出される状況では、かわりにEdgeブラウザが起動されます。

Oracle Smart View for Officeでは、Internet Explorerブラウザは特に必要ありません。ただし、Smart Viewが依存するWinInet APIはInternet Explorerに対する依存関係がある可能性があります。Internet Explorerをアンインストールすると、これに依存する他のアプリケーションが正常に動作しなくなる可能性があるため、Microsoft社はInternet Explorerをマシンにインストールしたままにしておくことを推奨しています。また、Microsoft社は、最新のセキュリティ・パッチが利用可能になった都度それに更新することも推奨しています。

Microsoft Edge WebView2のサポート

Oracle Smart View for Officeでは、Microsoft Internet Explorerモジュールを使用して認証ページを表示します。しかし、特定の認証スキームでは、複雑なログイン・シーケンスを処理するためにWebView2などのより新しいコントロールを必要とする場合があります。WebView2を使用するには、Microsoft Edge WebView2 Runtimeを各Smart Viewクライアント・マシンにインストールし、有効にする必要があります。

リリース21.100以降、Smart ViewではWebView2をサポートしています。実行中、Smart Viewでは、マシンにインストールされたMicrosoft Edge WebView2 Runtimeの有無を検出し、WebView2ベースのダイアログを起動してログイン・ページをホストします。

WebView2がSmart Viewクライアント・マシンにインストールされると、「ヘルス・チェック」の「Smart Viewのオプション」セクションで有効にできます(Oracle Smart View for Officeユーザーズ・ガイドシステムのヘルス・チェックの実行を参照)。WebView2は、Smart Viewのproperties.xmlファイル(デフォルトでは、C:\Oracle\SmartView\cfgにあります)を編集して、有効にすることもできます。

管理者: 組織で使用されるログイン・シーケンスの処理にWebView2が必要な場合、Microsoft Edge WebView2 RuntimeがSmart Viewを実行するマシンにインストールされ、有効になっているようにする必要があります。Microsoft Edge WebView2 Runtimeをインストールする場合、Evergreenバージョンの使用をお薦めします。WebView2 バージョン86.0.616.0以降のみ、サポートされています。

インストールされると、修正バージョンがインストールされていないかぎり、MicrosoftによってWebView2更新が一定の頻度で配布されます。管理者は、Microsoft Edge WebView2 RuntimeをダウンロードしてSmart Viewユーザーに配布するために、独自の内部プロシージャを使用できます。次のURLからダウンロードします。

https://docs.microsoft.com/en-us/deployoffice/webview2-install#webview2-runtime-installation

詳細は、WebView2のドキュメントを参照してください。

Smart Viewと仮想環境

仮想環境でのOracle Smart View for Officeは、正式には認証されていません。仮想環境は、公式にはSmart Viewによってサポートされていません。

ノート:

仮想環境は仮想デスクトップ統合(VDI)製品とも呼ばれます。

詳細は、My Oracle Supportのナレッジ記事、サード・パーティの仮想環境でのOracleのHyperion製品のサポート(Doc ID 588303.1)を参照してください。

モバイル・デバイスのサポート

Oracle Smart View for Officeがサポートされているのは、Microsoft Surface Proタブレットのみです。その他のタブレットまたはスマートフォンでは、Smart Viewはサポートされていません。

サポートされている言語

Oracle Smart View for Officeのユーザー・インタフェースでは、次の言語がサポートされています。

言語 言語 言語 言語
アラビア語 フィンランド語 イタリア語 ルーマニア語
中国語(簡体字) フランス語 日本語 ロシア語
中国語(繁体字) フランス語(カナダ) 韓国語 スロバキア語
チェコ語 ドイツ語 ノルウェー語 スペイン語
デンマーク語 ギリシャ語 ポーランド語 スウェーデン語
オランダ語 ヘブライ語 ポルトガル語(ブラジル) タイ語
英語 ハンガリー語 ポルトガル語(ポルトガル) トルコ語

サポートされているこのリリースへのパス

Oracle Smart View for Officeは、次のリリースからリリース21.200にアップグレードできます。

表1-2 サポートされているこのリリースへのパス

アップグレード・パスのリリース: 元

11.1.2.5.xxx

21.200

20.xxx

21.200

21.xxx

21.200

後方互換性

Oracle Smart View for Officeでは、ご使用の環境についてのシステム要件ドキュメントおよびプラットフォーム・サポート・ドキュメントでリストされている製品バージョンがサポートされています。

その他のOracleプラットフォームおよび製品との互換性の情報は、ご使用の環境についてのシステム要件ドキュメントとサポート対象プラットフォーム・ドキュメント、および固有の製品Readmeを参照してください。

このリリースで修正された問題について

この項のトピックには、リリース21.200で修正された不具合が含まれます。以前のリリースで修正された不具合のリストを確認するには、Defects Fixed Finderを使用します。このツールを使用すると、所有している製品および現在の実装のリリースを識別できます。1回のクリックで、ツールは修正された不具合の説明とその関連プラットフォームおよびパッチ番号に関するカスタマイズされたレポートをすばやく生成します。このツールはこちらにあります:

https://support.oracle.com/oip/faces/secure/km/DocumentDisplay.jspx?id=1292603.1

全般

  • 31786529、33330545および33300702 – レポートはSmart Viewのタスク・リストから正しく開かれるようになり、Webアプリケーションにリダイレクトされなくなりました。これは、POSTコールではなくGETコールとして、タスク・リストのURLを起動することで解決されています。タスク・リストのURLがPOSTとして起動されるようにする必要がある場合は、properties.xmlファイルで<tasklistURLLaunch>GET</tasklistURLLaunch>プロパティをコメント化または削除できます。このファイルは、デフォルト・インストールの場所C:\Oracle\SmartView\cfgにあります。詳細は、『Oracle Smart View for Officeユーザーズ・ガイド』タスク・リストからレポートを開く方法の構成に関する項を参照してください。
  • 33009616 – 「URLマッピングの管理」ダイアログで接続を更新した後、「シート情報」ダイアログの「サーバー」プロパティは、「URL」にリストされたサーバーを正しく参照するようになりました。
  • 33052633 – 「プライベート接続」テキスト・ボックスで、「クイック接続URL」が正しく入力できるようになりました。リンクの入力または貼付けの際に余分な文字が自動的に追加されるというキー入力の問題がなくなっています。
  • 33220568 – Ping Accessが最初の接続の試行に失敗しても2回目には成功するというKerberos設定の問題が修正されました。
  • 33542458 – あるワークブックから別のワークブックにデータをコピーして貼り付けたときや手動でデータを入力したときに後者のワークブックが送信されても、送信時に不要な式と破損したデータ値がデータベースに追加されることがなくなりました。

EPM Cloud

  • 32321045 – 現在ログインしているユーザーは、「マイ・プランニング・ユニット」の詳細に正しくフィルタを適用できるようになりました。

  • 32893875 – Smart Viewの「メンバー」オプション「フレックス・フォーム: POVおよびユーザー変数の変更時にグリッドを保持」が選択されていて、フォームの柔軟な行または列にユーザー変数または動的ユーザー変数のディメンション・メンバーがあるときには、フォーム定義の該当する行または列に対してフォーム定義を超えるフレックスオプションを選択する必要があります。このどちらかのオプションが選択されていないと、POVのユーザー変数メンバーを変更したときに、「<ディメンション名>ディメンションの無効なメンバー」というようなエラー・メッセージが表示されます。

  • 33206892 – 「スマート・リスト」が含まれるフォームが再オープンされてリフレッシュされたときに、「スマート・リスト」のラベルがフォームで適切に表示されます。

  • 33306503 – Oracle Enterprise Performance Management Cloudプロバイダのアド・ホック・リボン(たとえば、「Planningアド・ホック」リボン)では、オンプレミスのOracle EssbaseおよびEPM Cloudのワークシート間で接続を切り替えた後でも、すべての6つの「ズーム・イン」オプション(「式」を除く)が使用できるようなりました。

  • 33365601 – 標準モードのアプリケーションに接続したときに、Smart View「メンバー・オプション」の「Excelインデントの使用(アド・ホック標準モード)」が選択されていると、列ヘッダーのインデントが正常に機能します。このオプションは、Smart Viewの「オプション」ダイアログ(「メンバー・オプション」タブ)にあります。

  • 33529599 – 別名表の変更によって、「POV入力がグリッドと矛盾しています」エラーが保存したワークブックで発生することがなくなりました。このエラーは、「行の抑制」(「オプション」ダイアログの「データ・オプション」タブ)の「データなし / 欠落」オプションが選択されていても発生しなくなりました。

  • 33540241 – 手動によるメンバー名の入力操作や、ドロップダウン・メンバー名選択リストからのメンバー名の検索および選択操作で、データが送信されたときにメンバーが正しく追加されるようになりました。

EssbaseOracle Analytics Cloud - Essbase

32836818 – スマート問合せシートから分析を実行して新しいアド・ホックシートが作成されると、新しいシートでは「繰返しメンバー」オプションの選択(選択済または選択解除)が優先されます。「繰返しメンバー」オプションは、「オプション」ダイアログの「データ・オプション」タブで「行の抑制」の下にあります。

Financial Management

  • 33123076 – HypGetDimMbrsForDataCell関数は、行ヘッダーの抑制のためにOracle Hyperion Financial ManagementフォームにSmart Viewのメンバーが表示されていないときに、空のPOVメンバーを表示しなくなりました。そのかわりに、説明が空の文字列の場合は、保存済メンバーの名前が返されます。

  • 33333758 – Financial ManagementにOracle Journals拡張機能を使用すると、仕訳行のフォーマットが正しく表示されるようになりました。

Narrative Reporting

  • 32988757 – インスタンスのレビュー(特に大きなレポート・パッケージからのレビュー)は、コメント機能のパフォーマンス向上によって遅延なしに適切に開かれるようになりました。

  • 34040879 – サーバー開始型リフレッシュで、ワークブック内の他のワークシートへの式参照を含むワークブックが正常にリフレッシュされるようになりました。サーバー開始型リフレッシュを実行すると、プロセスはまずワークブック内の選択されたすべてのワークシートのデータをリフレッシュし、次に、選択されたすべてのワークシートでExcel式の計算を実行します。

Oracle Hyperion Planning

32409509 – Oracle Hyperion Planningデータ・ソースの場合、ドリルスルー・レポートはWebブラウザでのみ起動できます。新規のMicrosoft Excelシートでは起動できません。この起動動作は、Webブラウザにデフォルト設定できます。また、「オプション」ダイアログの「詳細」タブにあるドリルスルー起動方法の選択は無効化できます。そうするには、C:\Oracle\SmartView\cfgにあるproperties.xmlファイルを開いて、disableDTLaunchTypeプロパティを0から1に変更します(<disableDTLaunchType>1</disableDTLaunchType>とします)。この変更の保存後に、Excelを再起動します。詳細は、『Oracle Smart View for Officeユーザーズ・ガイド』ドリルスルー・レポートの起動方法のデフォルト設定および無効化に関する項を参照してください。

全般

21810748 -- Excelで、POVまたはスライダが含まれているシートをワークブック内の別のシートにコピーすると、エラーが発生します。

EPM Cloud

ノート:

特に規定がないかぎり、EPM Cloudの既知の問題の項で説明されている既知の問題は、次のOracle Enterprise Performance Management Cloudサービスに適用されます。

  • Planning

  • Planningモジュール(戦略モデリングを含む)

  • Financial Consolidation and Close

  • Tax Reporting

EPM Cloudの既知の問題

  • 28891270 -- スマート・リスト値を送信するためにHsSetValue関数を使用し、値を送信すると、送信したスマート・リスト値ではなく数値がリフレッシュ後に表示されます。

  • 28891346 -- 日付値を送信するためにHsSetValue関数を使用し、値を送信すると、リフレッシュ後に日付が異なるフォーマットで表示されます。

  • 30447730 -- プロバイダ・サーバーで「繰返しメンバー・ラベル」オプションが有効になっており、Oracle Smart View for Office「繰返しメンバー・ラベル」オプションが無効になっている場合は、送信後に、ユーザーに、Smart Viewにおけるその設定に従ってメンバー・ラベル(つまり、非繰返しメンバー・ラベル、またはマージされたセル)が表示されます。これは正しい動作ではありません。Smart Viewでは、プロバイダで「繰返しメンバー・ラベル」が選択されている場合には必ずプロバイダ設定が尊重される必要があるためです。

  • 31990195 -- Smart Viewで、日付が含まれる列にExcelフィルタが適用されるフォームを使用しているときに、データをリフレッシュまたは送信できませんでした。これは、チェック・ボックスを使用して「日付」フィルタを選択すると発生します。かわりに、拡張された右クリック・メニューからフィルタを選択するか、カスタム・フィルタを作成する必要があります。

    この問題は、Microsoft Officeの将来のバージョンで修正される可能性があります。それまで、チェック・ボックスを使用して日付が含まれる列にフィルタを適用しないことをお薦めします。チェック・ボックスを使用して日付が含まれる列にフィルタを適用すると、Smart Viewでは、データのリフレッシュまたは送信時にフィルタが削除されるため、操作は想定どおりに続行できます。

    チェック・ボックスを使用して日付が含まれない他の列にExcelフィルタを適用した場合、想定どおりにデータをリフレッシュまたは送信できます。

Financial Management

27474347 -- 「メンバー選択」で「エンティティ」ディメンション・メンバーを検索すると、検索対象のメンバーではなく、「エンティティ」ディメンションが強調表示される場合があります。

Narrative Reporting

  • 31507088 – レポートをインポートしてレポートの1つに「分析」を実行した後に、アド・ホック・グリッド・シートのリボンのフォーカスが「Narrative Reporting」リボンに維持されます。

    回避策: Narrative Reportingアド・ホック・リボンにアクセスするには、ワークブックの別のワークシート・タブを切り替えてから、正しいリボンのアド・ホック・グリッド・シートに戻り、フォーカスにします。またはアド・ホック・グリッド・シートのNarrative Reportingの「アド・ホック」タブを選択します。

  • 33703443 – 「Narrative Reporting」ホームにある「ライブラリ」ツリーのメイン・ノードでは、次の場合に、「EPRCS」というテキスト文字列がNarrative Reportingのかわりに表示されることがあります。

    • リリース21.200のOracle Smart View for Officeを最初に使用していた場合。

    • 以前のリリースのSmart Viewを使用していて、Narrative Reportingに接続したことがなかった場合。

    Smart Viewの「ライブラリ」ツリーに文字列「EPRCS」が表示されていても、Narrative Reportingはそのまま問題なく使用できます。

    ツリーに文字列Narrative Reportingが表されるようにする場合は、次のようにして、ローカル・マシンのAppDataフォルダにあるproperties.xmlファイルにエントリを追加します。

    1. 次の場所にあるproperties.xmlファイルを開きます。

      C:\Users\<username>\AppData\Roaming\Oracle\SmartView

    2. 終了タグ</cfg>の直前に、次の行を追加します。

      <nameMap>Narrative Reporting</nameMap>

      例:

      <cfg>
      ...
      <nameMap>Narrative Reporting</nameMap>
      </cfg>
      
    3. properties.xmlファイルを保存して、Officeを再起動します。

      Officeの再起動後には、「Narrative Reporting」ホームの「ライブラリ」ツリーに、文字列Narrative Reportingが表示されます。

  • 34038948 – 静的変数を作成しようとすると、Microsoft .NET Frameworkのエラー・メッセージが表示される場合があります。これは、古い.NETバージョンがマシンにインストールされている場合に発生する可能性があります。

    .NETの4.8以降のバージョンにアップグレードすることをお薦めします。詳細は、Microsoft Windowsオペレーティング・システムおよび.NETのサポートを参照してください。

Oracle BI EEOracle Analytics Cloud

31908484 -- PowerPointに表を挿入してファイルを.ppt拡張子で保存し、ダブルクリックしてファイルを再度開くと、Smart ViewリボンまたはOracle BI EEリボンのいずれからでもリフレッシュが機能しません。

ヒントとトラブルシューティング

ヒントとトラブルシューティングのトピックは、Oracle Smart View for Officeインストレーションおよび構成ガイドヒントとトラブルシューティングに掲載されています。

Oracle Smart View for Office 21.200のガイドはすべてOracle Help Centerのライブラリで入手できます。

https://docs.oracle.com/en/applications/enterprise-performance-management/index.html

EPM CloudおよびEPM System製品ドキュメントへのアクセス

最新のOracle Enterprise Performance Management CloudおよびOracle Enterprise Performance Management System製品ガイドをOracle Help Centerで探してください。

https://docs.oracle.com/en/

EPM Cloud

Oracle Help CenterEPM Cloudのドキュメントおよびビデオは、「クラウド」アイコン、「アプリケーション」の順にクリックします。アプリケーション・サービス・ページで、「統合業績管理」グループのサービスのリンクをクリックします。

EPM System

EPM System製品ガイドを表示またはダウンロードするには、Oracle Help Center「Applications」アイコンをクリックします。Oracle Applicationsページで、「Enterprise Performance Management」を選択し、Enterprise Performance Managementページでリリースを探します。

デプロイメント関連のドキュメントは、Oracle Technology Network(http://www.oracle.com/technetwork/index.html)およびOracle Software Delivery Cloud Webサイト(http://edelivery.oracle.com/EPD/WelcomePage/get_form)でも探すことができます。

PDFからのコード・スニペットのコピーと貼付け

PDFファイルからコード・スニペットを切り取って貼り付ける際、貼付け操作時に一部の文字が失われる場合があり、これによりコード・スニペットが無効になります。

回避策: HTMLバージョンのドキュメントから切り取って貼り付けます。

サードパーティ・コンポーネント

このトピックでは、Oracle Smart View for Officeに含まれているまたはOracle Smart View for Officeで使用されるオープンソースおよび所有権専有のサードパーティ・ソフトウェア・コンポーネント(またはその一部)をリストします。

  • MSXML 6.0

  • NewtonSoft.Json 12.0.3

  • Office PIA 14.0

  • InstallShield 2019

  • Open XML SDK 2.12.1

  • Zlib Data Compression Library 1.2.11