クラッシュ・ダンプのターゲットの場所の変更

Cockpit管理者は、Webコンソールのカーネル・ダンプ・ページを使用して、Kdumpクラッシュのターゲットの場所を必要に応じて変更できます。

前提条件

ステップ

Cockpit Webコンソールを使用して、カーネル・クラッシュ・ダンプ情報を保存するためのホスト・ターゲットの場所を変更するには、次の手順を実行します。

  1. Cockpitのナビゲーション・ペインで、カーネル・ダンプをクリックします。カーネル・クラッシュ・ダンプ・ページが表示されます。
  2. カーネル・クラッシュ・ダンプ・ページで、クラッシュ・ダンプの場所プロパティの横にあるリンクをクリックします。

    重要:

    デフォルトでは、Kdumpクラッシュ・ファイルは、var/crashホスト・システム・ディレクトリにローカルに格納されます。

    クラッシュ・ダンプの場所ダイアログが表示されます。

  3. クラッシュ・ダンプの場所ダイアログで、次のいずれかのプロパティを変更してから、「保存」をクリックして変更を適用します。
    場所 「場所」ドロップダウン・メニューをクリックして、次のいずれかのオプションを選択します:
    • ローカル・ファイル・システム(デフォルト): このオプションは、Kdumpクラッシュ・ファイルをホスト・システムのローカル・ディレクトリに保存する場合に選択します。
    • SSHによるリモート: このオプションは、セキュア・シェル接続によってKdumpクラッシュ・ファイルを転送する場合に選択します。次のSSHの構成プロパティが必要です:

      ノート:

      セキュア・シェル・オプションには、SSHクライアントとサーバーの構成が必要です。 OpenSSHサーバー構成の詳細は、『Oracle Linux: OpenSSHを使用したリモート・システムへの接続』を参照してください。
      • サーバー: SSHサーバーへの接続を確立するには、ユーザー名とサーバー名を指定します(例: username@servername.com)。
      • SSHキー: SSHサーバーを識別するには、公開RSAキーへのパスを入力します(例: root/SSH/kdump_id_rsa)。
    • NFSによるリモート: このオプションは、構成済の共有ネットワークの場所にKdumpクラッシュ・ファイルをエクスポートする場合に選択します。次のNFSの構成プロパティが必要です:
      • サーバー: NFSホスト・サーバーの名前を入力します(例: nfsserver.example.com)
      • エクスポート: NFS共有エクスポート・ディレクトリ・パスを入力します(例: /export/cores)

      Oracle Linux NFS構成の詳細は、Oracle LinuxでのNFSサーバーの作成を参照してください。

    ディレクトリ 「ディレクトリ」テキスト・ボックスに、Kdumpクラッシュ・ファイルが格納されるターゲット・ディレクトリを入力します。たとえば、/var/crash
    圧縮 (オプション) このオプションは、領域の節約のためにクラッシュ・ダンプを圧縮するチェック・ボックスを選択することで有効にします。