19.6.5 統合タスク・リストの管理

統合タスク・リストを使用すると、ワークスペース・ユーザーは自分のタスクを表示および管理できます。

19.6.5.1 統合タスク・リストについて

使用可能な統合タスク・リストのタイプ(潜在的なタスク所有者の「マイ・タスク」、ビジネス管理者の「管理タスク、タスク・イニシエータの「自分で開始」など)について説明します。

統合タスク・リストを使用すると、ユーザーはタスク・インスタンスを表示、実行または編集できます。統合タスク・リストを構成する際、様々なレポート・コンテキストを次の中から選択できます。
  • マイ・タスク: タスクの潜在的所有者または実際の所有者であるユーザーの場合。
    • ユーザーに割当て済のタスクまたはユーザーが潜在的所有者である未割当てのタスクがすべて表示されます。すでに承認または却下されているタスクはリストに表示されません。
    • 作成日の降順でソートし、新しく作成されたタスクをリストの一番上にします。
  • 「管理タスク」: タスクのビジネス管理者であるユーザーの場合。
    • 「エラー発生」「完了」および「取消済」の各タスクを含め、ユーザーをビジネス管理者としてリストするすべてのタスクが表示されます。
  • 自分で開始: タスクを開始したユーザーの場合。
    • ユーザーが開始したすべてのタスクが表示されます。
各コンテキストは、様々なタイプのユーザーが使用することを目的としています。たとえば、「マイ・タスク」コンテキストから作成された統合タスク・リストでは、潜在的所有者または実際の所有者は次を実行できます。
  • 未割当タスクの要求
  • 割当て済タスクの承認または却下
  • 割当て済タスクの解放
  • 別の潜在的所有者への割当て済タスクの委任
「管理タスク」コンテキストから作成された統合タスク・リストでは、ビジネス管理者は次を実行できます。
  • タスクの優先度の変更
  • タスク所有者の変更
「自分で開始」コンテキストから作成された統合タスク・リストでは、タスク・イニシエータは次を実行できます。
  • タスク・コメントの追加および編集
  • タスクの取消し
    • この機能は、デフォルトでは使用できません。「取消」ボタンを既存のタスク詳細ページに追加する方法の手順は、「「取消」ボタンの追加」を参照してください。
  • タスクの状態の表示
  • タスクの優先度の変更

統合タスク・リストは、タスク定義の1つと同じアプリケーション、または同じワークスペースのまったく別のアプリケーションに存在できます。統合タスク・リストが別のアプリケーションにある場合は、ユーザーが引き続きタスクの詳細を開くことができるようにセッション共有を構成する必要があります。

19.6.5.2 統合タスク・リストの作成

ページの作成ウィザードを使用して統合タスク・リストを作成します。

統合タスク・リストを作成するには:

  1. ページの作成ウィザードを開きます。
    1. ワークスペースのホームページで、「アプリケーション・ビルダー」をクリックします。
    2. 統合タスク・リストが必要なアプリケーションを選択します。
    3. アプリケーションのホームページで、「ページの作成」を選択します。
      ページの作成ウィザードが表示されます。
  2. 「コンポーネント」で、「統合タスク・リスト」を選択します。
  3. ページ定義:
    1. ページ番号: アプリケーション内のページを特定する整数値です。
    2. 名前 - このページのテキスト名を指定します。同じテキストがページ・タイトルにも使用されます。
      ページの作成後、ページ・デザイナを使用してタイトルを変更できます。
    3. レポート・コンテキスト: 「マイ・タスク」「管理タスク」または「自分で開始」を選択します。
      「マイ・タスク」は、潜在的なタスク所有者および実際のタスク所有者の場合のものです。「管理タスク」は、ビジネス管理者の場合のものです。自分で開始は、タスクを開始したユーザーの場合のものです。
  4. (オプション)「ナビゲーション」セクションを展開し、ナビゲーション・オプションを定義します。
    1. ブレッドクラム: このページのブレッドクラム・エントリを作成する場合は、このフラグを「オン」に設定します。デフォルトでは、ページ名がブレッドクラム・エントリ名として使用されます。
    2. ブレッドクラム親エントリ: 現在のページの親ブレッドクラム・エントリを選択します。トップレベル・ページの場合は、「親エントリなし」を選択します。
    3. ナビゲーション: このページのナビゲーションを使用する場合、このフラグを「オン」に設定します。
    4. ナビゲーションのプリファレンス: 「エントリを新規作成します」または「既存のエントリへのマップ」を選択します。
    5. 親ナビゲーション・メニュー・エントリ: このリスト・エントリの親を選択します。
    6. アイコン: このリスト・エントリに関連付けられたアイコンのアイコン・クラスを識別します。
  5. 「ページの作成」を選択します。
ページ・デザイナで統合タスク・リストが開きます。

19.6.5.3 統合タスク・リストの編集

ページ・デザイナを使用して統合タスク・リストを編集します。

統合タスク・リストを編集するには:

  1. ページ・デザイナで統合タスク・リストを開きます。
    1. ワークスペースのホームページで、「アプリケーション・ビルダー」をクリックします。
    2. 統合タスク・リストが含まれるアプリケーションを選択します。
    3. アプリケーションのホームページで、編集する統合タスク・リスト・ページを選択します。
  2. 統合タスク・リストを編集します。
  3. 「保存」または「ページの保存と実行」を選択して、変更を保存します。