15.1 ページ計算の理解
計算を使用して、ページが送信または表示されたときに、指定したアイテムに値を割り当てます。
- ページ計算について
ページ計算では、ページが表示または送信(レンダリングおよび処理)されたときに、指定したアイテムに値が割り当てられます。 - ページ計算の作成
ページ・デザイナでページ計算を作成します。 - ページ計算属性の編集
ページ・デザイナでページ計算を編集します。 - 計算ポイントおよびソースの編集
「順序」属性と「ポイント」属性を編集して、計算を実行するタイミングを制御します。 - 例: 計算ポイントおよび計算構文
計算ポイントおよび計算構文の例を考察します。
関連項目:
親トピック: 計算、検証およびプロセスの管理
15.1.1 ページ計算について
ページ計算では、ページが表示または送信(レンダリングおよび処理)されたときに、指定したアイテムに値が割り当てられます。
ページ計算を作成するには、ページ計算の作成ウィザードを実行します。各計算には、計算の作成対象のアイテムおよび計算タイプを指定します。
アプリケーション・レベルの計算を使用して、アイテムに値を割り当てることもできます。ほとんどのページ・レベルの計算では、ページ・アイテムを移入します。一方、ほとんどのアプリケーション・レベルの計算では、アプリケーション・アイテムを移入します。
親トピック: ページ計算の理解
15.1.4 計算ポイントおよびソースの編集
「順序」属性と「ポイント」属性を編集して、計算を実行するタイミングを制御します。
計算を実行するタイミングは、「順序」と「ポイント」の属性を編集して制御します。「順序」属性によって、評価の順序が決定されます。「ポイント」属性によって、計算を実行するページのレンダリングまたは処理のポイントが決定されます。最も一般的な計算ポイントは、「送信後」です。
計算ポイントおよびソースを編集するには:
関連項目:
親トピック: ページ計算の理解
15.1.5 例: 計算ポイントおよび計算構文
計算ポイントおよび計算構文の例を考察します。
計算のわかりやすい使用例として、電話番号入力用のフォーム・フィールドを含むページがあげられます。この例では、電話番号は1つのデータベース列に格納されますが、データ・エントリ・フォームでは電話番号が市外局番、局番および回線番号の3つの要素に分割されます。この例では、ページ・アイテムはP10_AREA_CODE
、P10_PREFIX
およびP10_LINE_NUMBER
と呼ばれます。
次に、これらのアイテムに格納された値を1つの文字列に結合します。これは、「送信後」計算を使用して行い、結合した値をP10_PHONE_NUMBER
というアイテムに格納します。
P10_AREA_CODE
、P10_PREFIX
およびP10_LINE_NUMBER
を結合した値を新規アイテムに格納するための計算を作成するには:
- 適切なページにナビゲートします。
P10_PHONE_NUMBER
という名前のアイテムを作成して、P10_AREA_CODE
、P10_PREFIX
およびP10_LINE_NUMBER
を結合した値を格納します。- 計算を作成します。
- プロパティ・エディタで、次の属性を編集します。
- 識別、アイテム名:
P10_PHONE_NUMBER
を選択します。 - 実行オプション、順序 - この計算の順序を指定します。これによって実行の順序が決まります。
- 実行オプション、ポイント - ページのレンダリングまたは処理のどのポイントでこの計算を実行するかを選択します。最も一般的な計算ポイントは、「送信後」です。
- 識別、アイテム名:
- 「計算タイプ」で、次の計算タイプを作成できます。
- 「保存」をクリックします。
親トピック: ページ計算の理解