Oracle Tuxedoサービス・メタデータ・リポジトリ

Joltは、Oracle Tuxedoサービス・メタデータ・リポジトリを、名前、番号、タイプ、パラメータ・サイズ、権限など、Oracle Tuxedoサービスが定義されるデータベースとして使用します。リポジトリはOracle Tuxedoサービス定義の中心的データベースとして機能し、新規および既存のOracle Tuxedoアプリケーション・サービスをJoltクライアント・アプリケーションで利用できるようにします。Oracle Tuxedoアプリケーションには、ADD_CUSTOMER、GET_ACCOUNTBALANCE、CHANGE_LOCATION、GET_STATUSなどのサービスまたはサービス定義を数多く持たせることができます。これらの定義の全部またはごく一部だけをメタデータ・リポジトリにエクスポートできます。メタデータ・リポジトリ内で、開発者またはシステム管理者はメタデータ・エディタを使用して、これらのサービスをJoltクライアント・アプリケーションにエクスポートできます。元のJoltリポジトリは現在は非推奨であり、そこに格納されているすべてのサービス定義をOracle Tuxedoサービス・メタデータ・リポジトリにロードできます。詳細は、「JoltリポジトリからOracle Tuxedoサービス・メタデータ・リポジトリへの移行」を参照してください。

1つのクライアントにエクスポートされたすべてのリポジトリ・サービスは、すべてのクライアントにエクスポートされます。サービスのサブセットが1つのクライアントに必要で、他には必要でないようなケースは、Oracle Tuxedoに処理させます。

次の図は、メタデータ・リポジトリがOracle Tuxedoサービスを複数のJoltクライアント・アプリケーションに仲介する方法を示しています。(4種類のOracle Tuxedoサービスが示されていますが、WITHDRAWサービスはリポジトリ内に定義されておらず、またTRANSFERサービスは定義されていますがエクスポートされていません。)

図1-4 Jolt経由でOracle Tuxedoサービスを配信する

「Jolt経由でOracle Tuxedoサービスを配信する」の図