Oracle Joltの仕組み
Oracle Joltは、JavaクライアントをOracle Tuxedoを使って構築されたアプリケーションに接続します。Oracle Tuxedoはモジュール化されたサービス一式を提供し、各サービスはアプリケーション全体に関連した特定の機能を提供します。
図1-1は、Oracle Joltのアーキテクチャ全体の様子および関連するOracle Tuxedoコンポーネントとそれらの相互作用を表示したものです。
次の図を例として使用すると、単純な銀行業務アプリケーションには、照会、引出し、振替え、預入れなどのサービスがあります。サービス・リクエストは通常、プログラム・ライブラリをコールするプログラムとしてCかCOBOLで記述されます。ネイティブなプログラムからライブラリにアクセスすることは、特定のCPUとオペレーティング・システムのリリースの組合せに対応するライブラリをインストールすることを意味しますが、これはJavaが、その設計上避けようとしているような状況です。Joltサーバーの実装はJoltクライアントのプロキシとして動作し、JoltクライアントにかわってOracle Tuxedoサービスを起動します。Oracle Joltサーバーは、Joltクライアントからリクエストを受け入れ、それらのリクエストをOracle Tuxedoサービス・リクエストにマップします。
図1-1 Oracle Joltのアーキテクチャ
