SERVERSセクション
このセクションでは、システムで起動されるサーバーの初期状態に関する情報を定義します。常時実行中の状態にあり、受信したサーバー・グループのサービス・リクエストを処理するのがサーバーである、という捉え方は、特定のリモート環境には当てはまらない場合があります。ほとんどの環境では、オペレーティング・システムまたはリモート・ゲートウェイは単にサービスの送信を行っています。このような場合は、リモート・プログラムのエントリ・ポイントに対して、SERVER
表のエントリではなくSERVICE
エントリ・ポイントを指定するだけで十分です。Oracle Tuxedoシステムのゲートウェイ・サーバーは、リモート・ドメインのサービス・リクエストを通知し、キューに入れます。ホスト固有のリファレンス・ページでは、UBBCONFIG
のサーバー表エントリが特定の環境に適応しているかどうかを示し、適応している場合は対応するセマンティクスを明記する必要があります。SERVERS
セクション内にある各行の形式は次のとおりです。
AOUT
必須パラメータ
[
オプション・パラメータ
]
AOUT
は、tmboot
(1)によって実行されるファイル(string_value
)を指定します。tmboot
は、サーバー・グループで指定されたマシン上でAOUT
を実行します。tmboot
はターゲット・マシンでAOUT
ファイルを検索するため、AOUT
はそのマシンのファイル・システム内になければなりません。(AOUT
のパスには、ほかのマシン上にあるファイル・システムへのRFS接続を含めることができます。)サーバーの相対パス名が指定されている場合、AOUT
の検索は、APPDIR
、TUXDIR/bin
、
、/bin
path
の順番に実行されます。<path>
は、マシン環境ファイル(ある場合)の最後のPATH
= 行です。APPDIR
およびTUXDIR
の値は、TUXCONFIG
ファイル内の適切なマシン・エントリから取得されます。
クライアントは、Joltサーバー・リスナー(JSL)を介してOracle Joltアプリケーションに接続します。サービスは、Joltサーバー・ハンドラ(JSH)を介してアクセスされます。これらのクライアントは、唯一の通信ポイントであるJSLを経由して特定のネットワーク・アドレス(JSLコマンド行で指定)のアプリケーションに接続します。JSLは、ハンドラ・プロセスをスケジューリングします。ハンドラ・プロセスは、アプリケーションの管理ドメインの範囲内にあるリモート・ワークステーションで、クライアントの代わりに動作します。ハンドラは、1つのポートで同時に複数のクライアントを扱うために、多重化スキームを使用します。
JSLに指定されたネットワーク・アドレスは、JSLおよびJSLに関連付けられたJSHプロセスのTCP/IPアドレスを決定します。ネットワーク・アドレスにより決定されたポート番号は、JSLが新しい接続を受け付けるポート番号を指定します。JSLに関連付けられた各JSHは、同じTCP/IPアドレスで連続するポート番号を使用します。たとえば、JSLの最初のポート番号が8000であり、最大3つのJSHプロセスがある場合、これらのJSHプロセスは8001、8002、8003のポートを使用します。
ノート:
後続のJSLを誤って構成すると、ポート番号の衝突が発生します。親トピック: UBBCONFIGファイルを作成する