OracleConfigurationメンバー

OracleConfigurationメンバーは次の表にリスト表示されています。

OracleConfiguration接続プロパティ

OracleConfigurationの接続プロパティを表6-26にリストします。

表6-26 OracleConfiguration接続プロパティ

プロパティ 説明

DatabaseEditionName

接続オブジェクトのOracleエディション名を指定します

DisableOOB

下層プロトコルから渡された緊急データを使用した、アウト・オブ・バンド・ブレーク・メッセージの送受信をOracle Netサービスで有効にするかどうかを指定します

DrcpConnectionClass

ODP.NET接続で使用されるDRCP接続プールを識別する論理名を指定します

HostnameDefaultServiceIsHost

サービス名を指定する必要がないように、サービス名をOracle Easy Connectネーミングのホスト名にデフォルト設定するかどうかを指定します

NamesDirectoryPath

クライアント名解決参照に使用されるネーミング・メソッドの順序を指定します

OciCompartment

ターゲット・データベースのコンパートメントのOracle Cloud Identifier (OCID)をプロセス・レベルで取得または設定します

OciConfigurationFile

OCIトークン認証値が存在するプロセス・レベルで構成ファイルの場所を取得または設定します。

ODP.NET管理対象外ドライバでは使用できません

OciDatabase

ターゲット・データベースのOracle Cloud Identifier (OCID)をプロセス・レベルで取得または設定します

OciIamUrl

データベース・トークンを取得するためにプロセス・レベルでURLエンド・ポイントを取得または設定します

OciProfile

トークン認証構成ファイルから使用するプロセス・レベルでOCIプロファイルを取得または設定します。

ODP.NET管理対象外ドライバでは使用できません

OciTenacy

データベース・トークンを取得するためにプロセス・レベルでIAMユーザーのクラウド・テナンシのOracle Cloud Identifier (OCID)を取得または設定します

OracleDataSources

OracleConfigurationを介して追加されたTNSエントリのコレクションを戻します

TcpConnectTimeout

タイムアウトする前に、クライアントがデータベース・サーバーへのTCP接続(TNS接続アドレスのPROTOCOL=tcp)を確立する時間を秒単位で指定します

TnsAdmin

tnsnames.oraまたはsqlnet.oraディレクトリの場所(あるいはその両方)を指定します

OracleConfigurationセキュア接続プロパティ

OracleConfigurationのセキュア接続プロパティを表6-27にリストします。

表6-27 OracleConfigurationセキュア接続プロパティ

プロパティ 説明

PasswordAuthentication

プロセス・レベルのPASSWORD_AUTHパラメータ値を設定します

SqlNetAllowWeakCrypto

データベース接続の脆弱な暗号化およびチェックサム・アルゴリズムを許可または禁止します

SqlNetAuthenticationServices

SSL付きTCP/IPなどの1つ以上の認証サービスを有効にします

SqlNetCloudUser

WebサーバーのHTTP基本認証のためのユーザー名を指定します

SqlNetCryptoChecksumClient

チェックサム・クライアントの動作を指定します

SqlNetCryptoChecksumTypesClient

クライアントが使用できる暗号チェックサム・アルゴリズムを指定します

SqlNetEncryptionClient

暗号化クライアントの動作を指定します

SqlNetEncryptionTypesClient

クライアントが使用できる暗号化アルゴリズムを指定します

SqlNetWalletOverride

データベース接続用の格納済ウォレットのパスワード資格証明でクライアントが厳密認証資格証明をオーバーライドするかどうかを指定します

SqlNetURI

WebSocketユニバーサル・リソース識別子を指定します

SSLServerDNMatch

データベース・サーバーの識別名(DN)がそのサービス名と一致するようにします

SSLVersion

特定のSSL/TLSバージョンを使用するように接続を強制します

TokenAuthentication

プロセス・レベルでTOKEN_AUTHパラメータの値を設定します

TokenLocation

アクセス・トークン、またはデータベース・トークンおよび秘密キー・ファイルがODP.NETトークン認証のために存在するプロセス・レベルでトークンの場所ディレクトリを取得または設定します。

WalletLocation

ウォレットの場所を指定します

OracleConfigurationコマンド・プロパティ

OracleConfigurationのコマンド・プロパティを表6-28にリストします。

表6-28 OracleConfigurationコマンド・プロパティ

プロパティ 説明

AddOracleTypesDeserialization

ODP.NET固有のデータ型を許可リストに追加して、DataSetまたはDataTableへのデシリアライゼーションを許可します

BindByName

パラメータ・コレクションに使用されるバインディング・メソッドが名前によるのか、位置によるのかを指定します

CommandTimeout

例外で実行を終了するまでコマンドの実行を可能にする秒数を指定します

GetDecimalRetainTrailingZeros

Oracle NUMBERの末尾ゼロを.NET Decimalに保持するかどうかを指定します。

UseClientInitiatedCQN

クライアント開始の連続問合せ通知(CICQN)を使用するか、永続接続に依存しない従来の連続問合せ通知(CQN)を使用するかを指定します

OracleConfigurationディレクトリのプロパティ

OracleConfigurationのディレクトリ・プロパティを表6-29にリストします。

表6-29 OracleConfigurationディレクトリ・プロパティ

プロパティ 説明

DefaultAdminContext

接続識別子を作成、変更または参照できるLDAP Oracleコンテキストが含まれたデフォルトのディレクトリ・エントリを指定します

DirectoryServers

プライマリおよび代替LDAPディレクトリ・サーバーのホスト名およびポート番号をリストします

DirectoryServerType

Oracle Internet DirectoryやMicrosoft Active Directoryなど、使用されるディレクトリ・サーバー・タイプを指定します

LdapAdmin

ldap.oraディレクトリの場所を指定します

NamesLdapAuthenticateBind

接続文字列内の名前を解決するためにLDAPディレクトリに接続したときに、LDAPネーミング・アダプタで、指定したウォレットを使用して認証を試行するかどうかを指定します

NamesLdapAuthenticateBindMethod

クライアントLDAPネーミング・アダプタがLDAPディレクトリに接続して接続文字列名を解決するときに使用する認証方法を指定します

NamesLdapConnTimeout

LDAPサーバーへの非ブロッキング接続タイムアウトを指定します

OracleConfiguration高可用性プロパティ

OracleConfigurationの高可用性プロパティを表6-30にリストします。

表6-30 OracleConfiguration高可用性プロパティ

プロパティ 説明

ChunkMigrationConnectionTimeout

この設定は、指定した時間内に移行が完了または失敗するまで接続リクエストを一時停止した後、リクエストされたデータを使用して正しいシャードに接続します。

ODP.NET管理対象外ドライバでは使用できません

DbNotificationAddress

連続問合せ通知機能のためにデータベースが送信するすべての通知について、プロバイダがリスニングするアドレスを指定します。

DbNotificationPort

連続問合せ通知、高速接続フェイルオーバーまたはランタイム接続ロード・バランシング機能(あるいはそのすべて)について、データベースが送信するすべての通知について、プロバイダがリスニングするポート番号を指定します

HAEvents

アプリケーションはアプリケーションの高可用性を維持するために高速接続フェイルオーバー・イベントを受信できるようになります

OnsConfigFile

Oracle Notification Service (ONS)の動作を定義する構成ファイルを指定します

OnsMode

ONSデーモン・モードをlocalまたはremoteとして指定します

OnsProtocol

ONS接続がTCP/IPとSSL/TLS付きTCP/IPのどちらを使用するかを定義します

OnsWalletLocation

ONSウォレットのディレクトリの場所を指定します

OracleOnsServers

OracleConfigurationを介して追加された論理ONSサーバーのコレクションを戻します

ServiceRelocationConnectionTimeout

使用不能になっているサービスへの接続を再試行する前に待機する時間を指定します。

OracleConfigurationパフォーマンス・プロパティ

OracleConfigurationのパフォーマンス・プロパティを表6-31にリストします。

表6-31 OracleConfigurationパフォーマンス・プロパティ

プロパティ 説明

FetchSize

1回のデータベース・ラウンドトリップでフェッチしたデータをプロバイダがキャッシュするために割り当てる合計メモリー・サイズをバイト単位で指定します

LoadBalancing

アプリケーションはランタイム接続ロード・バランシング情報を受信できるようになります

MaxStatementCacheSize

自動チューニングが有効化されている場合にキャッシュできる文の最大数を指定します

Pipelining

データベース・サーバー側での非同期実行を有効にします

PerformanceCounters

パブリッシュするODP.NET接続のパフォーマンス・カウンタを指定して、それを監視できるようにします

ReceiveBufferSize

セッションの受信操作に使用するバッファ領域の制限を指定します

SelfTuning

ODP.NETアプリケーションに対して自動チューニングが有効かどうかを指定します

SendBufferSize

セッションの送信操作に使用するバッファ領域の制限を指定します

StatementCacheSize

各データベース接続に対してキャッシュされるカーソルまたは文の数を指定します

TcpNoDelay

TCP/IPプロトコル・スタック内でバッファ・フラッシングの遅延を回避します

OracleConfigurationデバッグ・トレース・プロパティ

OracleConfigurationのデバッグ・トレース・プロパティを表6-32にリストします。

表6-32 OracleConfigurationデバッグ・トレース・プロパティ

プロパティ 説明

ConnectionIdPrefix

接続識別子に文字列を追加して、特定のアプリケーションの接続を識別します

ODP.NET管理対象外ドライバでは使用できません

SuppressErrorURL

特定のエラーに対する原因と解決策の詳細を示すOracle Databaseエラー・メッセージのURLを表示または非表示にします

TraceFileLocation

プロバイダ・トレースを出力する宛先ディレクトリを指定します

TraceFileMaxSize

各トレース・ファイルの最大ファイル・サイズを指定します

TraceLevel

ODP.NET呼出しをトレースしてプロバイダの問題を診断するために生成されたトレース・レベルを指定します

TraceOption

マルチスレッド・アプリケーション用に単一のトレース・ファイルまたは複数のトレース・ファイルを生成するかどうかを指定します