B Exadata固有のバックグラウンド・プロセス

次のバックグラウンド・プロセスは、Exadata環境内のOracle DatabaseおよびOracle ASMインスタンスの一部です。

B.1 diskmonプロセス

diskmonプロセスは、Oracle Exadata System Softwareの基本コンポーネントで、I/Oフェンシングの実装を担います。このプロセスは、データベース・サーバーのホスト・コンピュータにあり、Oracle Clusterware Cluster Ready Services (CRS)の一部になります。このプロセスはOracle Exadata System Softwareには重要であるため、変更しないでください。

diskmonのログ・ファイルは、$CRS_HOME/log/hostname/diskmonディレクトリにあります。

関連項目:

B.2 XDMGプロセス

XDMG(Exadataオートメーション・マネージャ)プロセスは、ストレージ監視用のオートメーション・タスクを開始します。このバックグラウンド・プロセスは、構成済のすべてのOracle Exadata Storage Serverでディスク交換などの状態変更を監視し、そのような変更に対して必要なタスクを実行します。主なタスクは、アクセス不可能なディスクおよびセルを監視することと、それらのディスクおよびセルがアクセス可能になる時期を検出することです。ディスクおよびセルがアクセス可能になると、XDMGプロセスは、ASM ONLINEプロセスを開始します(このプロセスはXDWKバックグラウンド・プロセスによって処理されます)。XDMGプロセスは、Oracle ASMインスタンスで実行されます。

B.3 XDWKプロセス

XDWK(Exadataオートメーション・ワーカー)プロセスは、XDMGバックグラウンド・プロセスによってリクエストされるオートメーション・タスクを実行します。XDWKプロセスが開始されるのは、Oracle ASMディスクに対するONLINEDROPADDなどの非同期アクションがXDMGプロセスによってリクエストされたときです。XDWKプロセスは、5分間アクティビティがないと停止します。XDWKプロセスは、Oracle ASMインスタンスで実行されます。