問合せキャッシングの構成
問合せキャッシュとグローバル・キャッシュのどちらに対しても、キャッシュ記憶域などのパラメータは、Fusion Middleware ControlとNQSConfig.INIファイルで構成します。
コンソールで設定することもできます。コンソールでの詳細システム設定の構成のプロンプト・オプションを参照してください。
古いキャッシュ・エントリのフラッシュの方針についても決める必要があります。詳細は、キャッシュのモニターおよび管理を参照してください。
このセクションには次のトピックが含まれます:
問合せキャッシングを有効または無効にするためのFusion Middleware Controlの使用
Fusion Middleware Controlを使用して、問合せキャッシングを有効または無効にできます。
問合せキャッシュは、デフォルトで有効化されています。
この手順を始める前に、Fusion Middleware Controlの使用に記載されている情報についてよく理解しておく必要があります。
- Fusion Middleware ControlのOracle Analytics Serverページの表示の説明に従って、Business Intelligenceの「概要」ページに移動します。
- 「構成」ページの「パフォーマンス」タブを表示します。
- 「ロックと編集」をクリックして、変更を実行できるようにします。
- 問合せキャッシングを有効にするには、「キャッシュ有効」を選択します。問合せキャッシングを無効にするには、「キャッシュ有効」の選択を解除します。
- 「適用」,をクリックしてから、「変更のアクティブ化」をクリックします。
- Business Intelligence概要ページに戻り、「再起動」をクリックします。
対応する構成ファイルの要素の詳細は、ユーザー・インタフェース・ラベルと構成ファイルの要素のマップを参照してください。
問合せキャッシュ・パラメータを設定するためのFusion Middleware Controlの使用
Fusion Middleware Controlを使用して、問合せキャッシュ内のキャッシュ・エントリの最大数と、1つのキャッシュ・エントリの最大サイズを設定できます。
この手順を始める前に、Fusion Middleware Controlの使用に記載されている情報についてよく理解しておく必要があります。
対応する構成ファイルの要素の詳細は、ユーザー・インタフェース・ラベルと構成ファイルの要素のマップを参照してください。
追加の問合せキャッシュ・パラメータの手動での編集
追加の問合せキャッシュ・パラメータをNQSConfig.INIファイルに設定できます。
次のようなパラメータがあります。
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DATA_STORAGE_PATHS
パラメータは、問合せキャッシュ記憶域用の1つ以上のディレクトリと、各記憶域ディレクトリの最大サイズを指定します。これらのディレクトリは、キャッシュされた問合せ結果を保存するのに使用され、キャッシュ・ヒットが発生するとアクセスされます。キャッシュ・ヒットの発生の詳細は、「キャッシュ・ヒットについて」を参照してください。キャッシュ記憶域ディレクトリは、パフォーマンスに優れたストレージ・デバイス上に存在し、キャッシュ記憶域専用であることが理想です。キャッシュ記憶域ディレクトリがいっぱいになり始めると、最低使用頻度(LRU)のエントリが破棄されて、新しいエントリ用の領域が確保されます。
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MAX_ROWS_PER_CACHE_ENTRY
パラメータは、キャッシュ・エントリの最大行数を制御します。行数の制限は、大量の行を返すリソース集中型の問合せによるキャッシュ領域の使用を防ぐのに有効な手段です。問合せが返す行数がMAX_ROWS_PER_CACHE_ENTRY
パラメータで指定される値を超える場合、問合せはキャッシュされません。 -
通常、以前に実行した問合せからキャッシュ・ヒットが得られる場合、新しい問合せはキャッシュに追加されません。
POPULATE_AGGREGATE_ROLLUP_HITS
パラメータは、以前に実行した問合せの集計をロールアップしてキャッシュ・ヒットが発生した場合、このデフォルトを上書きします。
追加の問合せキャッシュ・パラメータの詳細は、「構成ファイル設定」を参照してください。
グローバル・キャッシュ・パラメータを設定するためのFusion Middleware Controlの使用
グローバル・キャッシュ・パラメータを設定すると、システム・キャッシュ構成全体で一貫性が保たれます。
この手順を始める前に、Fusion Middleware Controlの使用に記載されている情報についてよく理解しておく必要があります。
対応する構成ファイルの要素の詳細は、ユーザー・インタフェース・ラベルと構成ファイルの要素のマップを参照してください。
追加のグローバル・キャッシュ・パラメータの手動での編集
追加のグローバル・キャッシュ・パラメータをNQSConfig.INIファイルに設定できます。
次のようなパラメータがあります。
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MAX_GLOBAL_CACHE_ENTRIES
パラメータは、グローバル・キャッシュ・ストア内で許可されるエントリの最大数を制御します。 -
CACHE_POLL_SECONDS
パラメータは、Oracle BIサーバーがクラスタ内の他のサーバー・ノードと同期するために論理イベント・キューからプルする間隔を秒単位で指定します。 -
CLUSTER_AWARE_CACHE_LOGGING
パラメータは、グローバル・キャッシュのロギングを有効にするかどうかを制御します。この設定をYES
に変更するのは、デバッグを目的とする場合のみです。ログ・エントリはnqquery.logにあります。このファイルは次の場所にあります:
BI_DOMAIN/servers/obisn/logs
「構成ファイル設定」を参照してください。