カタログ・マネージャの起動とカタログのオープン

カタログ・マネージャの起動およびカタログのオープンについてさらに学習します。

この節では、以下のトピックについて説明します。

カタログ・マネージャの実行要件

カタログ・マネージャを実行するには、次のコンポーネントを使用する必要があります。

カタログ・マネージャの実行要件を、次に示します。

  • グラフィカル・ユーザー・インタフェース — 次のプラットフォーム上でグラフィカル・ユーザー・インタフェースを起動することができます。

    • Windows 64ビット

    • Linux 64ビット

  • コマンド・ライン・ユーティリティOracle Analytics Serverでサポートされているプラットフォーム上でコマンド・ライン・ユーティリティを起動できます。Linuxでコマンド・ライン・ユーティリティの使用方法のヘルプを表示するには、次のようなコマンドを入力します。

    ./runcat.sh -help

カタログ・マネージャの起動

カタログ・マネージャのユーザー・インタフェースは、Windowsのメニュー・オプションあるいはWindowsまたはLinuxのコマンドを使用して起動できます。

  1. 「スタート」メニューから、「Oracle Analytics」カタログ・マネージャの順に選択します。

    または

    コマンドラインを使用して、次に示すディレクトリに変更します。

    BI_DOMAIN\bitools\bin

    次に示す適切なスクリプトを実行します。

    runcat.cmd (Windowsの場合)

    runcat.sh (Linuxの場合)

Linuxシステムでの起動に関する問題の解決

Linuxシステムでは、グラフィカル・ユーザー・インタフェースのxtermでカタログ・マネージャを起動する必要があります。

xtermの例として、ネイティブgnome、kdeコンソール、VNC、またはローカルxサーバー(Xming、Tarantella、Hummingbird Exceed、Citrixなど)があげられます。(これらの例は、動作保証やサポートに関する声明を構成するものではありません。)PuTTy、FSecure、またはコマンドラインSSHなどのASCIIテキスト端末を使用して、カタログ・マネージャのグラフィカル・ユーザー・インタフェースを起動することはできません。

カタログ・マネージャが起動されない場合は、次の点を確認します。

  • xclockやxeyesなどのネイティブ・アプリケーションを実行できること。

  • ネイティブ・コンソールまたはVNCを使用してコントロール・マネージャを起動できること。場合によって、オペレーティング・システムの管理者がX-Windowsをロックすることがあります。

  • 次に示す、すべてのxterm接続を可能にするコマンドを実行できること。

    xhost +

  • デバッグが使用可能なコマンドラインからカタログ・マネージャを実行し、次のコマンドを使用して、追加の出力が生成されるかどうかを確認できること。

    ./runcat.sh -consoleLog -noExit

  • straceなどのオペレーティング・システム・ユーティリティを使用して、runcat.shコマンドの実行をトレースし、ライブラリやファイルをオープンできないなどのエラー・メッセージが生成されるかどうかを確認できること。Eclipse Javaプラグインを使用できます。この場合、Standard Widget Toolkit (SWT)をインストールし、続けてGTK (Gimp Toolkit) をインストールすることが必要になります。次のコマンドを入力します。

    strace -aef -o ./runcat_trace.txt runcat.sh

使用可能な操作

ここでは、カタログ・マネージャを使用して実行できる使用可能な操作について説明します。

一般に、使用可能な操作には、カタログ全体に影響を与えない書込み操作(オブジェクトの権限の設定など)があります。

次の操作を実行できます。

  • オブジェクトの切取り。

  • オブジェクトのコピー。

  • オブジェクトの貼付け。

  • 別のカタログのためのオブジェクトのコピー

  • 別のカタログからのオブジェクトの貼付け

  • オブジェクトのショートカットの作成

  • オブジェクトの削除。

  • 参照の更新を伴わないオブジェクトの名前の変更

  • 参照の更新を伴うオブジェクトの名前の変更(権限に応じて、特定のオブジェクトの名前を変更できます)。

  • カタログ・マネージャの作業領域のリフレッシュ

  • フォルダの作成。

  • オブジェクトに対する権限の設定

  • オブジェクトのプロパティの操作

  • 作業領域の表示の管理

  • オブジェクトの検索。

  • カタログ・テキストの検索と置換(権限に応じて、特定のオブジェクトを置換できます)。

  • カタログ・マネージャのデータを表示するためのレポートの作成

  • ブラウザのプリファレンスの設定。

  • ローカライゼーションを目的としたキャプションのエクスポート

カタログのオープン

カタログを開くには、次のステップに従います。

  1. カタログ・マネージャで、「ファイル」メニューから「カタログを開く」を選択します。
  2. 次のリストの説明に従って、必須フィールドに入力します。
    • タイプ「オンライン」を選択します。

    • URL - 次の形式でURLを入力します。

      https://hostname/analytics-ws/saw.dll

    • ユーザー — ホストURLのユーザー名を入力します。

    • パスワード — 指定したユーザーのパスワードを入力します。

    • ロケール — ロケールを選択します。

    • 表示専用モード — このフィールドは、表示専用モードでカタログを開く場合に選択します。

  3. 「OK」をクリックします。