2 Oracle Analytics Cloudからの移行の準備

Oracle Analytics CloudからOracle Analytics Serverにコンテンツを移行する前に、移行を計画し準備します。

タスク 説明 詳細情報
Oracle Analytics Serverのデプロイ

Oracle Analytics Serverを計画、インストールおよび構成します。

Oracle Analytics Serverのインストールと構成

ターゲットへのユーザーの移行

ソースのアイデンティティ・ストアからユーザーとグループを移行します。

Oracle Analytics Serverへのユーザーとロールの移行

シングルサインオンの再構成

(オプション)ソース環境でシングル・サインオン(SSO)が構成されている場合は、ターゲット環境でSSOを設定します。

Oracle Analytics ServerでのSSO認証の有効化

外部アイデンティティ・プロバイダとの統合

(オプション)ターゲット環境で外部認証プロバイダと統合します。たとえば、Oracle Internet Directory、Microsoft Active Directoryなどです。

Oracle Analytics Serverでの代替認証プロバイダの使用

データへの接続

ターゲットのOracle Analytics Serverで接続情報を再構成します。データがOracle Cloud Infrastructure Classic上またはGoogle BigQuery上のデータベースに格納されている場合は、そのデータを別のデータベースに移動する必要があります。

データへの接続

許可リストへのOracle Analytics Server IPアドレスの追加

データ・ソースの許可リストにOracle Analytics CloudのIPアドレスを登録した場合は、Oracle Analytics Serverについてもこのタスクを実行する必要があります。

許可リストへのOracle Analytics ServerのIPアドレスの追加

ソース・コンテンツのクリーン・アップ

古いコンテンツや不要なコンテンツを削除し、使用されなくなったユーザーを削除して、移行をよりスムーズかつ迅速にします。

ソース環境のクリーン・アップ

停止時間の要件について

移行プロセスは、Oracle Cloud Infrastructure (Gen 1)上の既存のOracle Analytics Cloud - Classicインスタンスの可用性には影響しません。ユーザーは引き続きサインインしサービスを使用できます。

ノート:

移行のための最終スナップショットの取得にユーザーがアクセスし変更を加えることができるようにする場合は、ユーザーが加えた変更内容を含める必要があるときに、別のスナップショットを取得し、移行を繰り返す必要があります。

コンテンツを正常に移行した後に、ユーザーをOracle Analytics Serverに再ルーティングできます。

Oracle Analytics Serverのインストールと構成

Oracle Analytics Serverは、複数のデプロイメント・オプションを備えた、お客様が管理するソフトウェアです。移行する前に、Oracle Analytics Serverをインストールし構成する必要があります。

  • オンプレミス: Oracle Analytics Serverをお客様独自のデータ・センターにデプロイできます。Oracle Analytics Serverは、Oracle、またはMicrosoft AzureなどのOracle以外のクラウド・インフラストラクチャでホストすることもできます。「Oracle Analytics Serverのインストールと構成」を参照してください。
  • Oracle Cloud Marketplace: Oracle Cloud Marketplaceにあるクイックデプロイ・テンプレートを使用すると、ホストされた、お客様が管理するサービスとして、Oracle Cloud InfrastructureへのOracle Analytics Serverのデプロイメントを迅速化できます。Oracle CloudへのOracle Analytics Serverのデプロイを参照してください。

Oracle Analytics Serverでのサインインと確認

インストール中に指定した管理者ログイン資格証明を使用して、Oracle Analytics Serverのホームページにサインインします。Oracle Analytics Serverが稼働しておりコンソールにアクセスできることを確認します。

  1. 管理者資格証明を使用してOracle Analytics Serverにサインインします。
  2. ホーム・ページで、「ナビゲータ」バー、「コンソール」の順にクリックします。
  3. コンソールで、左上隅にあるナビゲーションメニューをクリックします。
  4. ユーザーとロールスナップショットおよびシステム設定にアクセスできることを確認します。移行の実行にはこれらのページを使用します。

Oracle Analytics Serverへのユーザーとロールの移行

Oracle Analytics Serverに移行する前に、Oracle Analytics Cloudで使用されているユーザーとグループを、Oracle Analytics Serverにレプリケートする必要があります。これを実現する方法は、Oracle Identity Cloud Serviceを使用しているか組込みWebLogic LDAPサーバーを使用しているかで異なります。ユニバーサル・クレジットでOracle Analytics Cloud - Classicをサブスクライブしている場合は、Oracle Identity Cloud Serviceでユーザーを管理しています。従来の従量制または非従量制サブスクリプションでOracle Analytics Cloud - Classicをサブスクライブしている場合は、組込みWebLogic LDAPサーバーを使用している可能性があります。

Oracle Identity Cloud Serviceからのユーザーとグループの移行

Oracle Identity Cloud Serviceのエクスポート機能を使用してOracle Analytics Cloudからユーザーとグループをエクスポートします。これらのユーザーおよびグループをOracle Analytics Serverに移行する方法は、ターゲット環境でID管理にデフォルトのWebLogic LDAPサーバーを使用するかOracle Internet Directory (OID LDAP)などの代替アイデンティティ・プロバイダを使用するかで異なります。

ユーザーとグループのインポート方法は、Oracle Analytics Serverで使用する予定のアイデンティティ・プロバイダによって異なります。

  1. Oracle Identity Cloud Serviceで、次のようにします。
    1. ユーザーをエクスポートします。Oracle Identity Cloud Serviceの管理IDCSからのユーザーのエクスポートを参照してください。
    2. ユーザー・グループをエクスポートします。Oracle Identity Cloud Serviceの管理IDCSからのグループのエクスポートを参照してください。

    ターゲット環境でCSVファイルをインポートする前に、ターゲットのアイデンティティ・プロバイダに必要なすべての情報がそれらのCSVファイルに含まれていることを確認してください。

  2. 移行のために両方のCSVファイルを準備します。
    1. ユーザーCSVファイルを調べて、その情報がすべて含まれていることを確認し、不要になった使用されていないユーザーを削除します。
    2. グループのCSVファイルで同じことを繰り返します。
  3. Oracle Analytics Serverのターゲット・アイデンティティ・プロバイダでユーザーとグループをレプリケートします。
    1. 前にエクスポートしたCSVファイルからユーザーをインポートします。
    2. 前にエクスポートしたCSVファイルからグループをインポートします。

組込みWebLogic LDAPサーバーからのユーザーとグループの移行

従来の従量制または非従量制サブスクリプションでOracle Analytics Cloud - Classicをサブスクライブしている場合は、ID管理に組込みWebLogic LDAPサーバーを使用している可能性があります。ユーザーとグループをOracle Analytics Serverに移行する方法は、ターゲット環境でID管理にデフォルトのWebLogic LDAPサーバーを使用するかOracle Internet Directory (OID LDAP)などの代替アイデンティティ・プロバイダを使用するかで異なります。

ソースのOracle Analytics Cloudで組込みWebLogic LDAPサーバーが使用されている場合は、wls_ldap_csv_exporterスクリプトを使用してユーザーとグループをCSVファイルにエクスポートします。それらをOracle Analytics Serverに移行できます。必要なすべての情報が含まれるように両方のCSVファイルを準備し、それらをターゲット環境にインポートします。

  1. ソース環境からユーザーとグループをエクスポートします。次のようにwls_ldap_csv_exporterスクリプトを実行します。
    $ /bi/app/public/bin/wls_ldap_csv_exporter -u weblogic_admin_user -c oracle_common_folder_path -D output_dir

    通常は、oracle_common_folder_pathはフォルダ/bi/app/fmw/oracle_commonです

    このスクリプトでは2つのCSVファイルが作成されます。一方のCSVファイルにはユーザーが含まれ、もう1つのCSVファイルにはグループが含まれます。ログ・ファイルもあり、このファイルでは、ターゲット環境で認識できない無効または互換性のないレコードが示されます。

    • すべてのユーザーにデフォルト・パスワードが必要です。

    • グループ・メンバーシップのレコードは、グループCSVファイルから破棄され、ログ・ファイル内で示されます。つまり、グループが別のグループのメンバーである場合です。

    ターゲット環境でCSVファイルをインポートする前に、ターゲットのアイデンティティ・プロバイダに必要なすべての情報がそれらのCSVファイルに含まれていることを確認してください。

  2. 移行のために両方のCSVファイルを準備します。
    1. ログ・ファイルで、無効または不完全なレコードについて情報を確認します。
    2. ユーザーCSVファイルを調べて、その情報がすべて含まれていることを確認し、不要になった使用されていないユーザーを削除します。
    3. グループのCSVファイルで同じことを繰り返します。
  3. Oracle Analytics Serverのターゲット・アイデンティティ・プロバイダでユーザーとグループをレプリケートします。
    1. 前にエクスポートしたCSVファイルからユーザーをインポートします。
    2. 前にエクスポートしたCSVファイルからグループをインポートします。

データへの接続

Oracle Analytics Serverをデータに接続する方法は、データの格納場所とデータの使用計画によって異なります。

データの格納場所 説明 詳細情報
オンプレミス・データベース Oracle Database、Oracle Essbase、Microsoft SQL Server、Teradata、IBM DB2などのオンプレミス・データベースでデータを保持できます。 オンプレミス・データベース上のデータへの接続
Oracle Cloud Infrastructure上のOracle Database データを同じデータベース内で保持できます。

移行前または移行後にOracle Analytics Serverでデータベース接続の詳細を編集する必要はありません。

移行後に、Oracle Analytics Serverへのアクセスを可能にするために、クラウド・データベースでアクセス制御リスト、ファイアウォールまたはその他のセキュリティを更新する必要がある場合があります。

Oracle Cloud Infrastructure上のデータへの接続
その他のクラウド・データベース データを同じデータベース内で保持できます。

移行前または移行後にOracle Analytics Serverでデータベース接続の詳細を編集する必要はありません。

移行後に、Oracle Analytics Serverへのアクセスを可能にするために、クラウド・データベースでアクセス制御リスト、ファイアウォールまたはその他のセキュリティを更新する必要がある場合があります。

他のクラウド・データベース上のデータへの接続

オンプレミス・データベース上のデータへの接続

オンプレミス・データベース内にデータを保持できます。Oracle Analytics Cloudでリモート・データにアクセスできるように、オンプレミス・ネットワークでデータ・ゲートウェイまたはリモート・データ・コネクタをインストールした場合は、それらを削除してかまいません。Oracle Analytics Serverでは、データ・ゲートウェイ(またはリモート・データ・コネクタ)は必要ありません。

  1. 移行後に、Oracle Analytics ServerまたはOracle BI Administration Toolでオンプレミス・データベースへの接続を再構成します。
  2. 必要な場合は、オンプレミス・データベースの許可リスト(ご使用のファイアウォール上)にOracle Analytics ServerのIPアドレスを追加します。
  3. オプション: オンプレミス・データベース・ネットワークからデータ・ゲートウェイ(またはリモート・データ・コネクタ)を削除します。

Oracle Cloud Infrastructure上のデータへの接続

Oracle Analytics ServerOracle Cloud Infrastructure上のデータベースに接続する必要がある場合は、新しいOracle Analytics ServerインスタンスのIPアドレスをそのデータベースの許可リストに追加する必要があります。

  1. ターゲットのOracle Analytics ServerのIPアドレスを確認します。
  2. ターゲットのOracle Analytics ServerのIPアドレスをOracle Cloud Infrastructure上のデータベースの許可リストに追加します。

他のクラウド・データベース上のデータへの接続

Oracle Analytics Serverを他のクラウド・データ・ソース(Oracle以外)に接続する必要がある場合は、信頼できるソースとしてOracle Analytics Serverが識別されるように、そのIPアドレスをそのデータ・ソースに登録する必要があることがあります。

  1. ターゲットのOracle Analytics ServerのIPアドレスを確認します。
  2. 必要な場合は、クラウド・データ・ソースの許可リストにOracle Analytics ServerのIPアドレスを追加します。

許可リストへのOracle Analytics ServerのIPアドレスの追加

以前にOracle Analytics CloudインスタンスのIPアドレスまたはエンドポイントを許可リストに含めた場合は、Oracle Analytics Serverについてもこのタスクを実行する必要があります。

  1. Oracle Analytics ServerのIPアドレス情報を確認します。
  2. 必要に応じて、ターゲットのOracle Analytics Serverに関連付けられているIPアドレスを、データ・ソースの許可リストに追加します。

ソース環境のクリーン・アップ

コンテンツが多いほど移行にかかる時間が長くなるため、Oracle Analytics Serverに移行するOracle Analytics Cloud環境をクリーン・アップしてください。古いカタログ・コンテンツや不要なカタログ・コンテンツを削除し、使用されなくなったユーザーを削除すると、移行がよりスムーズかつ迅速になります。

  1. 使用されなくなったユーザーとグループをアイデンティティ・ストアから削除します。これによっても、スナップショットのサイズが小さくなり移行が迅速化されます。
  2. 使用状況トラッキングを構成した場合は、使用状況トラッキング・データを確認して、使用されていないオブジェクトを特定します。
  3. 個人フォルダと共有フォルダから、不要になったかOracle Analytics Serverに移行する必要がないカタログ・コンテンツ(ワークブック、分析、ダッシュボード、レポート)を削除します。
  4. 必要のない、使用されていないか古いデータセット、データ・フローおよび順序を削除します。
  5. 不要になった使用されていないデータベース接続を削除します。
  6. 移行する必要がない、セマンティック・モデル内の使用されていないオブジェクトを削除します。
  7. データ・レプリケーションなど、Oracle Analytics Serverでサポートされていないオブジェクトを削除します。
  8. 同じクリーン・アップ・タスクを実行するように他のユーザーを招待します。