What-If分析のパラメータのユース・ケース
このトピックでは、ユーザーが値を入力してメトリックのwhat-ifタイプ分析や予測分析を実行できるようにするためのパラメータの使用方法について説明します。
ユース・ケースの説明
このユース・ケースでは、ユーザーが、様々な出荷モード・タイプの出荷コスト増加に基づいて予測されるコスト増加を確認します。
ユーザーが、予測される出荷コストを値のパーセンテージとして入力します。この値が、予測される出荷コストの計算に使用されるパラメータに渡されます。
このユース・ケースでは、Sample Order Lineデータセットを使用します。
このユース・ケースのステップは次のとおりです:
ビジュアライゼーションの作成
このユース・ケースを開始するには、ワークブックを作成するか開き、出荷モード別に出荷コストを示す棒グラフ(X軸が出荷モード、Y軸が出荷コスト)を追加します。

パラメータの作成
ワークブックの「パラメータ」タブに移動して、このユース・ケースに必要なパラメータを作成します。

- 「名前」に、Cost Increase %と入力します。
- 「データ型」で、「整数」を選択します。
- このパラメータは単一入力フィルタとして使用されるため、「複数値の許可」では設定を「オフ」のままにしておきます。
- 「別名」では、設定を「オフ」のままにしておきます。
- 「使用可能な値のタイプ」フィールドで、「範囲」を選択します。範囲の開始値には、0を入力します。範囲の終了値には、100を入力します。
- 「初期値」で、「値」を選択し、0と入力します。

計算の作成
ユーザーが入力した0から100までの値は、出荷コスト増加の計算に渡されます。
- ワークブックの「データ」タブに移動し、「マイ計算」フォルダを右クリックして、「計算の追加」をクリックします。
- 「名前」に、Projected Cost Increaseと入力します。
- 「計算」フィールドで、次の計算を構成します:
Shipping Cost + (Shipping Cost * @parameter("Cost Increase %")('0'))

計算をビジュアライゼーションに追加
- ワークブックの「パラメータ」タブをクリックします。
- 予測されるコスト増加の計算が2次的なメジャーとして処理されるように、これを「文法」パネルの「値」(Y軸)領域の出荷コストの下にドラッグ・アンド・ドロップします。

パラメータをフィルタとしてビジュアライゼーションに追加
このステップを完了すると、ユーザーが選択したフィルタ値が計算に渡され、計算では増加率としての値を使用して新しい出荷コストが計算されます。ビジュアライゼーションに、予測されるコスト増加が実際の出荷コストと比較して表示されます。
- 「パラメータ」タブから、予測されるコスト増加の計算を文法パネルの「フィルタ」領域にドラッグ・アンド・ドロップします。

パラメータを使用してビジュアライゼーションのタイトルをカスタマイズ
このステップを完了すると、パラメータの名前と値がビジュアライゼーションおよび軸のタイトルに渡されます。
- ビジュアライゼーションをクリックして選択し、「プロパティ」をクリックして「プロパティ」パネルを表示します。
- 「一般」で、「タイトル」フィールドを見つけて「自動」をクリックします。「カスタム」を選択します。
- 次のように入力します:
Project Shipping Cost based on @parameter("Cost Increase %") cost increase
