参照ファイルからの使用可能なコンテンツの追加と埋込み

Excel参照ファイルに名前付き範囲を定義したら、使用可能なコンテンツとして範囲を指定し、このトピックの手順を使用してそのコンテンツをドックレットに即時に埋め込むことができます(「ドックレットへの参照ファイルの登録」および「ドックレットへの参照ファイル・コンテンツの埋込み」で説明されている2つの部分からなる手順は省略します)。

このトピックでは、「ドックレットへの参照ファイルの登録」で使用したExcelファイルから使用可能なコンテンツを追加します。このシナリオでは、使用可能なコンテンツとして名前付き範囲を1つ追加しました。ただし、そのExcelファイルには、使用可能なコンテンツとして追加できる4つの名前付き範囲がありました。この手順では、そのExcel参照ファイルの名前付き範囲を使用可能なコンテンツとして追加し、それらを埋め込みます。

このトピックで説明するプロセスは、コンテンツをWordとPowerPointのどちらのドックレットに埋め込む場合でも同じです。

参照ファイルからコンテンツをドックレットに追加して埋め込むには:

  1. レポート・パッケージを開き、ドックレットを開いてチェックアウトします。

    ノート:

    この手順で使用する埋込みコンテンツを挿入する位置に、必ずカーソルを置いてください。

  2. 「Narrative Reporting」リボンで、「埋込み」ボタンをクリックして「コンテンツの埋込み」ダイアログ・ボックスを表示します。

    図22-30に、参照ファイルCurrent Data.xlsxをソースとする使用可能なコンテンツ"Actual"を示します。

    オプションで、「プレビューの表示」ボタンをクリックして、選択した使用可能なコンテンツのプレビューを表示します(「使用可能なコンテンツのプレビュー」を参照)。

    図22-30 「コンテンツの埋込み」ダイアログ・ボックス


    埋込み可能な名前付き範囲が1つ表示された「コンテンツの埋込み」ダイアログ・ボックス。
  3. 「コンテンツの埋込み」ダイアログの使用可能なコンテンツの追加ボタンをクリックして、「新規コンテンツの埋込み」ダイアログを表示します。
  4. 図22-31に示すように、「新規コンテンツの埋込み」で、「ソース」フィールドのドロップダウン・メニューをクリックしてオプションを選択します。
    • ローカル・ファイル - 「ローカル・ファイル」を選択した後、「ファイルの選択」ボタンをクリックし、参照ファイルとして使用する予定のExcelファイルの場所を参照し、そのファイルを選択します。
    • 参照ファイル - 以前に登録した参照ファイルから使用可能なコンテンツを追加する場合は、「ソース」ドロップダウン・メニューからファイルを選択します。

    図22-31 「新規コンテンツの埋込み」ダイアログ・ボックス


    「新規コンテンツの埋込み」ダイアログ・ボックスの「ソース」フィールドのドロップダウン・メニュー。参照ファイルを初めてドックレットに追加するとき、またはリストにすでに存在する参照ファイルを選択するときは、ここで「ローカル・ファイル」を選択します

    いずれかを選択すると、使用可能なコンテンツに対して選択できる範囲のリストが「ソース・オブジェクト」の下に表示されます。

    このトピックの例では、「ドックレットへの参照ファイルの登録」および「ドックレットへの参照ファイル・コンテンツの埋込み」で以前使用していたCurrent Data.xlsxファイルを選択し、次のステップの図22-31に示すように、使用可能なコンテンツとして追加できる4つの範囲を「ソース・オブジェクト」の下にリストします。

  5. 「新規コンテンツの埋込み」ダイアログで、ドックレットに埋め込むソース・オブジェクト名(チェック・ボックスではなく)をクリックします。

    ヒント:

    オブジェクトは1つのみ選択してください。

    図22-32では、"All"という名前のソース・オブジェクトがクリックされ、チェック・ボックスが選択されています。

    図22-32 名前付き範囲が選択されている「新規コンテンツの埋込み」ダイアログ・ボックス


    名前付き範囲が選択されている「新規コンテンツの埋込み」ダイアログ・ボックス。
  6. 「OK」をクリックして、選択したコンテンツをドックレットに埋め込みます。

    図22-33の例では、WordドックレットにExcelの表が埋め込まれています。

    図22-33 参照ファイルからのコンテンツがWordドックレットに埋め込まれている

    Wordドックレットに埋め込まれた参照ファイルからのExcel表の例
  7. オプション: ドックレットの埋込みコンテンツを選択して、使用可能なコンテンツ名を表示します(「ドックレットの使用可能なコンテンツ名の表示」を参照)。
  8. オプション: 埋め込む参照ファイルから追加する使用可能なコンテンツごとにステップ2から開始して、この手順を繰り返します。
  9. 終了したら、ドックレットをアップロードしてチェックインします。