4.1.2.6.2 BEACONNファイル: セッション定義

BEACONNファイルには、サンプルのセッション定義も含まれています。これは、リモート・ホストに配置することにより、ATMIプラットフォームのローカル・ドメインとリモート・ホストとの通信用の論理リンクを定義します。

サンプル・セッション定義の名前はBEATESTで、BEACONNというインストール・グループの下にあります。次のリストに、BEACONNファイルのセッション定義の例を示します。

リスト BEACONNファイルのサンプル・セッション定義

DEFINE CONNECTION(BEA)     GROUP(BEACONN)
       DE(TUXEDO MAINFRAME ADAPTER FOR SNA EXAMPLE RDO CONNECTION)
       ACCESSMETHOD(VTAM)  PROTOCOL(APPC)
       NETNAME(**LOCALLU**)
       ATTACHSEC(LOCAL)    AUTOCONNECT(NO)

AUTOCONNECTは、セッションをアクティブ化する際のネゴシエート方法を指定します。YESは、接続がバインドされたときにCICS/ESAホストが自身の競合の勝者セッションとネゴシエートできるようにします。Oracle Tuxedo Mainframe Adapter for SNAソフトウェアがCICS/ESAホストのかわりに接続を確立する必要があります。ただし、スタックが接続を確立した場合は、これは勝者として認識された個数のセッションのみバインドできます。AUTOCONNECTパラメータをYESに設定すると、接続が確立されたときにただちにホストは勝者セッションをバインドします。それ以外の場合、ホストのアウトバウンド・クライアントは勝者セッションを待機してからバインドする必要があります。

SMSNA100などのCICS/ESA提供のモード名、またはユーザー定義のモード名のいずれかに**MODE**を置き換えます。BEA接続に別のセッション定義セットが存在する場合は、このモード名は接続に定義されているすべてのセット間で一意である必要があります。このモード名はVTAM LOGMODE名に対応します。

MAXIMUMオプションは、(**MAX**)セット内のセッションの合計数、および競合の勝者セッションの合計数(**MIN**)を定義します。インストールが確認されるには、勝者セッションの合計数にホストおよびリモート・スタックの勝者セッションの合計数が含まれている必要があります。インストールの確認プロセスでは、両方の側をクライアントとして実行できます。ローカルの競合の勝者セッションとリモート・ホストの勝者セッションの合計数は、セッション数と一致する必要があります。ローカルのセッション数はリモートのセッション数と一致する必要があります。