4.1.2.6 CICS/ESAアプリケーションの構成

インストールされたOracle Tuxedo Mainframe Adapter for SNAソフトウェアには、CICSアプリケーションを構成するための2つのサンプル・ファイルが含まれています。

  • BEACONNファイルには、ホスト・システムのCICS/ESA構成パラメータが含まれています。これには接続定義とセッション定義があります。
  • BEASNAファイルには、アプリケーション定義が含まれ、CICS/ESA環境でのインストールの確認を実行できます。この定義はインストールの確認を実行する場合に必要です。これらにはプログラム定義、トランザクション定義、およびCPI-Cの例におけるパートナ定義があります。

注意:

The BEACONNファイルは、定義が現在ない場合にのみ、CICS/ESAシステム定義(CSD)ファイルに追加してください。システム管理者に確認してください。

ファイルを追加する方法の1つとして、バッチ・ユーティリティ・プログラムDFHCSDUPの使用があります。次のリストは、BEASNAファイルを追加するバッチ・プログラムとしてのDFHCSDUPの起動に使用できるジョブ制御言語(JCL)文の例です:

リスト DFHCSDUPを起動するJCLの例

//YOURJOB JOB accounting info,name,MSGLEVEL=1
//STEP1 EXEC PGM=DFHCSDUP,REGION=512K,
//      PARM='CSD(READWRITE),PAGESIZE(60),NOCOMPAT'
//STEPLIB   DD DSN=CICSxxx.SDFHLOAD,DISP=SHR
//DFHCSD    DD UNIT=SYSDA,DISP=SHR,DSN=CICSxxx.DFHCSD
//SYSPRINT  DD SYSOUT=A
//SYSIN     DD DSN=YOUR.PDS(BEASNA),DISP=SHR

サンプル・メンバーの定義では、Oracle Tuxedo Mainframe Adapter for SNAのオンライン・リソース定義(RDO)グループ名を使用します。この定義は既存のRDOグループに追加できるだけでなく、頻繁に使用する場合はCICS/ESA起動リストに追加することもできます。(この場合、CICS/ESAリージョンの起動時にグループが自動的にインストールされます。)グループを起動リストに追加するには、サンプルRDOの次の文を非コメント化します。

ADD GROUP(BEACONN) LIST(**YOURLIST**)
ADD GROUP(BEASNA) LIST(**YOURLIST**)

引数のうち、**YOURLIST**が起動リスト名です。

CICS/ESAリージョンの起動後にグループを手動でインストールするには、CICS/ESAターミナル・セッションから次のコマンドを発行します。

CEDA I GROUP(BEACONN)
CEDA I GROUP(BEASNA)