6.1.3.1 ATMIアプリケーションから送信されるDPLリクエスト
Oracle Tuxedo Mainframe Adapter for SNAソフトウェアでは、ATMIリクエスト側に対応するLENGTH
パラメータがないためにどのようなサイズのCOMMAREA
をリモートのDPLサービスで想定するかを決定する必要があります。
DPLリクエストのLENGTH
値を決定するために、ソフトウェアは、次の表に示すように、INBUFTYPE
またはOUTBUFTYPE
パラメータ定義の潜在的なサイズのうち大きい方を使用します。
リモートのDPLアプリケーションでは、LENGTH
サイズのバッファを受け取り、LENGTH
サイズのバッファを戻します。
表6-1 DPLリクエストのLENGTH計算
INBUFTYPEまたはOUTBUFTYPE | LENGTH計算 |
---|---|
STRING/X_OCTET/CARRAY | これらの型付きバッファでは、INBUFTYPE パラメータ定義を使用してLENGTH を決定し、必要であればnull文字を追加します。
|
VIEW/VIEW32/X_COMMON/X_C_TYPE | LENGTH はVIEW ファイルの最大サイズです。この計算では、C構造体とターゲット・レコードのうち、大きい方のサイズが採用されます。
|
FML/FML32 | VIEW ファイルの最大サイズ。この計算では、C構造体とターゲット・レコードのうち、大きい方のサイズが採用されます。FMLバッファの長さは考慮されません。
|
XML | XML型付きデータを戻す際、DPLプログラムはXML文字列の終了にnull文字を追加することでXML型付き応答バッファをサイズ変更できます。XML型付きデータの応答バッファの長さエラーを回避するため、XML文字列に追加されたnull文字がすべて削除されてから、データが戻されます。 |
RECORD | この型付きバッファでは、INBUFTYPE パラメータ定義を使用してLENGTH を決定します。
|
LENGTH
を決定できない場合、CICSアプリケーションで許可される最も大きな値が割り当てられます。
親トピック: DPLサービスのデータ変換