2.3.12 トランザクション・ホストCPI-CからATMI対話型サーバー、クライアントによる制御の付与

図2-32 DMCONFIGファイルのエントリ


DMCONFIGファイルのエントリ

  1. CPI-Cアプリケーション・プログラムMIRRCPICは、環境の起動指定によって起動されます。
  2. MIRRCPICクライアントは、cminitに対して、この対話の他のリクエストすべてで使用される対話属性を構築、および対話IDを受信するようリクエストします。リモート・サーバーおよびサービスは、CPI-C側の情報エントリMIRRSIDEで指定されます。
  3. cmsslでは対話属性がCM_SYNCPOINTで同期レベル2に設定されます。これにより、ATMIサービスがトランザクションに参加します。
  4. cmallcリクエストにより、DMCONFIGファイルのDM_LOCAL_SERVICESセクションでMIRRORSERVにマップされている、公開済のサービスが開始されます。
  5. MIRRCPICにより、クライアントが受信準備リクエストによってATMIサーバーへ制御を放棄します。cmsptrによって受信準備タイプがCM_RECEIVE_AND_FLUSHに設定されます。cmptrリクエストは制御を即時に放棄します。
  6. MIRRORサービスでは、odataバッファのデータ・コンテンツをcmrcv ibufferに送信します。cmrcvは、対話終了を示す確認リクエストをサーバーから受信します。
  7. クライアントは確認リクエストに対してcmcfmdで応答します。
  8. MIRRCPICクライアントでは、cmdealリクエストで対話の解放が準備されます。CM_DEALLOCATE_SYNC_LEVELの対話では、トランザクション内のすべての更新済リソースがコミットされ、SAAリソース・リカバリverb srrcmitを待機します。対話はcommitシーケンスの完了後に終了します。