20 グラフ・ビジュアライゼーション・アプリケーションについて

グラフ・ビジュアライゼーション・アプリケーションは、グラフ・サーバー (PGX)と連携して動作する単一ページのWebアプリケーションです。

グラフ・サーバーは、埋込みモードでデプロイしたり、Apache TomcatまたはOracle WebLogic Serverにデプロイできます。グラフ・ビジュアライゼーション・アプリケーションでは、PGQL問合せまたはSQLグラフ問合せ(Oracle Databaseリリース23aiでのみサポートされているSQLプロパティ・グラフの場合)が入力として受け入れられ、結果が視覚的にレンダリングされます。クライアント側の探索およびビジュアライゼーション機能の豊富なセットにより、グラフ・データの新しいインサイトを明らかにすることができます。

グラフ・ビジュアライゼーション・アプリケーションは、グラフ・サーバー(PGX)と連携して動作します。クライアント・アプリケーションによってグラフ・サーバー(PGX)に実行時にロードされ、graph.publish() APIを介して使用可能になったグラフを視覚化できます。

20.1 Webアプリケーションへのグラフ・ビジュアライゼーション・ライブラリの埋込み

Webアプリケーションでグラフ・ビジュアライゼーション・コンポーネントを統合して、グラフ・データを視覚化できます。

Oracle Graph Server and Clientデプロイメントには、oracle-graph-visualization-library-24.1.0.zipファイルにグラフ・ビジュアライゼーション・コンポーネント用のJavaScriptライブラリが含まれています。

ライブラリ内のグラフ・ビジュアライゼーション・インタフェースでは、次がサポートされています:

  • プロパティに基づいたカスタム頂点およびエッジのスタイル設定
  • グラフ探索のための対話型操作
  • 頂点およびエッジの詳細が含まれるツールチップ
  • 自動凡例
  • 複数のグラフ・レイアウト

詳細は、プロパティ・グラフ・ビジュアライゼーションのGraph JavaScript APIリファレンスを参照してください。

Oracle Software Delivery Cloudからoracle-graph-visualization-library-24.1.0.zipファイルをダウンロードし、ライブラリをWebアプリケーションに統合できます。

例は、GitHubのdemoアプリケーションを参照してください。