4.2 Spatial Studio REST APIへのプログラムによるアクセス

別のアプリケーションのSpatial StudioのREST APIエンドポイントとプログラムでやり取りできます。

一般的なユースケースでは、Spatial Studioのデータセットまたは分析を消費し、そのコンテンツ(ジオメトリおよび属性)を、ゼロから作成するマップまたは既存のWebマッピング・アプリケーション(Oracle Apexアプリケーション内のマップ・リージョンなど)で作成するマップに表示します。これを実装するには、まず、Spatial Studioがマッピングの目的でデータセットを提供する方法を理解する必要があります。

Spatial Studioは、ジオメトリ・データセットをGeoJSONベクター・タイルの2つの形式で提供でき、各形式では独自のRESTエンドポイントを使用します。GeoRasterデータセットに適用されるエンドポイントは、そのコンテンツをイメージ・タイルとして返します。表4-1に、Spatial Studioがデータセットのデータの提供に使用するすべての関連するRESTエンドポイントをまとめます。

表4-1 データセットの形式固有のエンドポイント

形式 エンドポイント

ベクター・タイル

(ジオメトリまたは緯度/経度索引付き列が含まれる表/ビュー/分析データセットの場合)

https://localhost:4040/spatialstudio/oauth/v1/vt/<DATASET_ID>/<GEOM_COLUMN_NAME>/{z}/{x}/{y}.mvt

文字列<DATASET_ID>をターゲット・データセットのidに、<GEOM_COLUMN_NAME>をジオメトリ列の(idではなく)nameに置き換えてください。

GeoJSON

(ジオメトリ・タイプのデータセット用)

https://localhost:4040/spatialstudio/oauth/v1/jsonstream/<DATASET_ID>?geo=<GEOM_COLUMN_NAME>

  • データセットに1つのジオメトリ列しかない場合は、geo問合せパラメータを省略できます。
  • また、文字列<DATASET_ID>をターゲット・データセットのidに、<GEOM_COLUMN_NAME>をジオメトリ列の(idではなく)nameに置き換えてください。

イメージ・タイル

(GeoRasterデータセット用)

https://localhost:4040/spatialstudio/oauth/v1/rt/<COLUMN_ID>/{z}/{x}/{y}.png

これには<COLUMN_ID>が必要であり、<DATASET_ID>は不要です。また、<COLUMN_ID>をGeoRasterデータセットのイメージ列idに置き換えます。GeoRasterデータセットのイメージ列idを取得する方法の詳細は、「Spatial Studio GeoRasterデータセットのイメージ・タイルとしての表示」を参照してください。

これは、ベクター・タイルまたはGeoJSONデータのRESTエンドポイント(データセットのidおよびジオメトリ列のnameが必要)とは異なります。