3.10.2.5.10 移動オブジェクト・データセットのアニメーションの構成

移動オブジェクト・データセットの時空間マップ・レイヤーは、Cesiumマップ・イベントに基づいてアニメーション化できます。

この手順は、すでに時空間マップ・レイヤーがCesiumタイムラインに追加されていることを前提としています。
  1. 「レイヤー」リストの「データ」タブで、プライマリ・レイヤーに対して「メニュー」アイコンをクリックします。
    マップ・レイヤーのコンテキスト・メニューには、次のオプションが表示されます:

    図3-66 マップ・レイヤーのコンテキスト・メニュー

    図3-66の説明が続きます
    「図3-66 マップ・レイヤーのコンテキスト・メニュー」の説明
  2. 「アニメーションの構成」を選択します。

    マップ・レイヤーのアニメーション設定が開きます。

  3. 「自動データセット・リフレッシュに基づいてレイヤーをアニメーション化」をオンにします。
    データセットは、Cesiumクロック・イベントによってアニメーション表示されます。
  4. バックエンドからのデータ・リフレッシュの頻度を指定するには、「自動リフレッシュ間の時間」を指定します。この構成により、時間アニメーションの滑らかさと速度も決まります。
    また、次の点にも注意してください。
    • Spatial Studioでは、ビジュアライゼーションに使用される時空間データセットで構成された「データ変更率」の値と同じデフォルトの頻度値が表示されます。
    • タイムラインに追加されたすべてのマップ・レイヤーには、それぞれに独自のリフレッシュまたはアニメーションの間隔を設定できます。
    • Cesiumクロックの現在時刻がpreviousRefreshTime + x seconds (または別の時間単位)より小さい場合、このパラメータによりタイムラインからのすべての刻時イベントが無視されます。たとえば、データセットが30秒ごとにリフレッシュされるようになっている場合は、この値を「自動リフレッシュ間の時間」で構成することで、すべてのレイヤーに対してCesiumクロックが刻時イベントをスローし続けていても、このレイヤーはそのようなイベントを無視するようになります。
  5. 「時間単位」を指定します。
  6. 「ロードするデータの量」を指定します。これは、移動オブジェクトのトレイル長です。トレイル長の値Nは、Spatial Studioがリフレッシュのたびに移動オブジェクトの直近のN単位(次のステップで指定する単位値)をフェッチする必要があることを示します。

    ヒント:

    基礎となるデータベース表またはビューに数百万のレコードが含まれている場合は、トレイル長で構成した直近のN単位のデータのみを表示するようにマップ・アニメーションを制限できます。

    Spatial Studioでは、時空間データセットで構成されている「データ変更率」値の15倍となるデフォルトのトレイル長の値が表示され、最も近い整数に丸められることに注意してください。

  7. トレイル長の「時間単位」を指定します。

    アニメーション設定が構成され、マップ上で移動オブジェクトのアニメーションを表示できます。

    ノート:

    移動オブジェクトの記号および色を選択できます。ただし、選択した記号が、「移動オブジェクト・データセットの時空間マップ・レイヤーの特性」で説明した条件に準拠していることを確認してください。