3.6 Spatial Studioの「データセット」ページ
「データセット」ページでは、既存のデータセットの表示と編集の他、新しいデータセットの作成もできます。
次の図に、「データセット」ページを示します。
「データセット」ページに表示されるデータセットは、次の2つのカテゴリのいずれかに属します:
- 「データセットの作成」をクリックするか、「データセットの作成」オプションを有効にして「名前を付けて保存」操作を実行することで、手動で作成します。その後、このデータセットをビジュアライゼーション用のプロジェクトに追加できます。
- 空間分析を実行したり、選択したフィーチャを保存したり、ピンをマップ・レイヤーとして格納すると、自動的に作成されます。
このデータセットはすぐにマップ・ビジュアライゼーションに追加され、「データセット」ページのリストに表示されます。このようなデータセットは、空間分析データセットと呼ばれます。
「データセット」ページでは次のアクションを実行できます。
- 「データセットの作成」をクリックすると、新しいデータセットを手動で作成できます。
- 表示されたデータセットに対して
をクリックするか、データセット行を右クリックして、次のアクションを実行できます:
- プロパティ: データセットのプロパティを表示または変更します
- 統計の更新: データセット統計を更新します(「データセットの統計の更新」を参照)
- プロジェクトの作成: データセットを使用して新しいプロジェクトを作成します
- アクティブ・プロジェクトに追加: 「アクティブ・プロジェクト」ページのプロジェクトにデータセットを追加します
- エクスポート: データセットを(GeoJSONまたはCSVファイル形式で)エクスポートします。
- 名前を付けて保存: データセットの新しいコピーを作成します
- 権限: データセットの共有と権限を構成します
- キャッシュ: マップ・タイルの事前キャッシュ・アクティビティを制御します(「Spatial Studioにおけるキャッシュについて」を参照)
- 準備: 次のいずれかのオプションに対してデータセットを準備します。
- 住所のジオコード: 地理座標などのジオコード化された情報をデータセットに追加します
- 住所ジオコードのクリア: データセットからジオコード化された情報を削除します
- 逆ジオコード: 一連の地理座標からの住所情報をデータセットに追加します
- 緯度/経度索引の作成: 緯度/経度索引を作成します
- 緯度/経度索引の削除: 緯度/経度索引を削除します
- H3索引の作成: H3集計データセットを準備します
- 空間データセットへの結合: 空間データセットへの結合により、非空間データセットをマップ・ビジュアライゼーションのために準備します
- ジオメトリの検証/修正: データセットのジオメトリを検証し、Spatial Studioで自動で実行できるジオメトリの修正もします。
- 削除: データセットを削除します
- 「データセット」ページからのデータセットの作成について
Spatial Studioを使用すると、「データセット」ページから様々なタイプのデータセットを作成できます。 - 空間分析データセットについて
Spatial Studioでは、空間分析データセットに空間分析操作の結果が格納されます。また、マップ・レイヤー上の選択した地理フィーチャまたはピンを格納すると、新しい空間分析データセットとして保存されます。 - 問題のあるデータセット
マップ・ビジュアライゼーションおよび分析に使用するには、Spatial Studioのすべてのデータセットが一定のデータ要件を満たしている必要があります。 - データセットのジオコーディング
ジオコーディングは、ジオ住所タイプである位置の詳細から緯度と経度の座標を導出するプロセスです。 - データセットの逆ジオコード
逆ジオコードは、緯度および経度座標のセットから住所情報を導出するプロセスです。 - データセットの時空間の有効化
時空間データを視覚化およびアニメーション化するには、「データセット」ページでデータセットの「時空間」を有効にする必要があります。 - 分析のための非空間データセットの準備
Spatial Studioでは、空間データセットへの結合により、非空間データセットをマッピングおよび分析のために準備できます。 - GeoJSONへのデータセットのエクスポート
Spatial StudioからGeoJSONにデータセットをエクスポートできます。 - データセットの統計の更新
Spatial Studioの「統計の更新」機能により、データセット列の統計が収集されます。 - Spatial Studioにおけるキャッシュについて
Spatial Studioリリース22.3以降、すべてのデータセットに対して生成されたすべてのベクター・タイルは、デフォルトでファイル・システムにキャッシュされます。
親トピック: Oracle Spatial Studioの使用