V3年功起算日ルール構成の変更方法
バージョン3 (V3)年功ルール構成を変更できるのは、V3年功起算日ルールに対してトランザクション・データが生成されていない場合のみです。
「年功起算日V3 - 年功起算日トランザクション・データの削除」診断プロセスを使用して、選択した年功ルールのトランザクション・データを削除することで、バージョン3 (V3)年功ルール構成を変更します。単一の年功ルールが計算で使用されている場合でも、そのルールの年功構成を変更できます。
ノート: V3年功ルール設定では、ルールにトランザクション・データが存在する場合は、年功ルールの構成を変更できません。
診断プロセスの詳細
この表は、診断プロセスを説明しています。
診断テスト名 | 摘要 |
---|---|
年功起算日V3 - 年功起算日トランザクション・データの削除 | 年功起算日バージョン3のトランザクション・データを削除します。このプロセスが完了すると、選択した年功ルールの構成を変更できます。 |
診断プロセスは、アクティブまたは非アクティブにできる単一のV3年功ルールに対してのみ実行できます。次の2つのモードでテストを実行できます。
- 検証: 年功ルール・トランザクション・データは、このプレビュー・モードでは削除されません。
- コミット: 選択したルールの年功ルール・トランザクション・データが削除されます。
プロセスを検証モードで実行する場合、ユーザーはHCMデータ・ローダー形式で手動修正を自動生成することを選択できます。構成の変更後に調整を再度ロードして、プロセス全体を単純化できます。
ノート: アプリケーションによって、HCMデータ・ローダー出力がプロセス・ログ・ファイルに生成されます。検証モードでのみ生成されます。
V3年功ルールの構成を変更する手順は、次のとおりです。
- 「年功起算日V3 - 年功起算日トランザクション・データの削除」プロセスを検証モードで実行し、HCMデータ・ローダー形式で手動調整を生成します。
- 結果を確認します。
- 「年功起算日V3 - 年功起算日トランザクション・データの削除」プロセスをコミット・モードで実行します。これにより、トランザクション・データが削除され、年功ルールの構成変更を行うことができます。
- 必要な年功ルールの構成変更を実行します。
- 選択した年功ルールに対して「年功起算日の計算」プロセスを実行します。
- HCMデータ・ローダーを使用して、ステップ1で生成されたデータとともに手動調整をロードします。
- 選択した年功ルールに対して「年功起算日の計算」プロセスを実行します。
V1およびV2の年功起算日をV3年功起算日に一度に移行し、V2からの移行時にV3年功ルールを累計または非累計として作成することを選択できます。また、単一の年功ルールが計算で使用されている場合でも、そのルールの年功構成を変更できます。
詳細は、次のドキュメントを参照してください。
- My Oracle Supportの雇用フロー用セルフサービス・データ整合性フレームワーク - パート1 (文書ID 2548287.1) → V3からV2またはV1への移行 - 訂正
- Customer Connectの年功起算日 - 年功起算日のトラブルシューティング - よくある質問(https://community.oracle.com/customerconnect/discussion/631046)。