ユーザー名とデータ・アップロードの関連付け方法
一部のオブジェクト・コンポーネントでは、オブジェクト履歴をレビューして、オブジェクトの最終更新者を確認できます。このトピックでは、HCMスプレッドシート・データ・ローダーを使用してデータをアップロードする際に、オブジェクト履歴にどのユーザー名が表示されるかを指定する方法について説明します。
テンプレート・セキュリティの設定
スプレッドシート・テンプレートを作成する際に、「定義」ページの「テンプレート・セキュリティ」セクションで「次としてデータをアップロード」フィールドの値を選択します。この値によって、テンプレートから生成されたスプレッドシートからデータがアップロードされるときに、オブジェクトの履歴に表示される内容が決まります。
アプリケーションでデータ・セキュリティを使用しないオブジェクトのスプレッドシート・テンプレートを作成する場合、またはアプリケーションのデータ・セキュリティをスプレッドシートのロードに使用できる場合は、次のようになります:
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「次としてデータをアップロード」フィールドで、「セッション・ユーザー」または「昇格されたユーザー」のいずれかを選択できます。「セッション・ユーザー」を選択した場合、データをアップロードしたサインイン・ユーザーのユーザー名がオブジェクト履歴に表示されます。「昇格されたユーザー」を選択した場合、ユーザー名は常にFUSION_APPS_HCM_ESS_LOADER_APPIDになります。データ・セキュリティを使用していないオブジェクトや、スプレッドシートのバルク・データ・ロードについてデータ・セキュリティを使用できるオブジェクトの場合、「次としてデータをアップロード」はデフォルトで「セッション・ユーザー」に設定されています。
アプリケーションでデータ・セキュリティを使用するオブジェクトのスプレッドシート・テンプレートを作成する場合で、そのデータ・セキュリティをスプレッドシートのロードに使用できない場合は、次のようになります。
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「次としてデータをアップロード」は、「昇格されたユーザー」に設定され、変更できません。オブジェクト履歴でのユーザー名は、常にFUSION_APPS_HCM_ESS_LOADER_APPIDになります。
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そのようなのテンプレートを他のロールと共有することはできません。管理者ロールを持つユーザーのみが、データ・セキュリティを使用するオブジェクトについて、そのデータ・セキュリティをスプレッドシート・データのロードに使用できないアプリケーションでスプレッドシートからデータをアップロードできます。