パーティ情報

パーティ分類では、様々なタイプのパーティを定義します。パーティ分類を使用して、税金決定および税金レポート目的のパーティ・タイプを定義します。

Oracle Fusion Taxでは、2つのタイプの税金パーティ分類が使用されます。

  • パーティ会計分類

  • 法的パーティ分類

両方を使用してパーティを分類し、税務処理基準を定義する決定要素または基本ブロックを用意します。また、レポート作成のためのパーティの分類にも使用します。

パーティ会計分類

税金決定と税金レポート作成のために、パーティ分類を使用して、顧客、サプライヤ、第一者法的エンティティおよび第一者法的レポート・ユニットを分類します。

Oracle Fusion Trading Community Modelのパーティ分類設定内で、パーティ分類カテゴリおよび関連する分類コードを定義します。パーティ会計分類を作成し、特定の「取引先コミュニティ・モデル」パーティ分類カテゴリをこれらのパーティ会計分類に関連付けます。特定の「取引先コミュニティ・モデル」パーティ分類カテゴリの各レベルに1つずつ関連付けてください。税制をこれらのパーティ分類に関連付けて、必要な場合にのみ、これらの関係が表示されて使用可能になるようにします。Oracle Fusion Taxでは、この関係を使用して、どの「取引先コミュニティ・モデル」パーティ分類カテゴリが税金目的で使用されるかが識別されます。Oracle Fusion Taxでは、「取引先コミュニティ・モデル」パーティ分類カテゴリ機能を再利用することにより、該当する場合は、税金目的で共通の分類設定を利用できます。

パーティ会計分類機能内で、Oracle Fusion Tax内で使用する「取引先コミュニティ・モデル」分類レベルを定義します。たとえば、3レベルの「取引先コミュニティ・モデル」パーティ会計分類カテゴリがある場合は、3つのレベルを定義し、それぞれに固有のパーティ会計分類コードと名前を付けます。各レベルに名前を付けることにより、税務処理基準を定義する際に特定のレベルを決定要素として使用できます。同じパーティ会計分類フローを使用して、パーティ会計分類を関連付ける税制を定義します。

ノート: レベルの数を増やすことによってのみ、レベルの数を修正できます。レコードが格納された後は、レベルの数を減らせません。

「取引先コミュニティ・モデル」パーティ分類を定義し、それをパーティ会計分類および税制に関連付けると、これを使用してパーティおよびパーティ・サイトを分類できます。これらのパーティおよびパーティ・サイトは次のとおりです。

  • 顧客

  • 顧客サイト

  • サプライヤ

  • サプライヤ・サイト

  • 法的エンティティ

  • 法的レポート・ユニット

サプライヤ、顧客パーティおよびパーティ・サイトの場合は、税金目的で使用する特定のパーティ分類コードを次のいずれかの方法で関連付けることができます。

  • 顧客保守およびサプライヤ保守内のパーティ税金プロファイル・フロー。

  • Oracle Fusion Taxの専用フロー。

法的パーティ分類

法的パーティ分類は、パーティ会計分類に似ています。どちらの場合も「取引先コミュニティ・モデル」パーティ分類設定を使用し、パーティを分類して税金を決定およびレポートできます。ただし、法的パーティ分類は事前定義されており、アプリケーションの実装時に使用できます。

次の法的分類コードが事前定義されています。

法的パーティ・タイプ・コード

法的パーティ・タイプ名

LEGAL_ACTIVITY_CODE_CL

チリの法的活動コード

LEGAL_ACTIVITY_CODE_PE

ペルーの法的活動コード

LEGAL_ACTIVITY_CODE_VE

ベネズエラの法的活動コード

LEGAL_ACTIVITY_CODE_CO

コロンビアの法的活動コード

2003 SIC

英国の法的活動コード

法的エンティティ分類を使用して、法的エンティティ設定機能内の第一者法的エンティティを分類します。これらの分類を税務処理基準内の決定要素として使用します。法的エンティティ保守フロー内で、法的パーティ分類と特定の法的エンティティが関連付けられます。

法的パーティ分類は事前定義されているため、特に設定は不要で、税務処理基準の設定で直接使用できます。