ノードにアクセスできなくなった場合のOracle Clusterwareのアップグレードの完了

アップグレードの途中で一部のノードにアクセスできなくなった場合は、アクセスできないノードでアップグレード・スクリプト(rootupgrade.sh)が実行されないため、アップグレードを完了できません。アップグレードが完了していないため、Oracle Clusterwareは以前のリリースのままになります。

  1. 次のコマンドを入力して、アップグレードが完了していないことを確認します。
    $ crsctl query crs activeversion
    アクティブなリリースがソース・リリースである必要があります。
  2. この問題を解決するには、次の構文を使用し、-forceフラグを指定してrootupgrade.shコマンドを実行します。
    Grid_home/rootupgrade -force

    たとえば:

    # /u01/app/23.0.0/grid/rootupgrade -force
    

    このコマンドによってアップグレードが強制的に完了されます。クラスタの強制アップグレードには、次の制限があります。

    • すべてのアクティブ・ノードが新しいリリースにアップグレードされる必要があります。

    • すべての非アクティブ・ノード(アクセス可能またはアクセス不可能)は、アップグレードされても、アップグレードされなくてもどちらでもかまいません。

    • アクセスできないノードの場合は、パッチ・セット・アップグレードの後、ノードをクラスタから削除できます。ノードが後でアクセス可能になり、パッチ・バージョン・アップグレードのパスがサポートされる場合は、このノードを新しいパッチ・バージョンにアップグレードできます。

  3. 次のコマンドを使用して、アップグレードが完了したことを確認します。
    $ crsctl query crs activeversion -f
    Oracle Clusterware active version on the cluster is [23.0.0.0.0]. 
    The cluster upgrade state is [FORCED]. The cluster active patch level is [0].
    アクティブなリリースはアップグレードされたリリースです。アップグレード状態FORCEDは、Oracle Clusterwareのアップグレードがすべてのアクセス可能なノードで強制的に完了しましたが、1つ以上のクラスタ・ノードにアクセスできなかったことを示します。アクセスできないクラスタ・ノードをアップグレードまたは削除して、クラスタのアップグレード状態をFORCEDからNORMALに変更できます。