3.9 GeoRasterオブジェクトの索引付け
GeoRasterデータは、様々な方法で索引付けできます。GeoRasterオブジェクトに作成できる最も重要な索引は、GeoRasterオブジェクトの空間エクステント(フットプリント)・ジオメトリ(spatialExtent Attributeに示すspatialExtent
属性)に対する空間索引(Rツリー)です。大規模な地理空間イメージおよびラスター・データベースの場合、GeoRaster列に対して常に空間索引を作成する必要があります。次に、GeoRaster列に対して空間索引を作成する場合の基本ステップを示します。(この例では、GeoRaster表の名前がCITY_IMAGESで、そのGeoRaster列の名前がIMAGEであると仮定します。)
GeoRaster表にすでに空間索引が含まれる場合の特別な考慮事項については、「GeoRaster表に空間索引が含まれる場合の特別な考慮事項」も参照してください。空間索引の作成および拡張機能の詳細は、『Oracle Spatial開発者ガイド』を参照してください。
次のような他の索引を作成することもできます。
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Oracle XMLTypeまたはOracle Textドキュメントの索引付け機能を使用した、メタデータ・オブジェクトに対するファンクション索引
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雲、河川、湖、海、植物など、GeoRaster表の他のユーザー定義列に対する標準の索引
各ラスター・データ表のrasterId
、pyramidLevel
、bandBlockNumber
、rowBlockNumber
およびcolumnBlockNumber
列に対して単一のBツリー索引も作成する必要があります。これは、例3-2および例3-3に示すように、PRIMARY KEY (rasterID, pyramidLevel, bandBlockNumber,rowBlockNumber, columnBlockNumber)
を使用して実行する必要があります。
親トピック: GeoRasterのデータベース作成および管理