3 GeoRasterのデータベース作成および管理

この章では、重要なGeoRasterデータベースの作成および管理操作を実行する方法について説明します。GeoRasterデータベースを構築して管理するための通常のワークフローは、説明されているほとんどまたはすべてのステップで構成されます。

機能を使用するすべてのスキーマに対してGeoRasterを有効にし、GeoRasterオブジェクトを作成し、データをロードしてGeoRasterオブジェクトを検証した後は、アプリケーションの要件に応じて、残りの操作を任意の順序で実行できます。特定の操作をスキップすることもできます。

SQLを使用して実行できる操作と、PL/SQLブロックを使用して実行する必要がある操作があります。GeoRasterオブジェクトのメタデータやセル・データを挿入、更新、形式変更、圧縮、解凍または削除した後は、変更をコミットする前にGeoRasterオブジェクトを更新する必要があります(「コミット前のGeoRasterオブジェクトの更新」を参照)。これらの操作の例については、「GeoRasterのPL/SQLおよびJavaデモ・ファイル」のデモ・ファイルおよび「SDO_GEORパッケージのリファレンス」に示す例を参照してください。

「GeoRasterのデータ問合せおよび操作」の操作も参照してください。

このマニュアルの他の章では、高度なトピックについて説明し(「ラスター代数および分析」および「イメージ処理および仮想モザイク」)、GeoRaster PL/SQLパッケージに関する詳細なリファレンス情報を提供しています(「SDO_GEORパッケージのリファレンス」「SDO_GEOR_ADMINパッケージのリファレンス」「SDO_GEOR_AGGRパッケージのリファレンス」「SDO_GEOR_RAパッケージのリファレンス」および「SDO_GEOR_UTLパッケージのリファレンス」)。