チューニングの候補
次のようなPL/SQLコードは、ほぼ確実にチューニングのメリットを得ることができます。
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新しいPL/SQL言語機能を利用していない古いコード。
ヒント:
古いコードのチューニングに取りかかる前に、現在のシステムのベンチマークを取り、プログラムによって起動される古いサブプログラムをプロファイルします(「PL/SQLプログラムのプロファイルおよびトレース」を参照)。PL/SQLオプティマイザ(「PL/SQLオプティマイザ」を参照)の各種の自動最適化機能により、チューニングの実行前にパフォーマンスが改善する場合があります。
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DBMS_SQLパッケージを使用して記述された古い
動的SQL文。
コンパイル時に動的SQL文の入力変数と出力変数の数およびデータ型がわかる場合、その文をシステム固有の動的SQLで記述しなおすことができます(システム固有の動的SQLは、
DBMS_SQL
パッケージを使用する同等のコードより著しく高速に実行されます(特に、コードをコンパイラによって最適化できる場合))。詳細は、「PL/SQLの動的SQL」を参照してください。 -
SQL文の処理に長時間を費やすコード。
「SQL文のチューニング」を参照してください。
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問合せで起動され、数百万回実行される可能性があるファンクション。
「問合せにおけるファンクションの起動のチューニング」を参照してください。
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問合せ結果のループに長時間を費やすコード。
「ループのチューニング」を参照してください。
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数値計算を大量に実行するコード。
「計算集中型PL/SQLコードのチューニング」を参照してください。
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PL/SQLからSQLに直接渡されるデータベース定義言語(DDL)文を発行するのではなく、PL/SQL文の処理に長時間を費やすコード。
「システム固有の実行のためのPL/SQLユニットのコンパイル」を参照してください。