10.3 逆接続用のトンネリング・モードのOracle Connection Managerの構成

トンネリング・モードのOracle Connection Managerは、サーバーCMANとクライアントCMANの間のトンネル接続を確立します。クライアントは、サーバーcmanに接続することで、トンネル経由で逆接続を行うことができます。

次の各トピックのタスクを実行して、トンネリング・モードのOracle Connection Managerを構成します。

10.3.1 サーバー・トンネリング・モードのOracle Connection Manager用のcman.oraの構成

トンネリング・パラメータを使用して、サーバー・トンネリング・モードのOracle Connection Managerを設定します。

cman.oraファイルで、トンネリング・パラメータをONに設定します。

サーバー・トンネリング・モードのOracle Connection Managerのサンプルcman.ora構成。

CMAN_SERVER=
    (CONFIGURATION =
	(ADDRESS= (PROTOCOL=TCP)(HOST=SERVERCMAN)(PORT=1522))
       (RULE_LIST=
         (RULE=(SRC=*)(DST=*)(SRV=*)(ACT=accept))
       )
       (PARAMETER_LIST=
	  (TUNNELING=ON)
	  (GATEWAY_PROCESSES=16)
	  (NON_TUNNEL_GATEWAYS=8)
	  (TUNNEL_CAPACITY=32)
	  (TUNNEL_PROBE_INTERVAL=7)
       )
     )

10.3.2 クライアント・トンネリング・モードのOracle Connection Manager用のcman.oraの構成

クライアント・トンネリング・モードのOracle Connection Managerを設定するには、cman.oraファイルにtunnel_addressパラメータを設定する必要があります。

クライアント・トンネリング・モードのOracle Connection Managerのサンプルcman.ora構成。

CMAN_CLIENT=
 (CONFIGURATION=           
   (TUNNEL_ADDRESS=                       
     (DESCRIPTION=
       (ADDRESS=(PROTOCOL=TCP)(HOST=SERVERCMAN)(PORT=1522))                       
       (CONNECT_DATA=(TUNNEL_ID=south))
     )
    )
    (ADDRESS=(PROTOCOL=TCP)(HOST=CLIENTCMAN)(PORT=1523))            
    (RULE_LIST=                       
      (RULE=(SRC=*)(DST=*)(SRV=*)(ACT=accept))
     )
    (PARAMETER_LIST=                       
       (MAX_TUNNELS=2)                       
       (GATEWAY_PROCESSES=16)                       
       (NON_TUNNEL_GATEWAYS=8)
    )
  )
tunnel_idのデフォルト名はRCです。

10.3.3 逆接続を行うためのクライアントの構成

サーバーCMANに接続する場合、クライアントはクライアントCMAN識別子を指定する必要があります。

TUNNEL_SERVICE_NAMEパラメータを使用して、クライアントCMAN識別子を指定します。

クライアントのtnsnames.ora構成のサンプル。

SOUTH_SALES_DB= 
	(DESCRIPTION=
	 (ADDRESS=(PROTOCOL=TCP)(HOST=SERVERCMAN)(PORT=1522))
	 (CONNECT_DATA =
	   (TUNNEL_SERVICE_NAME=south)
   	   (SERVICE_NAME=SALES)
	 )
	)

ノート:

source_routeは逆接続ではサポートされていません。

10.3.4 トンネル登録およびクライアント・アクセスのためのサーバーCMANのルールの構成

クライアントCMANは、トンネル・サービスを使用してサーバーCMANに接続します。

クライアントCMANのトンネルIDは、サーバーCMANでサービスとして登録されます。

10.3.4.1 rule_list構文を使用したサーバーCMANのルールの構成

各クライアントCMANのルールをソースとして追加し、サービスをトンネルとして追加する必要があります。クライアントCMANへのクライアント接続を許可するには、クライアントCMANを識別するサービスのルールを追加します。

宛先を*またはlocalhostとして設定する必要があります。

rule_listを使用したトンネリング・モードのサーバー側のOracle Connection Managerのサンプルcman.ora構成。

CMAN_SERVER=
   (CONFIGURATION=
     (ADDRESS=
        (PROTOCOL=TCP)(HOST=SERVERCMAN)(PORT=1522))            
        (RULE_LIST=                       
          (RULE=(SRC=CLIENTCMAN)(DST=*)(SRV=tunnel)(ACT=accept))                       
          (RULE=(SRC=CLIENTHOST)(DST=*)(SRV=south)(ACT=accept))
        )            
      (PARAMETER_LIST=                       
          (TUNNELING=ON)                       
          (GATEWAY_PROCESSES=16)                       
          (NON_TUNNEL_GATEWAYS=8)                       
          (TUNNEL_CAPACITY=32)                       
          (TUNNEL_PROBE_INTERVAL=7)
      )
   )

10.3.4.2 rule_group構文を使用したサーバーCMANのルールの構成

トンネルIDごとにグループを追加します。グループ内のルール・リストは、必要なソース・アドレスへのアクセス権を付与します。

宛先を*またはlocalhostとして設定する必要があります。

rule_groupを使用したトンネリング・モードのサーバー側のOracle Connection Managerのサンプルcman.ora構成。

CMAN_SERVER=
    (CONFIGURATION=
	(ADDRESS=(PROTOCOL=TCP)(HOST=SERVERCMAN)(PORT=1522))
       (RULE_GROUP=
         (GROUP=
           (DESCRIPTION=(NAME=south))
           (RULE_LIST=(RULE=(SRC=CLIENTCMAN)(DST=*)(SRV=*)(ACT=accept)))
	    (RULE_LIST=(RULE=(SRC=CLIENTHOST)(DST=*)(SRV=*)(ACT=accept)))
	  )
         (GROUP=
           (DESCRIPTION=(NAME=cmon))
           (RULE_LIST=(RULE=(SRC=*)(DST=*)(SRV=*)(ACT=accept)))
          )
       )
       (PARAMETER_LIST=
	    (TUNNELING=ON)
	    (GATEWAY_PROCESSES=16)
	    (NON_TUNNEL_GATEWAYS=8)
	    (TUNNEL_CAPACITY=32)
	    (TUNNEL_PROBE_INTERVAL=7)
        )
     )

10.3.5 クライアント側のOracle Connection ManagerのOracle Databaseサーバーの構成

データベースをクライアント側のOracle Connection Managerに登録する必要があります。

このガイドのOracle Connection Managerを使用する場合のOracle Databaseサーバーの構成の項では、データベースをOracle Connection Managerに登録する方法について説明しています。

ノート:

静的ルーティングは、トンネリング・モードのOracle Connection Managerではサポートされていません。