16.6.5 ロギング・パラメータについて

ログ記録される情報の種類と量、ファイルが格納されている位置など、ロギングを制御するパラメータは、各ネットワーク・コンポーネントの構成ファイル内で設定されます。

表16-11 ログ・パラメータの位置

ネットワーク・コンポーネント 構成ファイル

Oracle Connection Managerプロセス

cman.ora

リスナー

listener.ora

クライアント

sqlnet.ora

データベース・サーバー

sqlnet.ora

ノート:

ADR_ENABLEDONに設定すると、すべてのロギング・パラメータがADRによって設定されます。Oracle Net Managerを使用してパラメータを変更することはできません。

16.6.5.1 sqlnet.oraのログ・パラメータ

これらのログ・パラメータは、sqlnet.oraファイル内で設定できます。

表16-12 sqlnet.oraのログ・パラメータ

sqlnet.oraのパラメータ Oracle Net Managerのフィールド 説明

ADR_BASE

トレース: ADRベース・ディレクトリ

インシデントのトレースおよびロギングを格納するベース・ディレクトリを指定します。

DIAG_ADR_ENABLEDONに設定されている場合、このパラメータを使用します。

DIAG_ADR_ENABLED

このパラメータは手動で設定する必要があります。

ADRトレースを有効にするかどうかを指定します。

DIAG_ADR_ENABLEDパラメータがOFFに設定されている場合、非ADRファイルのトレースが使用されます。

ENABLE_CONCISE_LOGS

このパラメータは手動で設定する必要があります。

簡潔な形式(1つの障害の関連情報すべてが1行で表示される)でのロギングを有効または無効にします。

LOG_SUPPRESSED_COUNT

このパラメータは手動で設定する必要があります。

発生回数に基づいて、データベース・サーバー側でのログ・メッセージの抑制を制御します。

LOG_SUPPRESSED_TIME

このパラメータは手動で設定する必要があります。

時間間隔に基づいて、データベース・サーバー側でのログ・メッセージの抑制を制御します。

LOG_DIRECTORY_CLIENT

「クライアント情報: ログ・ディレクトリ」

クライアントのログ・ファイルの宛先ディレクトリを指定します。

デフォルトのクライアント・ディレクトリは、現行の作業ディレクトリです。このパラメータは、ADR_ENABLEDONに設定されている場合は無効になります。

LOG_DIRECTORY_SERVER

「サーバー情報: ログ・ディレクトリ」

データベース・サーバーのログ・ファイルの宛先ディレクトリを指定します。

デフォルトでは、このサーバー・ディレクトリはORACLE_HOME/network/logです。このパラメータは、ADR_ENABLEDONに設定されている場合は無効になります。

LOG_FILE_CLIENT

「クライアント情報: ログ・ファイル」

クライアントのログ・ファイルの名前を指定します。

デフォルトでは、このログ・ファイル名はsqlnet.logです。

LOG_FILE_SERVER

このパラメータは手動で設定する必要があります。

データベース・サーバーのログ・ファイルの名前を指定します。

デフォルトでは、このログ・ファイル名はsqlnet.logです。

16.6.5.2 listener.oraのログ・パラメータ

これらのログ・パラメータは、listener.oraファイル内で設定できます。

表16-13 listener.oraファイルのログ・パラメータ

listener.oraのパラメータ Oracle Net Managerのフィールド 説明

ADR_BASE_listener_name

このパラメータは手動で設定する必要があります。

ADR_BASE_listener_nameパラメータにより、インシデントのトレースおよびロギングを格納するベース・ディレクトリを指定します。

DIAG_ADR_ENABLED_listener_nameONに設定されている場合に使用します。

DIAG_ADR_ENABLED_listener_name

このパラメータは手動で設定する必要があります。

DIAG_ADR_ENABLED_listener_nameパラメータにより、ADRトレースを有効にするかどうかを示します。

DIAG_ADR_ENABLED_listener_nameOFFに設定されている場合は、非ADRファイルのトレースが使用されます。

LOG_DIRECTORY_listener_name

LOG_FILE_listener_name

ログ・ファイル

リスナー・イベントで自動的に生成されるファイルの作成先となるディレクトリとログ・ファイル。デフォルトのディレクトリはORACLE_HOME/network/log、デフォルトのファイル名はlistener.logです。これらのパラメータは、ADR_ENABLEDONに設定されている場合は無効になります。

16.6.5.3 cman.oraのログ・パラメータ

これらのログ・パラメータは、cman.oraファイル内で設定できます。

表16-14 cman.oraファイルのログ・パラメータ

cman.oraのパラメータ 説明

ADR_BASE

ADR_BASEパラメータは、インシデントのトレースおよびロギングが格納される基本ディレクトリを指定します。

DIAG_ADR_ENABLEDONに設定されている場合、このパラメータを使用します。

DIAG_ADR_ENABLED

DIAG_ADR_ENABLEDパラメータは、ADRトレースが有効かどうかを示します。

DIAG_ADR_ENABLEDパラメータがOFFに設定されている場合、非ADRファイルのトレースが使用されます。

EVENT_GROUP

ロギングされるイベント・グループ。複数のイベントを指定するには、カンマ区切りリストを使用します。このパラメータには次の値を使用できます。

  • INIT_AND_TERM: 初期化と終了

  • MEMORY_OPS: メモリー操作

  • CONN_HDLG: 接続処理

  • PROC_MGMT: プロセス管理

  • REG_AND_LOAD: 登録とロード更新

  • WAKE_UP: CMADMIN起動キュー関連のイベント

  • TIMER: ゲートウェイのタイムアウト

  • CMD_PROC: コマンド処理

  • RELAY: 接続制御ブロックに関連付けられたイベント

LOG_DIRECTORY

ログ・ファイルの作成先となるディレクトリ。

デフォルトのディレクトリはORACLE_HOME/network/logです。

このパラメータは、ADR_ENABLEDONに設定されている場合は無効になります。

LOG_LEVEL

ロギングのレベル。次の4つのレベルがサポートされています。

  • off(デフォルト): ロギングなし

  • user: ユーザー・ログ情報

  • admin: 管理ログ情報

  • support: Oracleサポート・サービス情報