16.6 Oracle Net Servicesのエラー情報のロギング
Oracle Net Servicesで発生するすべてのエラーは、ネットワーク管理者やデータベース管理者が評価できるように、ログ・ファイルに追加記録されます。ログ・ファイルは、画面に表示されるエラー・メッセージについて、管理者用の追加情報を提供します。ログ・ファイルのエラー・スタックは、各種レイヤーでのソフトウェアの状態を示します。
すべてのエラーが記録されることを保証するためにはクライアントまたはネーム・サーバーに対するロギングを使用禁止にすることはできません。さらに、ログ・ファイルを置換したり消去できるのは管理者のみです。リスナーのログ・ファイルには、すべてのクライアント接続要求に関する監査証跡情報と大半のリスナー制御コマンドが含まれています。
- Oracle Netエラー・スタック
ログ・ファイルには、エラー・スタックに含まれている情報があります。エラー・スタックとは、ネットワーク・エラーの結果としてOracle通信スタック内に各レイヤーごとに作成される情報です。 - エラー・スタック・メッセージの理解
アプリケーションでは1行のエラー・メッセージのみが表示されますが、ネットワーク層によって情報量の多いエラー・スタックがログ・ファイルに記録されます。 - Oracle Net Servicesのログ・ファイル名
Oracle Net Servicesの各コンポーネントでは、それぞれ固有のログ・ファイルが生成されます。デフォルトのADRを使用するときは、ログ・ファイル名は適切なalertディレクトリにあるlog.xml
です。 - Oracle Networkログ・ファイルのセグメンテーション
Oracle Net Listener、Oracle Connection Manager、グローバル・サービス・マネージャなどのOracleネットワーク・コンポーネントには、テキスト・ログ・ファイルの最大サイズと数を構成できます。 - ロギング・パラメータについて
ログ記録される情報の種類と量、ファイルが格納されている位置など、ロギングを制御するパラメータは、各ネットワーク・コンポーネントの構成ファイル内で設定されます。 - 構成ファイルのロギング・パラメータの設定
sqlnet.ora
ファイルのロギング・パラメータはOracle Net Managerで設定し、listener.ora
ファイルのロギング・パラメータはOracle Enterprise Manager Cloud ControlまたはOracle Net Managerで設定します。 - 制御ユーティリティ実行時のロギング設定
ロギングは、制御ユーティリティの実行中に設定できます。制御ユーティリティを使用してロギングを設定しても、*.ora
ファイルにパラメータは設定されず、設定は制御ユーティリティのセッションでのみ有効です。 - ログ・ファイルの使用
この手順では、ログ・ファイルを使用してネットワーク・エラーを診断する方法を説明します。 - リスナー・ログの分析
リスナー・ログ・ファイルには、監査証跡、サービス登録関連イベント、ダイレクト・ハンドオフ・イベント、Oracle Notification Service (ONS)ノードダウン・イベントのサブスクリプションおよびOracle Clusterware通知に関する情報が記録されます。 - Oracle Connection Managerログの分析
Oracle Connection Manager (CMAN)は、指定されたログ・ディレクトリにcman_alias.log
ファイルを生成します。このログ・ファイルには、CMANリスナー、ゲートウェイ、CMADMINプロセスおよびアラートに関連するメッセージが記録されます。