17.3 WCSに使用されるデータベース・オブジェクト

いくつかの表とそれ以外のデータベース・オブジェクトがWCS操作の実装に使用されます。

WCSスキーマの詳細は、次のとおりです。

  • 表SDO_WCS_COVERAGEには、すべてのパブリッシュされたカバレッジに対するメタデータが含まれています。メタデータには、カバレッジID、ラスターIDおよびラスター・データ表が含まれます。各行が各カバレッジに対応します。

  • 順序SDO_WCS_COVERAGE_ID_SEQを使用して一意のカバレッジID値が生成されます。

ユーザー・スキーマの詳細は、次のとおりです。

  • 表WCS_TEMP_TABLEは、GetCoverage操作(WCS)リクエストを処理する際、再投影や変換が必要な場合にGeoRasterオブジェクトの一時格納場所として使用されます。GeoRasterオブジェクトは、オブジェクトが表から削除された後、レスポンスが送信されるまでこの表に保持されます。

  • 表WCS_TEMP_RDTは、WCS_TEMP_TABLE表内のGeoRasterオブジェクトのラスター・データ表です。