16.7 WFSの問題の診断

WFSログ・ファイルには診断情報が含まれています。

このようなログ・ファイルは、構成フォルダのlogディレクトリ内にあります。WFS管理コンソールでWFSの「ログ」タブを使用してWFSログ・ファイルを表示およびダウンロードできます。

このトピックでは、いくつかのタイプのエラー・メッセージとその対処方法について説明します。

“DataSource jdbc/wfs_admin_ds not found” — GetCapabilitiesレスポンス・エラー・メッセージ

次のようなレスポンスです(読みやすくするために再フォーマットしています)。

<?xml version='1.0' encoding='UTF-8'?>
<ows:ExceptionReport
  xmlns:ows="http://www.opengis.net/ows/2.0" xmlns:xsi="http://www.w3.org/2001/XMLSchema-instance" 
  xsi:schemaLocation="http://www.opengis.net/ows/2.0 http://schemas.opengis.net/ows/2.0/owsExceptionReport.xsd" version="2.0.1">
  <ows:Exception exceptionCode="NoApplicableCode" locator="DataSource jdbc/wfs_admin_ds not found"/>
</ows:ExceptionReport>

これは、WFSデータ・ソースが構成されていないか、WebLogic Serverがデータベースに接続できないということです。WFSデータ・ソースの構成の詳細は、「WFSエンジンに対するデータ・ソースの設定」を参照してください。

WFSメタデータが適切に移入されていないことを示す例外

WFSメタデータが適切に移入されていない可能性がある場合、適切な権限を持つユーザーとして接続し、次の点を確認します。

  • フィーチャ・タイプがパブリッシュされ、MDSYS.WFS_FeatureType$表にあります。(この表はWFSサーバーで使用されます)。

  • カスタムSRS名の接頭辞が使用される場合、MDSYS.WFS_Srs$表に適切に移入されています。

新たにパブリッシュしたフィーチャ・タイプがどのレスポンスにも出現しない

パブリッシュしたフィーチャ・タイプがどのレスポンスにも出現しない場合、新しいフィーチャ・タイプをパブリッシュしたときにSDO_WFS_PROCESS.InsertFtMDUpdatedを使用していることを確認してください。

SDO_WFS_PROCESS.Publish_FeatureTypes_In_Schemaプロシージャを使用して、WFSスキーマにすべてのフィーチャ・タイプをパブリッシュすることもできます。