16.3 フィーチャ・タイプの管理
WFSでは、空間属性と非空間属性を持つフィーチャ・タイプがサポートされます。
フィーチャ・タイプでは、データベース表のコンテンツがフィーチャ・インスタンスとして公開されます。フィーチャ・タイプは、Oracle Spatialを使用して地理空間データを管理する場合や、Oracle Databaseを使用してその他のビジネス・データを管理する場合に適しています。Spatial WFS実装は、特にWebサービスを使用して実装されたサービス指向アーキテクチャ(SOA)・システムにおける、データへのアクセス方法を提供します。
WFS管理コンソールでは、次のような操作を実行できます。
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フィーチャ・タイプのパブリッシュ
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フィーチャ・タイプの削除(パブリッシュの解除)
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ログの表示と構成
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機能テンプレートの編集
フィーチャ・タイプのパブリッシュとパブリッシュの解除には2つの方法があります。
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WFS管理コンソールの使用: フィーチャ・タイプのパブリッシュとパブリッシュの解除
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SDO_WFS_PROCESS.Publish_FeatureTypes_In_Schemaプロシージャの使用とフィーチャ・タイプの削除
WFS管理コンソールの使用: フィーチャ・タイプのパブリッシュとパブリッシュの解除
WFS管理コンソールを使用してフィーチャ・タイプをパブリッシュするには、次のステップに従います。
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WebLogic Serverの資格証明を使用してWFS管理コンソールにログインします
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「WFS」、「フィーチャのパブリッシュ」の順にクリックします。
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「使用可能な表」から、まだパブリッシュされていない表を右クリックします。
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「公開」をクリックします。
前述のステップを繰り返して、別のフィーチャ・タイプをパブリッシュできます。
すでにパブリッシュされているプロシージャを削除するには、前述のステップを使用します。最後のステップで「公開」ではなく、「非公開」をクリックします。
SDO_WFS_PROCESS.Publish_FeatureTypes_In_Schemaプロシージャの使用
次のコマンドラインの例のように、SDO_WFS_PROCESS.Publish_FeatureTypes_In_Schemaプロシージャを使用して複数のフィーチャ・タイプをパブリッシュできます。
EXECUTE SDO_WFS_PROCESS.PUBLISH_FEATURETYPES_IN_SCHEMA('USER', 'http://www.myserver.com/user_data', 'udns', 'http://localhost:7003/oraclespatial/wfs', p_tablename_pattern=>'GEOD_STATES');
フィーチャ・タイプの削除
次のプロシージャを使用して、1つ以上のフィーチャ・タイプを削除できます。
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1つのフィーチャ・タイプを削除する場合: SDO_WFS_PROCESS.DropFeatureType
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複数のフィーチャ・タイプを削除する場合: SDO_WFS_PROCESS.DropFeatureTypes