7 データベースのパフォーマンスの手動監視

現在および過去のデータベースのパフォーマンスを手動監視する自動データベース診断モニター(ADDM)を実行できます。通常、データベースに関するパフォーマンスの問題を識別するには、ADDMの自動診断機能を使用する必要があります。 「データベースのパフォーマンスの自動監視」の説明に従って、デフォルトで1時間に1度ADDMを実行します。ADDMを構成して異なる時間間隔で実行できます。ただし、ADDMを手動で実行する必要がある場合があります。

ADDMは手動で実行して、一度のADDMの分析期間より長い時間間隔を分析することができます。たとえば、データベース・アクティビティを8時間連続して分析することによって、1日のデータベースのパフォーマンスを分析します。1日の個々のADDM期間を分析できますが、一部のADDM期間のみにパフォーマンスの問題が存在する場合は、分析が複雑になります。また、8時間に対応した自動ワークロード・リポジトリ(AWR)のスナップショットのペアを使用してADDMを手動で実行することもできます。この場合、ADDMによって全時間間隔における重大なパフォーマンスの問題のほとんどが識別されます。

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