過去のデータベースのパフォーマンスを分析するADDMの手動実行
ADDMを手動で実行し、分析期間としてAWRスナップショットのペアまたは範囲を選択して過去のデータベースのパフォーマンスを分析できます。これは、データベースのパフォーマンスの低下が発生した過去の期間を識別した場合に役立ちます。
「パフォーマンス」ページで、「データの表示」リストの「履歴」を選択して、過去のデータベースのパフォーマンスを監視できます。「履歴」ビューでは、AWRの保存期間によって定義された期間までさかのぼってデータベースのパフォーマンスを監視できます。パフォーマンスの低下を発見した場合は、 「データベースのパフォーマンスのリアルタイムの監視」 の説明に従って、パフォーマンス・ページからドリルダウンし、過去のデータベースのパフォーマンスの問題を識別できます。問題を識別した後で、ADDMを手動で実行し特定期間の分析を行います。
ADDMを手動で実行して過去のデータベースのパフォーマンスを分析するには:
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データベース・ホームページにアクセスします。
詳細は、「データベースのホームページのアクセス」を参照してください。
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「パフォーマンス」メニューから、「アドバイザ・ホーム」を選択します。
「データベース・ログイン」ページが表示されたら、管理者権限のあるユーザーとしてログインします。「アドバイザ・セントラル」ページが表示されます。
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「アドバイザ」で「ADDM」を選択します。「ADDMの実行」ページが表示されます。
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「過去のパフォーマンスを分析するには、ADDMを実行してください」を選択します。
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AWRスナップショットのペアを選択して分析の期間を指定します。ステップは次のとおりです。
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「期間開始時間」を選択します。
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開始点のスナップショットのグラフの下で、開始時間に使用するスナップショットをクリックします。
スナップショット・アイコンにプレイ・アイコン(矢印で表示されます)が表示されます。
この例では、データベース・アクティビティのピークは午前10時から午前11時であり、午前10時に取得されたスナップショットが開始時間として選択されています。
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「期間終了時間」を選択します。
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最後のスナップショットのグラフの下で、終了時間に使用するスナップショットをクリックします。
スナップショット・アイコンに停止アイコン(四角で表示されます)が表示されます。
この例では、スナップショットの取得終了時間は午前11時です。
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「OK」をクリックします。
ADDMが分析を完了した後に、ADDMの実行結果を含む「自動データベース診断モニター(ADDM)」ページが表示されます。
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「レポートの表示」をクリックします。
「レポートの表示」ページが表示されます。
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オプションで、「ファイルに保存」をクリックします。
参照: