現在のデータベースのパフォーマンスを分析するADDMの手動実行
デフォルトでは、1時間ごとにADDMが実行され、この期間中にAWRのスナップショットが分析されます。以前のADDM分析期間にはなかったパフォーマンスの診断、または 「データベースのパフォーマンスのリアルタイムの監視」 で説明されているように、パフォーマンス・ページのデータベース・アクティビティでの突然のスパイクが通知される場合があります。次のADDM分析が30分間実行されるようスケジュールされていない場合は、ADDMを手動で実行し、パフォーマンスの問題を識別して解決することができます。
ADDMを手動で実行する場合は、手動のAWRスナップショットが自動的に作成されます。これによりADDM実行サイクルに影響を及ぼす可能性があります。たとえば、ADDMを毎時ちょうどに1時間ごとに実行し、最終ADDM実行を午後8時にスケジュール設定した場合、午後8時30分にADDMを手動で実行すると、次の実行は午後9時ではなく午後9時30分にスケジュール設定されます。その後のADDM実行は、新規の実行サイクルで継続され、毎時ちょうどではなく毎時30分に実行されます。
ADDMを手動で実行して現在のデータベースのパフォーマンスを分析するには:
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データベース・ホームページにアクセスします。
詳細は、「データベースのホームページのアクセス」を参照してください。
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「パフォーマンス」メニューから、「アドバイザ・ホーム」を選択します。
「データベース・ログイン」ページが表示されたら、管理者権限のあるユーザーとしてログインします。「アドバイザ・セントラル」ページが表示されます。
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「アドバイザ」で「ADDM」を選択します。「ADDMの実行」ページが表示されます。
この例では、待機イベントがある平均アクティブ・セッションが午前10時に開始し、午前10時50分にピークになっています。この数値は午前11時に低下し、午前11時10分に再度上昇し始めました。
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「現行のパフォーマンスを分析するには、ADDMを実行してください」を選択し、「OK」をクリックします。
「確認」ページが表示されます。
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「はい」をクリックします。
処理中: データベースが新しいAWRスナップショットを取得している間、「ADDMの即時実行」ページが表示されます。
ADDMの実行は、新しいスナップショットと以前のスナップショットの間に発生します。ADDMが分析を完了後、「自動データベース診断モニター(ADDM)」ページに結果が表示されます。
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「レポートの表示」をクリックします。
「レポートの表示」ページが表示されます。
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オプションで、「ファイルに保存」をクリックして、後のアクセスのために、レポートのADDMタスクの結果を保存します。
参照: