タイプ別のI/Oの監視
「I/Oタイプ」グラフにより、読取りおよび書込み操作のタイプ別にI/Oを監視できます。小規模I/Oとは128KBより小さいリクエストで、通常、単一のデータベース・ブロックのI/O操作です。大規模I/Oとは、128KB以上のリクエストです。大規模のI/Oは、表または索引のスキャン、ダイレクト・データ・ロード、バックアップ、リストア、アーカイブなどのデータベース操作によって生成されます。
OLTP環境などでトランザクションの時間を軽減するために最適化する場合は、小規模I/Oの待機時間を監視します。待機時間が長いということは、通常、ストレージ・システムがボトルネックであることを示します。
データ・ウェアハウス内にあるような大規模な問合せを最適化する場合、パフォーマンスはI/Oリクエストの待機時間ではなく、ストレージ・システムが実現できる最大のスループットに依存します。この場合、同期単一ブロックのI/O待機時間ではなくI/O MB/秒が監視されます。
タイプ別のI/Oを監視するには:
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データベース・ホームページにアクセスします。
詳細は、「データベースのホームページのアクセス」を参照してください。
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「パフォーマンス」メニューから、「パフォーマンス・ホーム」を選択します。
「データベース・ログイン」ページが表示されたら、管理者権限のあるユーザーとしてログインします。「パフォーマンス」ページが表示されます。
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インスタンス・アクティビティ領域で「I/O」タブをクリックします。
「I/O MB/秒」および「I/Oリクエスト/秒」のグラフが表示されます。
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「I/Oブレークダウン」で、「I/Oタイプ」を選択します。
「I/OタイプごとのI/O MB/秒」グラフと「I/OタイプごとのI/Oリクエスト数/秒」グラフが表示されます。
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グラフ上で最大の色付きの領域をクリックするか、または凡例内の対応するファンクションをクリックして、I/Oレートが最も高いファンクションにドリルダウンします。
「I/O詳細」ページが表示されます。
I/OのMBまたはI/Oリクエストの詳細に関する、リアルタイム・データまたは履歴データを参照できます。