ソース・データベースの操作

「AWRウェアハウス」ダッシュボードを使用して、次のアクティビティを含め、AWRウェアハウスを構成するソース・データベースを管理します。

  • ソース・データベースの追加および削除。

  • スナップショットのアップロードの有効化および無効化。

  • スナップショットのオンデマンド・アップロード。

  • 一元的に保存されたAWRデータの表示アクセス権の付与。

ソース・データベースの追加および削除

AWRデータをウェアハウスにアップロードする対象のソース・データベースは、ウェアハウス・データベースのバージョン以前(10.2.0.4まで)である必要があります。ソース・データベースを追加および削除するには、sys.dbms_swrf_internalパッケージの実行権限とDBAロールを保持し、データベース・ターゲットおよびデータベース資格証明にアクセスできる必要があります。

ツールバーの「追加」ボタンをクリックして、AWRウェアハウスに追加するソースを選択します。ソースには、データベースまたはAutonomous Data Warehouse (ADW)を指定できます。

  • 指定されたユーザーがDBAロールを持っていない場合、「ユーザーにDBA権限がありません。」というメッセージが表示されます。
  • 「必要な権限。」リンクは、AWRウェアハウス・ダッシュボードからアクセスする「ソースの追加」ダイアログ・ボックスのDBAロールをオーバーライドチェック・ボックスの下に表示されます。「必要な権限」」リンクをクリックすると、データベース・ユーザーがAWRウェアハウスにソース・データベースを追加するために必要なデータベース権限を表示できます。
    必要な権限
  • DBAロールのチェックをスキップして非DBAデータベース・ユーザーがソース・データベースをAWRウェアハウスに追加できるようにするには、DBAロールをオーバーライドのチェック・ボックスを選択します。選択した場合、アクションはエラーなしで実行されます。ただし、ユーザーは、指定されたDBユーザーに、DBAロールのかわりに必要なすべての権限があることを確認する必要があります。「必要な権限。」リンクは「欠落している権限」リンクに置き換えられます。「欠落している権限」リンクをクリックすると、ソース・データベースを追加するためにDBA以外のデータベース・ユーザーに付与する必要があるデータベース権限を表示できます。
    欠落している権限

ノート:

AWRウェアハウスでのソースとしてのAWRの使用はサポートされていません

AWRウェアハウスからソースを削除するには、ダッシュボードでソース・データベースまたはADWを選択し、「削除」ボタンをクリックします。データベースを削除しても、そのデータをクリアするジョブが実行されるまでの間、データは残っています。データを保持する場合は、データベースを削除するかわりに、スナップショットのアップロードを無効化します。

スナップショットのアップロードの有効化および無効化

ソース・データベースを追加する場合、そのスナップショットのアップロードはデフォルトで有効になっています。ソース・データベースのスナップショットのアップロードを無効化(および再度有効化)するには、所有者またはプロキシである必要があります。アップロードを無効化する場合、処理中のジョブはアップロードの停止前に完了できます。再度有効化した場合、アップロードは次回のスケジュール済アップロードで再開されます。

スナップショットのオンデマンド・アップロード

スナップショットをオンデマンドでアップロードすることもできます。ダッシュボードでソース・データベースを選択し、「アクション」メニューから「スナップショットをただちにアップロード」を選択します。

AWRスナップショットの表示アクセス権の付与

ソース・データベースの所有者は、他のEnterprise Manager管理者に対して、AWRウェアハウスに保存されているAWRスナップショットの表示アクセス権を付与できます。

  1. ダッシュボード表のソース・データベースを選択し、ツールバーの「権限」ボタンをクリックします。
  2. 表示されたダイアログで、管理者の名前を「使用可能」リストから「選択済」リストに移動します。
  3. 「OK」をクリックすると、選択した名前に表示アクセス権が付与されます。