調整係数を特定するためのユーザー定義問合せを使用したスコアによる隔週利益の計算
このインセンティブ・プランの例は、小売業界の参加者の支給を計算する方法を示しています。 利益計算では、勤務時間に基づいて参加者収益達成調整を特定するために、ユーザー定義問合せを使用したスコアを使用します。
このシナリオでのプラン・コンポーネントの主な意思決定事項を次にまとめます。
検討する意思決定事項 |
この例での決定 |
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支払頻度 |
隔週 |
計算のタイプ |
間隔ベース |
必要なメジャー数とそれらの加重 |
2メジャー。加重はなし |
リンクされるメジャーはあるか |
No |
必要なレート表の数と、各表のディメンション数 |
レート表は1つ、ディメンションも1つ |
レートの適用方法 |
達成を分割しない |
このシナリオでのパフォーマンス・メジャーの主な意思決定事項を次にまとめます。
検討する意思決定事項 |
この例での決定 |
---|---|
アプリケーションでのトランザクションの処理方法 |
すべてのメジャーの間隔でグループ化 |
単位 |
パーセントと金額 |
パフォーマンス間隔 |
隔週 |
計算に目標を使用するか |
No |
計算にスコアカードを使用するか |
使用する(レート・ディメンションは1つ) 分割不可 |
タスクの概要
「報酬プラン」作業領域で、まず部品を作成し、それらをプラン・コンポーネントに関連付けて、プラン・コンポーネントを作成します。
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ユーザー定義問合せを作成します。
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パフォーマンス・メジャーに関連付けるスコアカードと、プラン・コンポーネントに関連付けるレート表を作成します。
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達成を計算するためのパフォーマンス・メジャーを作成します。
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参加者の調整係数および勤務時間を返すメジャー算式を作成します。
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間隔調整係数のパフォーマンス・メジャーを作成します。
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レート・ディメンション入力式と利益式を作成します。
-
プラン・コンポーネントを作成し、先に作成したパフォーマンス・メジャー、式およびレート表を関連付けます。
ステップで他の値が指定されていないかぎり、各フィールドにはデフォルト値を使用します。
ユーザー定義問合せの作成
勤務時間数が参加者詳細表のattribute_number1に格納されているとします。 指定された累積期間の終了日を使用して、対応する参加者詳細レコードを見つけます。 一致するレコードがない場合は、デフォルトとして80を返します。-
「設定および保守」作業領域で、「インセンティブ値セットの管理」タスクに移動します。
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オファリング: 営業
-
機能領域: インセンティブ
-
-
「作成」をクリックし、次の基準を使用して新しい値セットを作成します。
基準
値
値データ型
数値
値セット・コード
cnvs_get_work_hours
モジュール
インセンティブ報酬
検証タイプ
Table
セキュリティ使用可能
選択解除
FROM句
cn_srp_participant_details_all spd, cn_periods_b p, cn_repositories_all_b r
値列名
attribute_number1
WHERE句
spd.participant_id = :1 /*Number*/ and spd.org_id = r.org_id and p.period_id = :2 /*Number*/ and p.calendar_id = r.calendar_id and p.end_date between spd.start_date and nvl(spd.end_date, p.end_date)
-
値セットを保存してクローズします。
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「設定および保守」作業領域で、「インセンティブ参照の管理」タスクに移動します。
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参照タイプ
ORA_CN_USR_DEFN_EXPRSN_VLE_SET
を検索します。 -
「参照コード」リージョンで、「新規」をクリックします。
-
次のフィールド値を使用して、作成した値セット・コードと一致するコードで新しい参照値を追加し、有効化します。
フィールド
値
参照コード
cnvs_get_work_hours
意味
Get Work Hours
摘要
特定の参加者および期間について勤務時間を取得します。 入力: Participant Id (数値)、Period Id (数値)
表示順序
1
使用可能
選択
-
保存してクローズします。
スコアカードとレート表の作成
次の2つのレート表を作成します。
使用者 |
場所 |
目的 |
---|---|---|
パフォーマンス・メジャー |
スコアカードの追加ページまたはタブ |
勤務時間数に基づいて調整係数を特定します。 このパフォーマンス・メジャーを使用したプラン・コンポーネントでは、賞与利益計算で調整係数が使用されます。 |
プラン・コンポーネント |
レート表の追加ページまたはタブ |
収益達成に基づいて賞与利益を計算します。 |
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にナビゲートします。
-
「作成」をクリックします。
次のステップを2回実行して、スコアカード(1回目)とレート表(2回目)を作成します。
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レート表に名前を付けます。
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1回目には「Work Adjustment」と名前を付けます。
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2回目には「Work Bonus Earnings」と名前を付けます。
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「タイプ」フィールドで、次のように選択します。
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パフォーマンス・メジャー・スコアカードは、「パーセント」
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プラン・コンポーネント・レート表は、「金額」
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「レート・ディメンション」セクション・ツールバーで、「作成」をクリックします。
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スコアカードのディメンションに「Hours」、レート表については「Revenue」と名前を付けます。
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「タイプ」フィールドで、「金額」を選択します。
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段セクションで、各段の「自」値と「至」値を追加します。次に例を示します:
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スコアカード: 0 -- 40、40 -- 60、60 -- 70、70 -- 80、および80 -- 999
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レート表: 0 -- 100,000、100,000 -- 200,000、200,000 -- 300,000、300,000 -- 9,999,999
最後の「至」値は、使用する可能性がある値よりも十分大きい値にしてください。
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「保存してクローズ」をクリックして、「レート表の作成」ページに戻ります。
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「レートの編集」をクリックします。
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各段のレートを編集します。次に例を示します。
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スコアカードについては、50、75、85、90および100
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レート表については、0、500、1,000および1,500
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「保存してクローズ」をクリックして、「レート表の作成」ページに戻ります。
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スコアカードを作成した後、「保存して別の作成」をクリックします。
レート表を作成した後、「保存してクローズ」をクリックして「レート表の管理」ページに戻ります。
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「完了」をクリックします。
最初のパフォーマンス・メジャーの作成
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「パフォーマンス・メジャーの管理」の「作成」をクリックします。 名前を「Interval Revenue Attainment」とします。
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「パフォーマンス間隔」フィールドで、「隔週」を選択します。
このパフォーマンス間隔が存在しない場合は、設定および保守作業領域の間隔の管理タスクを使用して作成します。 隔週間隔を作成するには、カレンダ期間を週次または日次にする必要があります。
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「単位」フィールドで、「金額」を選択します。
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年の開始日と終了日を入力します。
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「次」をクリックします。
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ガイド付プロセスで、「クレジット・カテゴリの追加」の追加をクリックします。 クレジット・カテゴリを追加します。 クレジット・カテゴリが存在しない場合は「作成」をクリックして作成し、メジャーに追加します。
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「次」をクリックして、「メジャー算式の定義」ページを開きます。
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「トランザクションの処理」フィールドで、「間隔別にグループ化」を選択します。
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「式名」フィールドで、既存の式を検索して選択します。 これは後で置換します。
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保存してクローズします。
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「式の管理」にナビゲートします。
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「作成」をクリックします。
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式の名前を「Retail Interval Attainment」とします。
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「式の構成」セクションで、レート・ディメンション入力式Measure result.Interval Revenue Attainment.ITD Output Achievedを作成します。
レート・ディメンション入力
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「ユーザー定義オブジェクト」メニューで、「メジャー結果」を選択します。
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「メジャー」フィールドで、Interval Revenue Attainmentを計算するパフォーマンス・メジャーを検索し、選択します。
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「ITD Output Achieved」を選択します。
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「式に追加」をクリックします。
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保存してクローズします。
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「完了」をクリックします。
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「パフォーマンス・メジャーの管理」にナビゲートします。
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「Interval Revenue Attainment」を検索して開きます。
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「メジャー算式」タブで、式名を「Interval Revenue Attainment」に変更します
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保存してクローズします。
2つのパフォーマンス・メジャー式の作成
この表に示す式を作成します。
式のタイプ |
目的 |
---|---|
スコアカード・レート・ディメンション入力 |
調整係数を特定します。 |
間隔調整済係数 |
参加者の間隔調整係数を返します。 |
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「式の管理」の「作成」をクリックします。
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「式の構成」セクションで、入力式NVL (Get Work Hours (Measure result.Interval Revenue Attainment.Participant ID , Measure result.Interval Revenue Attainment.Period ID) , 80)およびファクタ式「レート表レート」を作成します。
メジャー・スコアカード・レート・ディメンション入力: 名前を「Scorecard Adjustment」とします。
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「属性」メニューで、 を選択します。
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左カッコ(をクリックします。
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「ユーザー定義オブジェクト」メニューで、「ユーザー定義問合せ」を選択します。
-
「ユーザー定義問合せ」フィールドで、「Get Work Hours」を選択します。
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「式に追加」をクリックします。
-
左カッコ(をクリックします。
-
「ユーザー定義オブジェクト」メニューで、「メジャー結果」を選択します。
-
「メジャー」フィールドで、Interval Revenue Attainmentを計算するパフォーマンス・メジャーを検索し、選択します。
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「属性の選択」フィールドで、「Participant ID」を検索し、選択します。
-
「式に追加」をクリックします。
-
カンマ,をクリックします。
-
「ユーザー定義オブジェクト」メニューで、「メジャー結果」を選択します。
-
「メジャー」フィールドで、Interval Revenue Attainmentを計算するパフォーマンス・メジャーを検索し、選択します。
-
「属性の選択」フィールドで、「Period ID」を検索し、選択します。
ヒント: Participant IDとPeriod IDを使用できない場合、「設定および保守」作業領域の「表および列の構成」タスクを使用し、計算でそれらを有効にします。 CN_SRP_PER_FORM_METRICS_ALL表の対応する列を有効化します。 -
「式に追加」をクリックします。
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右カッコ)をクリックします。
-
カンマ,をクリックします。
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「属性」メニューで、「定数」を選択します。
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80
と入力します。 -
「式に追加」をクリックします。
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右カッコ)をクリックします。
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「保存して別の作成」をクリックします。
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新しい式の名前を「Adjustment Factor」とします。
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「属性」メニューで、「レート表レート」を選択します。
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「保存してクローズ」をクリックして、「式の管理」ページに戻ります。
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「完了」をクリックします。
間隔調整係数のパフォーマンス・メジャーの作成
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「パフォーマンス・メジャーの管理」ページにナビゲートします。
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Interval Revenue Attainmentを特定するメジャーを検索し、選択します。
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「検索結果」セクション・ツールバーで、「複製」をクリックします。
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名前を編集し、表示名を「Interval Adjustment Factor」とします。
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「メジャー算式」タブを選択します。 既存の式名を削除して、「Adjustment Factor」で置き換えます。
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「スコアカード」タブを選択します。
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「ディメンション数」フィールドに、1と入力します。
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「段に達成を分割」オプションで、「いいえ」を選択します。
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「スコアカード」セクションで、行を追加します。
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「名前」フィールドで、勤務時間数に基づいて調整係数を特定する「Work Adjustment」という名前のスコアカード(レート表)を検索し、選択します。
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「レート・ディメンション入力」セクションの「式名」フィールドで、調整係数を特定する「Scorecard Adjustment」という名前の式を検索し、選択します。
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レート・ディメンション入力式と利益式の作成
次の2つの式を作成します。
式のタイプ |
目的 |
---|---|
レート・ディメンション入力 |
小売間隔収益達成を指定します。 |
利益 |
参加者の間隔利益を計算します。 |
-
「式の管理」の「作成」をクリックします。
-
名前を「Retain Revenue Attainment」とします。
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「式の構成」セクションで、レート・ディメンション入力式Measure result.Interval Revenue Attainment.ITD Output Achievedおよび利益式Measure result.Interval Revenue Attainment.ITD Output Achieved * Rate Table Rate * Measure result.Interval Adjustment Factor.ITD Output Achievedを作成します。
レート・ディメンション入力
-
「ユーザー定義オブジェクト」メニューで、「メジャー結果」を選択します。
-
「メジャー」フィールドで、間隔収益達成を計算する「Interval Revenue Attainment」という名前のパフォーマンス・メジャーを検索し、選択します。
-
「ITD Output Achieved」を選択します。
-
「式に追加」をクリックします。
-
「保存して別の作成」をクリックします。
利益
-
名前を「Interval Earnings」とします。
-
「ユーザー定義オブジェクト」メニューで、「メジャー結果」を選択します。
-
「メジャー」フィールドで、間隔収益達成を計算する「Interval Revenue Attainment」という名前のパフォーマンス・メジャーを検索し、選択します。
-
「ITD Output Achieved」を選択します。
-
「式に追加」をクリックします。
-
アスタリスク*をクリックします。
-
「属性」メニューで、「レート表レート」を選択します。
-
アスタリスク*をクリックします。
-
「ユーザー定義オブジェクト」メニューで、「メジャー結果」を選択します。
-
「メジャー」フィールドで、調整係数を計算する「Interval Adjustment Factor」という名前のパフォーマンス・メジャーを検索し、選択します
-
「ITD Output Achieved」を選択します。
-
「式に追加」をクリックします。
-
-
「保存してクローズ」をクリックして、「式の管理」ページに戻ります。
プラン・コンポーネントの作成
調整係数を使用して小売利益を2週間ごとに計算するために、収益達成と調整係数の各パフォーマンス・メジャーを含んだ、賞与プラン・コンポーネントを作成します。
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「プラン・コンポーネントの管理」の「作成」をクリックします。
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名前を「Retail Earnings Bonus」とします。
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「インセンティブの計算」フィールドで、「間隔ごと」を選択します。
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「インセンティブ・タイプ」フィールドで、「ボーナス」を選択します。
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年の開始日と終了日を入力します。
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「次」をクリックして、「プラン・コンポーネントの作成: パフォーマンス・メジャーの追加」ページを開きます。 次の表に示すように、パフォーマンス・メジャーを追加し、利益基準値を設定します。
メジャー
利益基準
順序
間隔収益達成
Yes
1
Interval Adjustment factor
No
2
-
「次」をクリックして、「プラン・コンポーネントの作成: インセンティブ算式の定義」ページを開きます。 次の表のように、各フィールドに値を入力します。
フィールド
値
式名
参加者の間隔利益を計算する式「Interval Earnings」を検索し、選択します。
支払頻度
隔週
補正
No
間接クレジットを含める
すべて
-
「次」をクリックして、「プラン・コンポーネントの作成: レート表の追加」ページを開きます。
-
レート表ディメンション・フィールドに、1と入力します。
-
「レート表」セクションで、行を追加します。
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「名前」フィールドで、間隔収益達成に基づいて賞与利益を計算するレート表「Work Bonus Earnings」を検索し、選択します。
-
「レート・ディメンション入力」セクションの「式名」フィールドで、間隔収益達成を提供する式「Interval Revenue Attainment」を検索し、選択します。
-
-
「保存してクローズ」をクリックして、「プラン・コンポーネントの管理」ページに戻ります。