供給有効数量と供給割付の確認

供給有効数量のレビュー

この処理を使用して、品目に使用可能な供給の現在の状態を調べます。このアクションは、様々な方法で可用性を測定します。

メジャー・タイプ	説明
供給	品目に対して現在使用可能な供給合計。
消込済	品目の納期処理中に納期回答で消し込まれた供給。
正味	品目に対して使用可能な正味供給。正味は供給から消込済を差し引いた値です。
累積	一定期間の品目の累積正味供給。

供給、正味および累積タイプは、1月1日から1月15日など、特定の時間枠に適用され、処理によってこれらの日付中に使用可能な内容が示されます。

納期回答では複数の日付範囲から履行明細の供給が消し込まれるため、「消込済」タイプには日付に基づく値がありません。

この処理は、有効在庫数量(ATP)ルールを使用して品目を納期回答する場合、およびルールのモードをサプライ・チェーン検索に設定した場合にのみ適用されます。モードを無制限有効数量に設定すると、アクションを引き続き使用できますが、値は品目が無限に使用可能であることを示します。 ATPルールの納期回答モードを参照してください。

供給割付のレビュー

この処理を使用して、組織、需要区分および週に従って、品目に納期回答が割り当てられた内容を確認します。

納期回答では、月曜日が週の初めであると想定しています。

このアクションは、様々な方法で割当てを測定します。

割付	説明
ターゲット	納期回答で割付ルールに従って1週間に需要区分に割り付けられた供給。納期回答では計算に履歴出荷が含まれ、ターゲット割付値を決定します。納期回答では、割付ルールで出荷履歴を考慮する日付範囲を指定する場合にこれを行います。
消込済	納期回答で需要区分の他の履行明細の納期処理にすでに使用されている割付。
使用可能	1週間のまだ使用可能な割付。
累積使用可能	使用可能な累積割付。

この処理を使用して、納期回答が需要を満たす方法の詳細を取得し、割当の全体的なパフォーマンスに関するインサイトを取得します。

たとえば、各週の合計需要数量、納期回答で出荷または搬送が予定されている需要数量、および割り付ける各品目の充足レート・パーセントが表示されます。
各ノードの収益合計と定時収益を調べ、供給の配賦による財務的影響を判断するのに役立ちます。
アクションの需要サマリーを使用すると、サプライ・チェーンで使用可能な限られた量の供給を割り当てる方法について、より情報に基づいたディシジョンを行うことができます。

このアクションを使用するときに確認できる属性の一部について説明します。

属性	説明
需要数量	配賦ノードに各週に存在する需要の合計数量。
予定定時率	予定出荷日が要求出荷日以前であるか、予定到着日が要求到着日以前である、その週に定時の予定済オーダーの合計数のうちの予定済販売オーダーの割合。たとえば、94個のオーダーが定時で、その週に合計100個のオーダーがある場合、この属性の値は94%として表示されます。
予定充足レート・パーセント	予定出荷日が要求出荷日以前であるか、予定到着日が要求到着日以前である、その週に定時の合計数量のうちの予定数量の割合。その週に合計100個の販売オーダーがあり、その合計数量が1,000ユニットであるとします。 94オーダーが定時であり、これらの定時オーダーの合計数量が800ユニットの場合、この属性の値として80%が表示されます。
需要収益	配賦ノードの需要から得られると予想される収益(週内に発生する要求日に従って測定)。
予定定時収益	次の場合に、配賦ノードの需要から得られると予想される収益: 要求出荷日が予定出荷日と等しい場合。または要求到着日が予定到着日と等しい場合。

組織全体の供給および割付のレビュー

有効数量オプションのコンテキスト外の供給をレビューできます。

「オーダー納期回答」作業領域に移動し、「オープン」をクリックします。
表示されるダイアログで、次の値のいずれかを含む行をクリックし、「OK」をクリックします。
- 供給有効数量のレビュー
- 供給割付のレビュー
日付、品目および倉庫に従って検索します。
結果を確認します。

「供給有効数量のレビュー」は、「有効数量」オプションに表示されるものと似ていますが、供給の割当方法に応じて需要区分が参照されます。「品目」属性と「倉庫」属性を使用して、品目を作成する参照先倉庫を指定することもできます。倉庫を指定しない場合、品目を作成するすべての組織の供給がリストされます。

検索をフィルタするには、検索領域で「拡張」をクリックし、「サプライヤ名」、「ワーク・センター」、「リソース」などの属性に値を追加します。

供給割当のレビューは、有効数量オプションで表示されたものとまったく同じ処理です。