返品品目の受入
通常は、倉庫内のユーザーが返品品目を受け入れます。 ただし、Oracle ReceivablesおよびOrder Managementを使用して、返品オーダーが参照する品目を受け入れることができます。
ステップの概要
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品目を受け入れます。
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Order Managementによってオーダー・ステータスが更新されていることを確認します。
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返品のクレジットを作成します。
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Receivablesによって請求書がクレジット処理されていることを確認します。
品目の受入
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受け入れる品目の返品オーダーを作成します。
品目を受け入れる前に、この返品オーダーを作成する必要があります。 詳細は、販売オーダーの返品を参照してください。
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オーダー管理者権限またはオーダー・マネージャ権限で、Oracleアプリケーションにサイン・インします。
この手順を実行するには、これらの権限を使用する必要があります。
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「在庫管理」作業領域に移動し、「タスク」をクリックします。
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「タスクの表示」を「受入」に設定し、「予想出荷の受入」をクリックします。
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入金ページの検索領域で値を設定し、「検索」をクリックします。
属性
値
文書タイプ
返品承認
文書番号
返品オーダー番号を入力します。 たとえば、「258206」と入力します。
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「検索結果」で、返品オーダーを含む行をクリックし、「受入」をクリックします。
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受入を作成します。
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「受入明細」リストで値を設定して、「受入の作成」をクリックします。
属性
値
数量
倉庫の積載ドックで受け入れた数量を入力します。
受入担当
自分の名前を入力します。
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「受入の作成」ページで、「送信」をクリックします。
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「確認」ダイアログで、受入番号をノートにとり、「OK」をクリックします。
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受け入れた品目が含まれるボックスの内容を確認します。 品目摘要と一致することを確認します。
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「受入」ページで、「受入の棚入」をクリックします。
「受入の棚入」によって、倉庫内のストレージ保管場所に返品品目を移動します。
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「受入の棚入」ページの「拡張検索」領域にある「受入」属性に、これまでの手順でメモした番号を入力して「検索」をクリックします。
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「検索結果」領域で、「棚入」をクリックします。
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「棚入明細」ページで、値を設定して「送信」をクリックします。
属性
値
保管場所
返品品目を物理的に置く場所を示す値を入力します。 たとえば、「ストアー」と入力します。
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「領収書の送信の確認」スケジュール済プロセスを実行します。
このスケジュール済プロセスは、受入システムから最新の受入ステータスを取得して、オーダー管理にインポートします。
「プロセス詳細」ダイアログで、パラメータを設定します。
パラメータ
値
組織
顧客を識別する組織を選択します。 通常、この値は販売オーダーからのビジネス・ユニット(Vision Operationsなど)です。
ソース・システム
Order Managementで使用するソース・システムを選択します。 たとえば、「GPR」を選択します。
ソース・オーダー番号
オプション。 返品オーダー番号を入力します。 たとえば、「258206」と入力します。
「ソース・オーダー番号」パラメータまたは「受入」パラメータに値を入力できます。
受入
オプション。 この手順ですでにメモした受入番号を入力します。
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スケジュール済プロセスの「ステータス」属性に「成功」と表示されていることを確認します。
Order Managementによるオーダー・ステータスの更新の確認
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「オーダー管理」作業領域に移動します。
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「概要」ページで、返品オーダーを問い合せます。
たとえば、オーダー「258206」を問い合せます。
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「オーダー」ページの「オーダー明細」タブで、販売オーダーのステータスが「請求待機中」であることを確認します。
返品のクレジットの作成
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自動インボイスのインポート・スケジュール済プロセスを実行します。 「プロセス詳細」ダイアログで、これらのパラメータを設定します。
パラメータ
値
トランザクション・ソース
「分散オーダー・オーケストレーション」を選択します。
販売オーダー番号: 自
返品オーダー番号を入力します。 たとえば、「258206」と入力します。
販売オーダー番号: 至
返品オーダー番号を入力します。 たとえば、「258206」と入力します。
詳細は、「会社間売掛/未収金請求書インポート詳細の更新」を参照してください。
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自動インボイスのインポート・スケジュール済プロセスの「ステータス」属性に「成功」と表示されていることを確認します。
リストに自動インボイスのインポート: 実行レポート・スケジュール済プロセスが含まれている場合、このプロセスは無視します。
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Order Managementによって返品のオーダー・ステータスが更新されていることを確認します。 「オーダー管理」作業領域で、返品オーダー明細のステータスが「クローズ済」であることを確認します。
Receivablesによる請求書のクレジット処理の確認
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オーダー管理で販売オーダーを検索します。
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「オーダー」ページで、「処理」→「履行ビューに切替」をクリックします。
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「返品」をクリックして、「処理」→「履行詳細の表示」をクリックします。
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「履行詳細」ダイアログで「請求」をクリックし、「請求書金額」フィールドの値が、返品金額と同じ額が減額された値であることを確認します。
たとえば、当初のオーダーの合計が$500で、返品金額が$200の場合は、「請求書金額」の値が$300であることを確認します。
直接出荷の受入
直接出荷はサプライヤに直接返品できません。 まず品目を在庫に返品してから、サプライヤに返品する必要があります。
前述のステップを実行してから、品目をサプライヤに返品します。
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「在庫管理」作業領域に移動します。
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「タスク」→「タスクの表示」→「受入」をクリックします。
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「受入の返品」をクリックします。
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「組織の選択」ダイアログで、販売オーダーのビジネス・ユニットとして設定したものと同じ組織(Vision Operationsなど)を選択します。
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「受入の返品」ページで、直接出荷サプライヤからの品目の購買に使用した購買オーダーを検索します。
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検索結果で、返品する品目を含む明細をクリックし、「返品」をクリックします。