会社コード別支払プロセス・プロファイルの自動移入
支払プロセス・プロファイル(以後、プロファイルと表記)および支払銀行口座は、支払プロセス要求を処理するために必要な2つのパラメータです。プロファイルは、各支払について完全な処理の指示を提供するための設定です。
要求の発行時に、支払プロセス要求のパラメータとしてプロファイルを入力できます。プロファイルなしで支払プロセス要求を発行すると、Paymentsで使用ルールから導出されます。これらのルールは、「支払プロセス・プロファイルの作成」ページの「使用ルール」タブで指定できます。使用ルールでは、プロファイルがすべてまたは特定の支払方法、銀行口座、ビジネス・ユニットまたは通貨に適用されるかどうかを指定します。使用ルールを使用せずにプロファイルを一般として指定すると、すべての支払で使用できます。使用ルールを指定すると、特定の銀行口座、支払方法、ビジネス・ユニットまたは通貨を持つ支払にプロファイルを制限できます。
支払プロセス要求でプロファイルを自動的に移入する別の方法として、事前定義済参照タイプORA_IBY_DEFAULT_BANK_ACCOUNTを構成する方法があります。参照タイプを使用して、会社コードおよび通貨に基づいて銀行口座とプロファイルが支払プロセス要求に自動的に入力されます。
使用ルールと一致しない場合、プロファイルは支払プロセス要求に自動的に入力されません。
次の表は、事前定義済の参照値について説明し、銀行口座とプロファイルの組合せのサンプル参照データを示しています。
参照コード・フィールド |
参照コード内容フィールド |
参照コード摘要フィールド |
タグ・フィールド |
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会社コードまたは貸借一致セグメント値と通貨をアンダースコア・マークで区切ったもの。 |
一意の意味。 |
摘要には銀行口座番号が含まれます。 |
プロファイル名。 |
01-USD |
US支払プロセス・プロファイル |
1024514001 |
US PPP |
請求書にプロファイルを自動的に移入するように事前定義済参照を構成する場合、次のビジネス・ルールが適用されます。
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「内容」フィールドのデータ入力は必須です。
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「タグ」フィールドのデータ入力はオプションです。
「タグ」フィールドに有効なプロファイル名を入力すると、そのプロファイルは自動的に請求書に入力されます。「タグ」フィールドに無効なプロファイル名を入力した場合、「摘要」フィールドに入力された番号から銀行口座のみが自動的に入力されます。
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1つの会社コードと通貨の組合せを関連付けることができるのは、1つの銀行口座とプロファイルの組合せのみです。たとえば、会社コードと通貨の組合せ01 USDは、銀行口座1024514001および支払プロセス・プロファイルUS PPPに関連付けられています。
次の表は、有効および無効な銀行口座とプロファイルの組合せの自動移入の動作を示しています。
有効な銀行口座およびプロファイル |
無効な銀行口座およびプロファイル |
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両方とも自動的に移入されます。 |
どちらも自動的に移入されません。 |
次の表は、無効な銀行口座またはプロファイルとなる条件を示しています。
無効な銀行口座 |
無効なプロファイル |
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銀行口座およびプロファイルの導出では、優先順位は次のとおりです。
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銀行口座の自動移入は、事前定義済の参照タイプORA_IBY_DEFAULT_BANK_ACCOUNTに基づきます。
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Oracle Cash Management APIからの銀行口座の自動移入。
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プロファイルの自動移入は、事前定義済の参照タイプORA_IBY_DEFAULT_BANK_ACCOUNTに基づきます
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プロファイルの自動移入は、プロファイル使用ルールに基づきます。