Extractパラメータの概要

Extractプロセスは、構成パラメータに応じて完全なデータ・レコードまたはトランザクション・データの変更をキャプチャした後、ターゲット表に適用されるかロード・ユーティリティなどの別のプロセスによって処理されるデータをターゲット・システムに送信します。

表2-2 Extractパラメータ: 一般

パラメータ 説明

ABORTDISCARDRECS

破棄されたレコードの数の後Extractが中止するよう制御します。

TCPSOURCETIMER | NOTCPSOURCETIMER

送信元および送信先システムの時間が異なるときに、送信されるレコードを送信先システムのタイムスタンプにあわせて調整します。

UPDATERECORDFORMAT

ビフォア・イメージとアフター・イメージの格納先を1つのトレイル・レコードにするか2つのトレイル・レコードにするかを制御します。

表2-3 Extractパラメータ: 処理方法

パラメータ 説明

EXTRACT

Extractグループをオンライン・プロセスとして定義します。

SOURCEISTABLE

ソース表からレコード全体を抽出します。

表2-4 Extractパラメータ: データの選択、変換およびマッピング

パラメータ 説明

COMPRESSDELETES | NOCOMPRESSDELETES

Oracle GoldenGateが削除操作のときにトレイルにキーのみを書き込むかすべての列を書き込むかを制御します。

COMPRESSUPDATES | NOCOMPRESSUPDATES

更新操作のときに主キー列および変更された列のみを書き込みます。

EXCLUDEHIDDENCOLUMNS このパラメータでは、自動CDRを使用して作成したタイムスタンプ列を含むすべてのOracle Databaseの非表示列が無効になります。

EXCLUDETAG

トレイル・ファイルから除外するようにReplicatまたはデータ・ポンプの変更を指定します。

FETCHOPTIONS

Oracle GoldenGateのデータ・フェッチ方法を制御します。

LOGALLSUPCOLS

競合の検出および解決と、統合Replicatをサポートするために必要な列を記録します。

SEQUENCE

同期する順序を指定します。

TABLE | MAP

抽出する表を指定し、列マッピングおよび変換を制御します。

TABLEEXCLUDE

抽出プロセスからソース表を除外します。

TARGETDEFS

NonStopプラットフォーム上のターゲット・データベースのターゲット表定義を含むファイルを指定します。

TRAILCHARSETASCII

ASCIIとEBCDICの両方の表がある場合、z/OSのDB2から取得されたデータに対してASCII文字セットを指定します。

TRAILCHARSETEBCDIC

ASCIIとEBCDICの両方の表がある場合、z/OSのDB2から取得されたデータに対してEBCDIC文字セットを指定します。

表2-5 Extractパラメータ: データ・ルーティング

パラメータ 説明

EXTFILE

ローカル・システム上に、抽出されたデータを書き込む抽出ファイルを指定します。

EXTTRAIL

ローカル・システム上に、抽出されたデータを書き込むトレイルを指定します。

RMTFILE

リモート・システム上に、抽出されたデータを書き込む抽出ファイルを指定します。

表2-6 Extractパラメータ: チューニング

パラメータ 説明

BR

ExtractのBounded Recovery機能を制御します。

CACHEMGR

仮想メモリー・キャッシュ・マネージャを制御します。

FLUSHSECS | FLUSHCSECS

レコード・データがトレイルに書き込まれるまでバッファに保持される時間を指定します。

TRANLOGOPTIONS

取得処理オプションを指定します。

WARNLONGTRANS

長時間に及ぶトランザクションを定義し、これらのトランザクションを確認およびレポートする間隔を制御します。

表2-7 Extractパラメータ: メンテナンス

パラメータ 説明

ROLLOVER

トレイル・ファイルをエージングする方法を指定します。

表2-8 Extractパラメータ: セキュリティ

パラメータ 説明

DECRYPTTRAIL

ターゲット・サーバーのデータを復号化するために必要です。

ENCRYPTTRAIL | NOENCRYPTTRAIL

トレイルまたはExtractファイルのデータの暗号化を制御します。