5.13.4 Oracle Grid InfrastructureホームまたはDatabaseホーム・ファイル・システムのサイズの増加

ユーザー・ドメイン内のOracle Grid InfrastructureまたはOracle Databaseホームのファイル・システムのサイズを増やすことができます。

Oracle Grid Infrastructureソフトウェア・ホームおよびOracle Databaseソフトウェア・ホームのために、それぞれのディスク・イメージ・ファイルが管理ドメインに作成されます。ディスク・イメージ・ファイルの場所は、/EXAVMIMAGES/GuestImages/DomainName/ディレクトリです。ディスク・イメージ・ファイルは、仮想マシンの起動中に自動的にユーザー・ドメインに関連付けられ、別個にLVMではないファイル・システムとしてユーザー・ドメインにマウントされます。

  1. ユーザー・ドメインに接続し、dfコマンドを使用してファイル・システムのサイズを確認します。ここで、$ORACLE_HOMEはOracle Databaseホームのディレクトリを指す環境変数です(/u01/app/oracle/product/12.1.0.2/dbhome_1など)。
    # df -h $ORACLE_HOME
    

    次に、コマンドの出力例を示します。

    Filesystem  Size  Used Avail Use% Mounted on
     /dev/xvdc    20G  6.5G   13G  35% /u01/app/oracle/product/12.1.0.2/dbhome_1
    
  2. 管理ドメインに接続し、ユーザー・ドメインをシャットダウンするには、xmコマンドを使用し、ドメインの名前を指定します。
    # xm shutdown DomainName
    
  3. サイズを増やすディスク・イメージのバックアップとして使用するOCFS reflinkを作成します。ここで、versionはリリース番号(12.1.0.2.1-3など)です。
    # cd /EXAVMIMAGES/GuestImages/DomainName
    # reflink dbversion.img before_resize.dbversion.img
    
  4. qemu-imgコマンドを使用して、空のディスク・イメージを作成し、データベース・ホーム・ディスク・イメージに付加します。

    空のディスク・イメージ・サイズは、拡張後のファイル・システムのサイズです。最後のコマンドにより、データベース・ホーム・ディスク・イメージに付加済の空のディスク・イメージが削除されます。

    # qemu-img create emptyfile 10G
    # cat emptyfile >> dbversion.img
    # rm emptyfile
    
  5. e2fsckコマンドを使用して、ファイル・システムを確認します。
    # e2fsck -f dbversion.img
    
  6. resize2fsコマンドを使用して、ファイル・システムのサイズを変更します。
    # resize2fs dbversion.img
    
  7. ユーザー・ドメインを開始します。
    # xm create /EXAVMIMAGES/GuestImages/DomainName/vm.cfg
    
  8. ユーザー・ドメインに接続し、ファイル・システム・サイズが増えていることを確認します。
    # df -h $ORACLE_HOME
    

    次に、コマンドの出力例を示します。

    Filesystem      Size  Used Avail Use% Mounted on
    /dev/xvdc        30G  6.5G   22G  23% /u01/app/oracle/product/12.1.0.2/dbhome_1
    
  9. 管理ドメインに接続し、バックアップ・イメージを削除します。

    次のようなコマンドを使用します。ここで、back_up_image.imgはバックアップ・イメージ・ファイルの名前です。

    # cd /EXAVMIMAGES/GuestImages/DomainName
    # rm back_up_image.img