3.3.1 ハード・ディスクのステータスの監視
CellCLI LIST PHYSICALDISK
コマンドを使用して属性をチェックすることによって、ハード・ディスクのステータスを監視できます。
たとえば、ハード・ディスクのステータスが障害
(以前のリリースでは、障害が発生したハード・ディスクのステータスはクリティカル
でした)または警告 - 予測障害
と同等の場合、問題が発生している可能性があり、交換が必要です。内部しきい値を超えると、ディスク・ファームウェアによってエラー・カウンタが保守され、ドライブはPredictive Failure
とマーク付けされます。交換が必要かどうかは、セル・ソフトウェアではなくドライブによって決定されます。
ディスクI/Oエラーが発生すると、Oracle ASMはメディア・エラーによる読取りエラーの障害範囲の修理を実行します。ディスクはオンラインのままで、アラートは送信されません。Oracle ASMが物理的に対処されたメタデータ・ブロックに関する読取りエラーを取得すると、ブロックはミラーリングされず、ディスクはオフラインになります。その後、Oracle ASMはFORCE
オプションを使用してディスクを削除します。
Oracle Exadata Storage Serverのハード・ディスク・ステータスは次のとおりです。
-
Oracle Exadata System Softwareリリース11.2.3.3以降:
- 正常
- 正常 - 交換のため切断
- 正常 - 制限されたオンライン
- 正常 - 制限されたオンライン - 交換のため切断
- 存在しない
- 失敗
- 障害 - 交換のため切断
- 障害 - 不適切なディスク・モデルのため拒否
- 障害 - 不適切なディスク・モデルのため拒否 - 交換のため切断
- 障害 - 間違ったスロットのため拒否
- 障害 - 間違ったスロットのため拒否 - 交換のため切断
- 警告 - 制限されたオンライン
- 警告 - 制限されたオンライン - 交換のため切断
- 警告 - ピア障害
- 警告 - 低いパフォーマンス
- 警告 - 低いパフォーマンス - 交換のため切断
- 警告 - 低いパフォーマンス、ライトスルー・キャッシュ
- 警告 - 予測障害、低いパフォーマンス
- 警告 - 予測障害、低いパフォーマンス - 交換のため切断
- 警告 - 予測障害、ライトスルー・キャッシュ
- 警告 - 予測障害
- 警告 - 予測障害 - 交換のため切断
- 警告 - 予測障害、低いパフォーマンス、ライトスルー・キャッシュ
- 警告 - ライトスルー・キャッシュ
-
Oracle Exadata System Softwareリリース11.2.3.2:
- 正常
- 正常 - 制限されたオンライン
- 存在しない
- 失敗
- 障害 - 不適切なディスク・モデルのため拒否
- 障害 - 間違ったスロットのため拒否
- 警告 - 制限されたオンライン
- 警告 - ピア障害
- 警告 - 低いパフォーマンス
- 警告 - 低いパフォーマンス、ライトスルー・キャッシュ
- 警告 - 予測障害、低いパフォーマンス
- 警告 - 予測障害、ライトスルー・キャッシュ
- 警告 - 予測障害
- 警告 - 予測障害、低いパフォーマンス、ライトスルー・キャッシュ
- 警告 - ライトスルー・キャッシュ
-
Oracle Exadata System Softwareリリース11.2.3.1.1以前:
- 正常
- critical
- 低いパフォーマンス
- 予測障害
- 存在しない