- メンテナンス・ガイド
- Exadataデータベース・サーバーの保守
- Oracle Exadata Database Serverの再イメージ化
- 再イメージ化したデータベース・サーバーのクラスタのための準備
2.12.6 再イメージ化したデータベース・サーバーのクラスタのための準備
このタスクでは、初期インストール時に、再イメージ化したベア・メタルのデータベース・サーバーに確実に変更が加えられるようにする方法について説明します。
- 動作しているデータベース・サーバーのファイルを参照して、次のファイルの内容をコピーまたはマージします。
/etc/security/limits.confファイルの内容をコピーします。/etc/hostsファイルの内容をマージします。/etc/oracle/cell/network-config/cellinit.oraファイルをコピーします。/etc/oracle/cell/network-config/cellinit.oraファイルを、交換サーバーのifcfg-bondib0インタフェース(アクティブ-パッシブ・ボンディングの場合)またはib0およびib1インタフェース(アクティブ-アクティブ・ボンディングの場合)のIP_ADDRESSで更新します。/etc/oracle/cell/network-config/cellip.oraファイルをコピーします。すべてのデータベース・サーバーでcellip.oraファイルの内容を同じにする必要があります。- 10GbEなど、追加ネットワーク要件を構成します。
modprobe構成をコピーします。すべてのデータベース・サーバーで構成ファイルの内容を同じにする必要があります。
- Oracle Linux 5または6: このファイルは
/etc/modprobe.confにあります。 - Oracle Linux 7以降: このファイルは
/etc/modprobe.d/exadata.confにあります。
- Oracle Linux 5または6: このファイルは
/etc/sysctl.confファイルをコピーします。すべてのデータベース・サーバーでファイルの内容を同じにする必要があります。cellroute.oraを更新します。/etc/oracle/cell/network-config/cellroute.oraファイルのコピーを作成します。新しいノードでローカルのInfiniBandインタフェースを使用するように、交換サーバー上のコンテンツを変更します。- データベース・サーバーを再起動し、ネットワーク変更を有効にします。
- グループを追加して、交換データベース・サーバーにソフトウェア所有者のユーザーを設定します。ロール別管理を使用している場合、通常、ユーザーは
oracleおよびgridです。単一のソフトウェア所有者を使用する場合、通常、ユーザーはoracleです。グループ情報は、動作しているデータベース・サーバーで使用できます。- 動作しているデータベース・サーバーから現在のグループ情報を取得します。
# id oracle uid=1000(oracle) gid=1001(oinstall) groups=1001(oinstall),1002(dba),1003(oper),1004(asmdba) groupaddコマンドを使用して、グループ情報を交換データベース・サーバーに追加します。# groupadd -g 1001 oinstall # groupadd -g 1002 dba # groupadd -g 1003 oper # groupadd -g 1004 asmdba- 動作しているデータベース・サーバーから現在のユーザー情報を取得します。
# id oracle uid=1000(oracle) gid=1001(oinstall) \ groups=1001(oinstall),1002(dba),1003(oper),1004(asmdba) - ユーザー情報を交換データベース・サーバーに追加します。
# useradd -u 1000 -g 1001 -G 1001,1002,1003,1004 -m -d /home/oracle -s \ /bin/bash oracle - Oracle BaseとGridのホーム・ディレクトリ(たとえば、
/u01/app/oracleと/u01/app/12.2.0.1/grid)を作成します。# mkdir -p /u01/app/oracle # mkdir -p /u01/app/12.2.0.1/grid # chown -R oracle:oinstall /u01/app cellip.oraファイルとcellinit.oraファイルの所有権を変更します。通常、所有権は
oracle:oinstallです。# chown -R oracle:oinstall /etc/oracle/cell/network-config- リストアしたデータベース・サーバーの安全を確保します。
# chmod u+x /opt/oracle.SupportTools/harden_passwords_reset_root_ssh # /opt/oracle.SupportTools/harden_passwords_reset_root_sshデータベース・サーバーが再起動されます。プロンプトが表示されたら、
rootユーザーとしてログインします。新しいパスワードが要求されます。他のデータベース・サーバーのパスワードrootと一致するパスワードを設定します。 - Oracleソフトウェア所有者のパスワードを設定します。通常、所有者は
oracleです。# passwd oracle
- 動作しているデータベース・サーバーから現在のグループ情報を取得します。
oracleアカウント用にSSHを設定します。- 交換データベース・サーバーで
oracleアカウントにログインします。# su - oracle - Oracleクラスタのサーバーをリストする交換データベース・サーバーの
dcliグループ・ファイルを作成します。 - 交換データベース・サーバーで次のコマンドを実行します。
$ dcli -g dbs_group -l oracle -k - 終了し、
oracleユーザーとして再度ログインします。$ exit # su - oracle - SSHの同等性を検証します。
$ dcli -g dbs_group -l oracle date
- 交換データベース・サーバーで
- カスタムのログイン・スクリプトを動作しているデータベース・サーバーから交換データベース・サーバーにコピーするか設定します。
次のコマンドのreplacement_serverは、新しいサーバーの名前(
dm01db01など)です。$ scp .bash* oracle@replacement_server:.