2.11 スナップショット・ベースのバックアップを使用したOracle Linuxデータベース・サーバーのリカバリ
Oracle Linuxを実行するデータベース・サーバーのファイル・システムは、データベース・サーバーで重大な障害が発生した後またはサーバー・ハードウェアを新しいハードウェアに交換した後に、スナップショット・ベースのバックアップを使用してリカバリできます。
たとえば、すべてのハード・ディスクを交換すると、システムの元のソフトウェアはトレースできません。これは、ソフトウェアの完全なシステムの交換と似ています。さらに、障害状態になる前にデータベース・サーバーが正常であったときに取得したLVMスナップショット・ベースのバックアップを使用するデータベース・サーバーの障害リカバリ方法を提供します。
この項で説明するリカバリの手順には、ストレージ・サーバーまたはOracleデータベースに格納されたデータのバックアップやリカバリは含まれません。バックアップとリカバリ手順は定期的にテストすることをお薦めします。
- データベース・サーバーのスナップショット・ベースのリカバリの概要
リカバリ・プロセスは複数のタスクで構成されます。 - Oracle Linuxデータベース・サーバーのリカバリ - パーティションをカスタマイズしていない場合
カスタマイズしていないパーティションを使用している場合は、スナップショット・ベースのバックアップを使用してOracle Linuxデータベース・サーバーをリカバリできます。 - Exadata X10Mデータベース・サーバーのリカバリ - パーティションをカスタマイズしている場合
この手順では、パーティションをカスタマイズしているときに、RoCEネットワーク・ファブリックを使用してOracle Exadata X10Mデータベース・サーバーをスナップショットベースのバックアップからリカバリする方法について説明します。 - Exadata X9Mデータベース・サーバーのリカバリ - パーティションをカスタマイズしている場合
この手順では、パーティションをカスタマイズしているときに、RoCEネットワーク・ファブリックを使用してOracle Exadata X9Mデータベース・サーバーをスナップショットベースのバックアップからリカバリする方法について説明します。 - Exadata X8Mデータベース・サーバーのリカバリ - パーティションをカスタマイズしている場合
この手順では、パーティションをカスタマイズしているときに、RoCEネットワーク・ファブリックを使用してOracle Exadata X8Mデータベース・サーバーをスナップショットベースのバックアップからリカバリする方法について説明します。 - Exadataデータベース・サーバーX7またはX8のリカバリ - パーティションをカスタマイズしている場合
次の手順では、パーティションをカスタマイズしているときに、InfiniBandネットワーク・ファブリックを使用してOracle Exadata X7またはX8 Oracle Linuxデータベース・サーバーをスナップショットベースのバックアップからリカバリする方法について説明します。 - Exadata X6以前のデータベース・サーバーのリカバリ - パーティションをカスタマイズしている場合
次の手順では、カスタマイズしたパーティションを使用しているときに、Oracle Linuxを実行しているOracle Exadata X6-2以前のOracle Exadata Database Serverをスナップショット・ベースのバックアップからリカバリする方法について説明します。 - Oracle Exadata Database Machineエイス・ラックのOracle Linuxデータベース・サーバーのリカバリ後の構成
親トピック: Exadataデータベース・サーバーの保守