5.20 Oracle VMデプロイメントのリカバリ
重大な障害が発生してOracle VMが損傷した場合や、サーバー・ハードウェアを新しいハードウェアに交換した場合は、スナップショット・ベースのバックアップからOracle VMをリカバリできます。
たとえば、すべてのハード・ディスクを交換すると、システムの元のソフトウェアはトレースできません。これは、ソフトウェアの完全なシステムの交換と似ています。さらに、障害状態になる前にデータベース・サーバーが正常であったときに取得したLVMスナップショット・ベースのバックアップを使用するデータベース・サーバーの障害リカバリ方法を提供します。
この項で説明するリカバリ手順には、ストレージ・サーバーやOracle Databaseのデータのバックアップまたはリカバリは含まれていません。バックアップとリカバリ手順は定期的にテストすることをお薦めします。
- データベース・サーバーのスナップショット・ベースのリカバリの概要
Oracle VMのリカバリは、一連のタスクで構成されています。 - シナリオ1: 管理ドメインとそのユーザー・ドメインのバックアップからのリカバリ
管理ドメインとそのすべてのユーザー・ドメインは、バックアップからリカバリできます。 - シナリオ2: 管理ドメインの再イメージ化とバックアップからのユーザー・ドメインのリストア
この手順では、管理ドメインを再イメージ化し、すべてのユーザー・ドメインを再構築します。 - シナリオ3: スナップショット・バックアップからのユーザー・ドメインのリストアおよびリカバリ
この手順は、消失または損傷したユーザー・ドメインのファイルをユーザー・ドメイン内で作成したスナップショット・ベースのユーザー・ドメイン・バックアップからリストアするために使用します。
親トピック: Oracle VMユーザー・ドメインの管理